

活動報告 クラファン残り1日
ご支援いただいた皆様へ
ついにクラファン残り1日となりました。ここまで頑張れてこれたのは皆様の応援が
あったからこそです。心から感謝申し上げます!!グランドフィナーレまで一緒に駆け
抜けていただけたらと思います。
今一度、お力添えをお願いいたします。
父と母が遺した『民宿ますや』には数々のエピソードがありました。今回はご支援し
ていただいた皆様に民宿ますやを知っていただきたく、エピソード3を紹介いたします。
父と母と一緒に民宿ますやで過ごしたあの日々は幸せでした。そんな日々を皆さんにも
読んでいただけると嬉しいです。
エピソード3『スプーン曲げ』
私の父は超能力、UFOといったたぐいの話が大好きだ。小学生の頃、そういった番組
があると二人でよくテレビにかじりついていた。当時、ハンドパワーと言っていたMr.マ
リックがスプーン曲げをして、日本で大ブームとなっていた。
いつものように二人でテレビを見ているとMr.マリックがスプーンを曲げていた。父が
少し興奮ぎみに言った。
「やってみるか。まさよし、下からスプーンを持って来てくれ。」
「うん。」
我が家は民宿だ。大きなスプーンはたくさんある。何本かスプーンを持って急いで父
のいる二階に向かった。大きなスプーンを手にした父はかなりの興奮状態。鼻息がいつ
もより荒くなっていた。スプーンを持った父が精神統一をはじめた。何かいつもとは違
う父の姿があった。
「いくぞ。えいっ!!!」
「と、父ちゃんっ!!」
スプーンは…びくともしなかった。父は何度も挑戦するがその度、スプーンにはね返
された。悔しそうな父。すると、
「曲げてやる。絶対に曲げてやる~。」
父の目つきが変わった。目が血走っている。再びスプーンを持った父。上腕二頭筋がぷ
るっていた。
「うりゃ~。∓≡⊂∝∑∮∂」
スプーンはバキバキに曲がった。父にとってハンドパワーなんてもはやどうでもいい。ただ目の前にあるスプーンを曲げることに意味があるのだ。
「とっ、父ちゃん!!!」
「お前もやってみるか。」
私ももはや超能力など、どうでもよかった。曲がったスプーンが何個も畳の上に転がっ
ていった。私たちの怪しげな行動を感じとった母が
「あんたたち、何やってんの!!!」
と雷を落とした。
今でも民宿のスプーン入れには、あのときの曲がったスプーンがさびしそうに置いて
ある。あんなに曲がったスプーンは誰も使うはずがないのに…。
本日の教訓: スプーン曲げは1人につき1個まで
この道の先に、皆さんの笑顔と会えますように





