【北米上映ツアー34,35日目】34日目は次の上映会場であるオレゴン州コーバリスへ移動しました。35日目、コーバリスでの上映会は、オレゴン大学の科学史家がドイツから遠隔で主催準備をしてくれました。質疑応答では今までになかった興味深い質問が出ました。特に「映画のタイトル『サイレント・フォールアウト』の『静か』な意味は何か」という質問には、「核に無関心な方々にもっと騒いでもらい、事実を知ってほしいという願いを込めて、このタイトルをつけました」とお答えしました。日本の原子力産業による放射能被ばくの証拠について問われた際には、アメリカでは原発周辺で乳がんの発症率が高いこと、日本では狭い国土に多くの原発があるため全国的に乳がんの発症率が高いこと、そして科学的には日本の国土の3分の1は人が住むべきではないとされているが政府は安全だと言っていること、日本の食べ物にも核物質が含まれていること、これと同じようなことがアメリカでも起こっているという現状を伝えました。





