
こんにちは!絵本プロジェクトの やまぎしみゆき(文章担当)です。
いつもご支援ありがとうございます!
さて、今日は制作秘話シリーズ、その3。
前回までは「絵本を作ろうと決めたもののウダウダしていた話」を書いていましたが、今回はようやく絵本作りに着手します!
ある日、かとさんから連絡が来ました。
スクールソーシャルワーカーを題材にした絵本を作る話をしたら、賛同してくれるスクールソーシャルワーカー仲間で、しかも三重県社会福祉士会三泗支部の会員が、「一緒にやりたい」と言ってくれている、と。
彼女の名前はおかさん。やまぎしとは面識がありません。
そこで、まずはLINEグループを作りました。グループ名は絵本プロジェクト!2024年3月22日。絵本プロジェクト、誕生です!
4月21日。
かとさん、おかさん、やまぎしは、初めて四日市市内のカフェで顔を合わせて、ミーティングを行いました。
記念すべき初回ミーティングのミッションは、「物語のプロットを決めること」です。
絵本作りにあたって、やまぎしはどうしても譲れない一線がありました。
それは、スクールソーシャルワーカーを男性にすること。三泗支部内で活躍するスクールソーシャルワーカーは女性が多く、スクールソーシャルワーカー、イコール女性の仕事、と子どもたちに無意識に覚えてほしくなかったからです。
プロットづくりは、結果的には、ブレインストーミング方式になりました。
かとさん、おかさんから出てくるスクールソーシャルワーカーあるある…たとえば、「学校では先生と呼ばれがちだけど○○さん、と呼んでもらうようにしている」。
では、物語のスクールソーシャルワーカーは、「○○さん」。パッと見て名字だと分かって、感情移入しやすいように、学校ごとに教職員に1人はいそうな名字…うん、これでいこう!
この日の成果は…
冒頭の写真の手書きのジェノグラム(兼エコマップ)と、タイトル「タナカさんとボクのくつ」が決まったことでした。
ここでジェノグラムにしてしまうあたりは、さすがは社会福祉士、というべきなのでしょうか…?
さて、これはプロットと言えるのか。ここから物語になるのか…。
やまぎしは、このジェノグラムをもとに、物語を作る孤独な戦いに挑みます。
初稿が完成したのは、初回ミーティングから約1か月後の5月22日でした。
初稿は2,200文字。
今、2024年度の絵本プロジェクトを振り返って、一番つらかった時間を尋ねられたら、私は迷わずこの「初稿ができるまでの1か月間」だと答えます。
さて、いったん物語(初稿)ができてストーリーを共有することができるようになりましたが、これを絵本にするためには、絵を描く人を見つけなければなりません。
果たして、絵を描いてくれる人は見つかるのか?
それはまた次回以降に。
さて、クラウドファンディングですが、皆様のおかげで「見たよ!」「がんばってるね!」のお声をいただくことが多くなりました。
ご支援いただいた人も130人を超えて、本当に感謝の言葉しかありません。ありがとうございます。
まだ確定していないのでご報告できませんが、寄贈を受け入れてくれる学校や施設にも、少しずつ働きかけを行っています。
本当に細部までこだわって思いを込めて作った絵本を、1人でも多くのこどもたち、こどもに関わる全ての人に届けたいのです。
引き続き、どうかご支援や周知・拡散をよろしくお願いいたします!






