
こんにちは!絵本プロジェクトの やまぎしみゆき(文章担当)です。
いつもご支援ありがとうございます!
さて、今日は制作秘話シリーズ、その11。
前回は「1月になって芸術監督さくらいさんが表紙を差し替えたけれど、なんかいい感じになった!」というお話でした。
余談ですが、ちらほらと「制作秘話を楽しみにしています」とのお声をいただいて嬉しい限りです。
ちゃんとプロジェクト終了までに書きあげます!
ちなみに今回の写真は「ツインテールの髪型が描けない!」と芸術監督さくらいさんが言ったので、モデルになっているやまぎしです。(これが本当の制作秘話かも)
さて、12月から作画作業に本腰を入れた私たち。
12月と1月はそれぞれ7回集まって作業しています。このころ、どんどん画用紙が埋まってカラフルになっていくので、私たちも気合と集中力も二次曲線のように上がっていっていた頃でした。
表紙変更とほぼ同じタイミングだったと思います。
ある日、かとさんが言いました。
「この絵本って、こどもに読んでもらいたいから、あえて難しい制度の話とか、全然書いてないでしょ?この絵本を手に取ってもらった先生のために、あとがき書かない?」
「いいねえ!」
とやまぎし。他のメンバーも「書こう書こう!いいねえ」と好感触。
集まって作業している間にあとがきなんて書いている余裕はありませんので、主にグループLINEで案を出し合いました。
「私たちは社会福祉士です。単に優しくて親切な人ではありません」という一文が譲れないやまぎし。
「社会福祉士のお仕事を知ってほしい その気持ちを伝える1つのきっかけとしてこの絵本を作りました」というキラーフレーズを出してくる芸術監督さくらいさん。「私の頭の中にある社会福祉士を書いてみた!」というおかさん。
この日は金曜日だったのですが、今数えてみたら、延々と議論をしていて、コメント数が60近くありました。
そうです。話がまとまらないのです…。
ちょうどこのころ、三重県社会福祉士会の理事会があり、当時の支部長が途中経過を報告する場がありました。そこで具体的にどのような報告があったのかは、やまぎしは知らないのですが、そうしたら、なんと…
数日後に、三重県社会福祉士会の会長から「あとがき案」が送られてきました…
それを読んだプロジェクトメンバーは、「これだ!」となりました。
少し修正をさせていただきましたが、さすが会長でした!
(実は見るに見かねて書いてもらったのかも…と、今さら怖くて真相は聞けません…)
絵本をお手に取っていただいた方は、ぜひあとがきもご一読くださいね。
そんなこんなで1月も終わろうとしていますが、まだ最終ページが全く描けていません。そこには最後の大バトルがあったのですが、それはまた次回に。
さて、クラウドファンディングのご支援額は目標の115万円に届こうとしています。特に最近ご支援いただいた方は遠くの地域にお住いの方が多くて、支援の輪が広がっていることを実感します。本当に、本当にありがとうございます。
70日間のチャレンジも残すところあと10日です。
さくらいさんは、最初から最後まで同じことを言っていました。
「誰かの手に届けるものだったら、下手でも丁寧に描け!」と。
私たちはそれを忠実に守って、決してプロのレベルではないけれど、私たちの思う社会福祉士の姿を、丁寧に丁寧に描き上げました。
こうやって作り上げた絵本。どうか、1人でも多くのこどもやこどもに関わる全ての人に届けたいのです。
あと10日です。どうか引き続き、ご支援とご協力をよろしくお願いいたします!






