
こんにちは!絵本プロジェクトの やまぎしみゆき(文章担当)です。
いつもご支援ありがとうございます!
さて、今日は制作秘話シリーズ、その10。
前回は12月に、「ようやくひろさん合流するも、芸術監督さくらいさんに進捗をダメ出しされた」というお話でした。
とにかく、四の五の言っている場合ではありません。
12月は7回集まって作業をしました。多いときは週3ペースです。だいたい18時に集合して、解散は22時過ぎのペースになっていました。
背景を担当しているかとさんはひたすら描く。描いたところで色を塗れる部分はひたすら塗る。背景は主にかとさんが、人物は主にやまぎしが塗っています。
おかさんは、10月からひたすら表紙の黒板を塗っています。ひろさんも、せっせと小物を塗っています。
1月になり、芸術監督さくらいさんが戻ってきての第一声は「みんな頑張った!!」でしたが、私たちが仕上げた絵をじっと見て、思わぬ提案があったのです。
「でもさ、これ…中表紙本当にすごいよね、目を引くよ。表紙と中表紙、入れ替えた方が良くない?」
実は、現在の表紙は当初は中表紙の予定だったのです。
表紙は、かとさんが描いてくれたボロボロの靴を大きく配置した白背景の絵の予定でしたが…たしかに、おかさんがひたすら塗ったこの黒板の表紙、迫力ありすぎない?
かとさんが描いたボロボロの靴は別のページに転用するとして、じゃあ中表紙はどうする?とみんなで意見を出し合いました。
さくらいさんの意見は、あくまで中表紙なので、小さなカットをさりげなく。
「ボクのしんどさとか息苦しさが垣間見える感じがいいと思うんだけど」とやまぎし。
「タイトルに合わせてタナカさんを描いちゃう?」とさくらいさん。
「学校が舞台ってことが分かる感じがいいけど、でも表紙がこれだしね」とひろさん。
そのとき、おかさんが「あ!」と言いました。
「靴箱!学校の靴箱はどうですか?私たちスクールソーシャルワーカーが学校を訪問したときに必ずチェックする靴箱!」
かとさんもはっとして「いいねえ!1つだけボロボロの靴を入れて、そして同じクラスに休んでいる子もいるって表現したいよね!」と。
やまぎし一人でも、さくらいさんだけでも出てこなかった視点でした。
さすが、現役のスクールソーシャルワーカーさんたちでした。
(今回のお話は、6月1日の活動報告の予告の回答編でした)
さて、1月は必死で作画を進めながらも、まだあれやこれやでドタバタするのですが、それはまた次回に。
さて、クラウドファンディングのご支援額は目標額の75%に到達しました!
ご支援いただいた皆さまは全国各地から220名を超えました。本当に、本当にありがとうございます。
プロジェクトも残り12日となりました。
70日間のチャレンジも残すところあと2週間を切りました。
私たちが素人なりに下手なりに、それでも誰かの手に渡って、社会福祉士やスクールソーシャルワーカーに夢を持ってもらう日を夢見て、とにかく丁寧に心を込めてつくった絵本です。
どうか、どうか、私たちの夢をかなえてください。
皆様のお力添えて、1人でも多くのこどもやこどもに関わる全ての人に、この絵本を届けたいのです。
どうか引き続き、ご支援とご協力をよろしくお願いいたします!






