
クラファン公開に伴い、ARES Project を支えるメンバーたちの想いをお届けします。
第11弾は、ロボットアーム機構を担当する、Miyopi。
東京班には唯一無二の温厚すぎる性格の持ち主のMiyopi。ロボット開発は未経験のままこの団体に飛び込んできてからかれこれ3年が経つ。今では私 (Ryoji) の知らない機能まで使いこなし、彼の存在なしでは私たちのロボットアームはここまでのレベルに成長しなかっただろう。時おり見せるみよし現象は、チームの笑顔を作り、笑いを大切にする私たちには欠かせない存在だ。
これからの東京機構を担っていく期待の星でござんす★
MIYOPI : ロボットアーム機構
✴︎ ARES で担当していること
ARESでは、東京班でロボットアーム機構の設計、組み立てを担当しており、特にエンドエフェクタの開発を中心に取り組んでいます。エンドエフェクタは大会の各ミッション内容によって求められる機能が異なるため、その要求に応じて機構を柔軟に設計・改良していく点が難しくもあり,最も面白い部分だと感じています。現在も、限られたスペースや重量制約の中で,確実に動作しミッションを達成できる構造を実現するために試行錯誤を重ねています。
活動を通して、期限内に成果を出すことの難しさを実感するとともに、チームで連携しながら進める際のコミュニケーションの重要性を強く学んでいます。特に,設計から製作,動作検証までを一貫して行う過程で,メンバー間の情報共有の精度や作業効率が成果に直結することを実感しており,技術と組織運営の両面で多くの学びを得ています。今後も,技術面だけでなくチームワークの面でも力をさらに付けていきたいと考えています。


✴︎ 大切にしていること
開発において大切にしているのは,「目的を正確に理解し,その要件を確実に満たす機構を設計すること」です。どんなに複雑な構造でも,最終的にミッションを達成できなければ意味がないと考えています。そのため,まずは与えられた課題やミッション内容を分析し,必要な動作や性能を整理することから始めています。また,設計段階では細部までこだわり,0.01ミリ単位の誤差も見逃さないようにしています。さらに,複数案を並行して設計し,それぞれを比較・検討しながら,よりコンパクトで洗練された形へとブラッシュアップすることを意識しています。こうした姿勢は,ARESでの経験を通じて培われたものであり,妥協せず試行錯誤を重ねることを意識して開発しています。
✴︎ 今後ARESで挑戦したいこと
今後は,より高機能で柔軟なエンドエフェクタの設計に挑戦していきたいです。特に,指の形状設計ではフラクタル構造のような新しい形態を取り入れ,より多様な形状の物体を安定して把持できるようにしたいです。また,その性能を定量的に評価し,再現性の高いロボットハンドの開発につなげたいと考えています。加えて、アクチュエータによってエンドエフェクタを自動で着脱できる機構にも憧れています。人の手を介さずにタスクごとにツールを切り替えられるようになれば,大会のミッションへの対応力も大幅に向上すると考えています。





