
クラファン公開に伴い、ARES Project を支えるメンバーたちの想いをお届けします。
第14弾は、アーム制御で活躍するShinchan。
Shinchanは1年生で東京班に入ってくれて、先輩しかいない中、必死に食らいついてくる本当にパワフルな子です!いつもニコニコで先輩からも可愛がられてます。URCに向けてメキメキと成長しながらチームを盛り上げてくれます!しんのすけぇぇぇえええ!!

SHINCHAN : アーム制御
✴︎ ARES で担当していること
僕はロボットアームの制御を主に担当しています。
僕たちが目標としている大会であるUniversity Rover Challenge(URC)では、ミッションの1つとして「キーボードをアームで押す」というタスクがあります。その際に、アームに取り付けられたカメラを使って、どのキーがどの座標にあるかを計測できるようにする必要があります。そこで、それぞれのキーを機械が認識できるように機械学習をさせたり、カメラからキーボードまでの距離を算出し、そこから座標を出せるようなシステムを開発しています。
この領域に取り組む上で最も楽しく面白い瞬間は、自分で開発したシステムが想像通り動いた時です。僕は大学に入るまで、制御系の分野については全く触れたことがありませんでした。そのため、先輩たちからご指導もいただきながら常に試行錯誤の連続です。コンピュータは良くも悪くもとても正直者で、少し指示の仕方を間違えてしまっただけでも正常に動かなくなってしまいます。さらにシミュレーション上でうまく動作したとしても、実機となるとうまくいかないケースもしばしば。しかし、そんな状況を経験した上でようやく想定通り動いてくれた時の達成感はこの上ないものです。
また、ARESに入るまでは少ない人数でものづくりをすることが多かったのですが、1つの目標に向かって、高い能力を持った多くのメンバーと、1つのモノを創ることの面白さも日々学んでいます。

✳︎ 大切にしていること
僕が開発などに取り組む際に大事にしているのは、「まずやってみる」という姿勢です。
機械やプログラムは、頭の中でいくら考えても動きません。実際に手を動かしてやってみてはじめて、それがうまくいくのかあるいは改善の余地があるのかがわかります。そして失敗を通して得た経験こそが、次の工夫や成長につながると考えています。
この考え方はものづくりに限らず、あらゆる挑戦において共通することです。失敗を恐れずに行動する、もし仮に失敗したとしてもそれはそれで面白いと思うことで、より情熱を持って物事に挑戦できると思っています。
✳︎ PASSION
僕はPMのダニシさんと同じく、宇宙飛行士になり有人惑星探査を行うことを目標としています。幼い頃から宇宙に対して漠然と興味があり、宇宙へ実際に行き未知の世界を調べることができる宇宙飛行士という職業に憧れを抱いていました。年齢を重ねるにつれてその憧れは夢へ、そして目標へと変わり、現在は探査ロボットのエンジニアとして宇宙飛行士となり、そのロボットと一緒に惑星を探査したいと考えています。この目標こそがARESの活動の原動力となっており、日々の開発に対して強いモチベーションを与えてくれています。

✴︎ 今後ARESで挑戦したいこと
かなり将来的な話にはなってしまいますが、現在開発しているローバーやアームを基盤として、実際に宇宙へ持っていけるロボットの開発に挑戦したいと考えています。
ARESのメンバーはそれぞれの能力が非常に高く、そんな方々と共に作り上げてきたローバーは、僕にとっても特別で大切な存在です。だからこそ、実際の火星探査を想定して作り上げてきたローバーを、いつか本当に宇宙に送り出したいと思っています。
2024年に日本の団体として初めてURCに出場したARESが、今度は学生団体として初めて、自ら開発した探査機を宇宙へ送る。
それは言葉にできないほど困難な挑戦ですが、そのぶん挑戦する価値も計り知れません。
これまでの活動で得た技術や知識、そしてメンバー1人ひとりの高い能力を結集させ、“地球の外”という新たなフィールドへ挑戦していきたいです。





