
「ただの角打ちなら、やらなくていい」正直、そう思っていました。
「さっと飲めるところ、なくなっちまったんだよな」
「光司の知識も勿体ねーべな」この言葉をかけてくれたのは、
地域の大先輩たちでした。地元のまちをよく知る人たち、
長く生きてきた人たちが、ふとしたときに漏らす“本音”。
まちのにぎわいが薄れて、人と人が顔を合わせ話す場所が減って、
地元のお酒も、ゆっくり語られる場を失っていく——
それって、もったいないことじゃないか?
そしてその中で心に引っかかっていたのは、
開けたとはいえ、長引くコロナ禍で人の流れも変わっていること。
ご贔屓にしていただいていた、お取引先様の閉鎖や廃業などで
「せっかくいい酒があるのに、伝える場所がなくなってきた」ということ
僕は酒屋の5代目であり、唎酒師であり、日本酒学講師でもあります。
日々、酒と向き合いながら、造り手の想いや土地の風景に思いを馳せてきました。
ただ酔うためじゃなく、背景を知って、味わって、語り合える場がほしい。
それが、「学べる角打ち」を始めようと思ったきっかけでした。
でも今、クラファン中盤。焦る気持ちも、正直あります。
届いてるのかなちゃんと伝えられてるのかなだからこそ伝えたい。
これは「酒屋の新事業」じゃない。
「地域の想いをつなぐ、ひとつの文化の場」をつくる挑戦です。
もし少しでも共感していただけたならこの想いを、あなたの言葉で広めてください。
そして応援してください。心よりお願いいたします。



