小学校教師で、2児の父、雄剛です。
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(事例)「できない子」なんていない。ただ、"段差"が足りないだけ。
「怖い……」
「なんか、うまく回れないんだよね」
マット運動でよく耳にする声です。
中でも「後転(後ろに転がる運動)」は、小学1年生の体育から登場するにも関わらず、6年生になっても苦手な子が多い技です。
頭が床に近づいてくる怖さ、うまく回れず斜めになってしまう感覚。そのまま「できなかった」という記憶が積み重なり、「自分はやっぱり運動が苦手なんだ」という思い込みに変わっていきます。
でも、実はその「できない」には、明確な原因と解決策があるんです。
今回は、後転ができなかった子どもが「できた!」と笑顔になれた、授業のエピソードをご紹介します。
後転を教えるとき、まず用意したのは“段差”。
跳び箱の踏み切り板とマットを使って、ちょっとした“下り坂”をつくります。
この工夫には、2つの理由があります。
1つは、恐怖心を減らすこと。
背中と頭がすでにマットについている状態からスタートできるので、「後ろに倒れるのが怖い…」という気持ちがぐっと和らぎます。
もう1つは、首への負担を減らすこと。
後転でつまずく原因のひとつが、首に負荷がかかりすぎてしまうこと。段差があるとスムーズに回転できるので、自然に「できた!」感覚が育まれます。
そして、慣れてきたら徐々に段差を減らしていきます。最終的には何も使わない状態に近づけていきますが、ここでさらに工夫を一つ。
お尻を着く位置にハンカチを置くんです。
このハンカチが目印になりますし、少しずつ位置を遠ざけていくことで、自然と勢いがついていきます。
こうして、ある日「くるんっ」と回れた瞬間・・・!
「できた!!」
その子の目が、光って見えました。
マット運動を始めとする器械運動は、つい「できた or できない」の二択になりがち。
でも、その間に、苦手な子は苦手な子なりの
「ちょっとできた」
「もう少しでできそう」
という気持ちが育まれるチャンスがたくさんあります。
こうした工夫をしていくことで、
「あー!できたー!」
「そうだよ!それそれ!その感覚を覚えておくんだよ!」
という達成感のやりとりが生まれます。
そんな“階段”をひとつひとつ設計してあげることが、子どもたちの自信につながっていきます。
ちなみに、このステップは家庭でもできます
布団を少し重ねて段差を作れば、同じように練習が可能です。実際に、うちの娘もそのやり方で回れるようになりました。
この書籍には、こういった体育の現場経験・知識を土台とした、「できた!」をつくる工夫、ストーリーが詰まっています。
体育が苦手な子も、自分なりの「できた」を感じられる。そのプロセスこそが、子どもたちの未来を支える心の土台、「自信」になると信じています。
ぜひ、お手に取っていただき、周りの方にもご紹介いただけたら嬉しいです。
引き続き、よろしくお願いします!
雄剛

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