小宮京です.今日は動物の背中の写真. 動物園にて、2匹がのそのそとすれ違ったところを撮りました.この並んだ瞬間だけを静止させると、なんだか物悲しいというかシュールというか、不思議な雰囲気です.まるで彼らは意識して背中を向けているようで. 背中の丸いシルエットも気に入っています.右下に落ちている花もちょっとだけ存在を出していて、この暗い写真に少しだけ華を持たせてくれています. ハイエンドコンデジしか持っていなかった頃に撮影したもの.確か買ったその日に撮った記憶があります.使い方も慣れていないもんで、それが粗さとして出ている気がしなくもないです…. - 話は変わりますが - さて、今日の写真の紹介は以上ですが、ブックについて少し書いておきます. 毎日ふと思い出したように「どんな見せ方がいいんだろう」と悩み、図書館やら古本屋やら写真集の店なんかをふらふらして見回ったりしています. 今日、なんとなくですが、大まかな見せ方を固めたところです.それに伴って、どこに製本をお願いしようかも定まってきました.近日中にサンプルを見に行くことにしています. プロジェクトの達成率は現在178%.100%をこえた分、当初の予定よりも質をあげて作るつもりです. 8月も最終週、9月に入ると展示の準備と並行して忙しくなります.仕事の合間を無駄にせず、出来るだけ多くの時間を写真活動へ注ぎたいです. では.また明日から1週間、頑張りましょう〜!
小宮京です.今日はこの写真です. - 水面 - 紅葉が映り込む水面です.ぼやっと水面を眺めているようなイメージ. 確か山を登ったところにあった、細い川の流れを撮ったと思います. - くすみの表現 - 暗い部分の色合いがイマイチ汚ないのはあえてなのですが、改めて見るともう一度ちょっと調整してみようかなーなんて.かといって明るくしたくもないしコントラスト下げるのもちょっと違う気がするし、彩度なんて上げたくないし…はてはてどうしたものか. ぼんやりと、虚ろに眺めたい、それに合うのは本当にこれなのか、自分に問いながら再度確認作業だけしてみます. 今日は短め.これから夜の撮影に出かけてきます.ではでは!
小宮京です. 今日の写真はグリーン.ある島で撮影した「壁」です. - フェチ? - 私、壁が好きなんです.壁だったり、テクスチャー的なものが好きみたいです.この壁も、通った瞬間、ゾッとしました. ややウェットな葉がざわざわと、不規則ながら綺麗に並ぶ様がとても魅力的.細かく見たくなる気持ちを写真におさめたつもりです. - きついとも見られるけども - 葉を浮き立たせたい為に、黒い下地を強調したくなってしまい…コントラストがきつい印象を与えがち.こういう時、以前は気づかされる度に「ヘタッピなんだ私は、間違っているんだ」とマイナス思考しかありませんでした.ただ、だからといって柔らかい優しい風味にして人に合わせるのも違うな、と、いうことで最近ようやく前向きに思うようになりました.自分がやりたいようにやったっていいじゃんか!と. ただ、なぜそうしたのか、と意識しながら作っていかなければ、胸張って「これでいいんです!」と言えない訳で.そこが日々どんどんやっていく中で疎かにならないよう心がけたいです. …この写真で言えば、その詰めの部分が「どうかな?時間かけたかな?」と変に残っています.そもそも衝動的にとりすぎたのかなあ、とも思ったり.気に入っている写真なのに、なぜか後味が悪い. 詰めに関してはこの写真だけではありません、今まで紹介している写真も、今後掲載していく写真も、まだまだ改良余地があるのです.まあ、数年前と今では感覚が若干変わっているでしょうし、スキルも多少は上がってい(ると願い)ます.見直す限り、ずっと変わり続けるのかもしれません.ただ、稀に「これで完全体だ!」と思えることもあります. その違いは、やんわりとわかっていますが、正直まだ上手く言い切ることはできません. 次回壁を撮るときには、一呼吸、いや二呼吸三呼吸とって落ち着いて撮ろうと思います.逃げるもんじゃありませんから(笑). では、皆さま良い週末を.私は明日ある所へ撮りに行ってきます.
小宮京です.暑い日がまた続いています.うちの愛犬も夏バテ気味です. 今日の写真は去年の夏に撮影したものにしました.浅草寺にて撮影した親友です. - ポーズをとるだなんて私じゃない - 先日親友と話していて、彼女が写った写真の話題でこんなようなことを言っていました. 「…極論だけど、ポーズをとるのって不自然.極論だけど.」 「同じところで同じポーズで同じカメラ(機材の設定で)撮れば誰でも撮れるじゃん、って写真より、あなたはもっと面白い写真をたくさん持っているとおもう.」 …と.彼女は、ポーズをして私に撮られたポートレートを気に入らないようで.私がいいなと思った写真でも、「あんますきじゃない」と言うのには、上記の理由があったのでした. さすが私の親友だな、と思い出すたび感謝しています. 私自身、ふとした瞬間を切り取る方が得意というか、好きなんです.私はモデルです、という意識がない相手、もしくはモデル(又は職業だったり何かしら表向きの顔)である人が気を抜いた一瞬、その人が周囲を忘れている一瞬にハッとしたりします. 勿論、その作品をつくる条件下によると思います.実際に10月に渋谷で展示する写真では、意識して静止した被写体を撮っていますし. でも、自分の核はそこにあるんだと再認識しています.ドキュメンタリー、繕っていない姿…それを記録したい、という気持ちが根底にあります. - 浅草を楽しむ彼女 - さて、今日は前置きが長くなってしまいました. 今日の写真を見ると、長い髪を振って楽しそうに回る彼女の口元がとても穏やかに感じられます.楽しそう. これが彼女のいう、ポーズしていない姿なのだろうと思います. 単焦点で、後ろを意識して屈んで撮った1枚.夕方にライトアップし始めた五重の塔が綺麗にボケていて、ジャポニズムと彼女の穏やかさがマッチした写真にできました. - ちょっとだけ - バランスはあまり良くないですね…空の隙間が気になる人もいることでしょう.色はもうちょっとだけ生っぽくしようと思います. ではでは、また. 今日は仕事が休みだったので、展示の会場打ち合わせをしてきました.展示についてはこちらと関係ありませんが、機会あれば少しだけ告知させてください. 明日は金曜です.皆さまファイトです、私も頑張ります.
小宮京です. 活動報告を読んでくださっている方々、ありがとうございます. - ふと見下ろしたキャベツ畑 - さて今日の写真は、キャベツです…収穫後のキャベツ畑、放置された葉たち. この日は親友と“聖地巡り”しようと、以前制作したしたmiraiの撮影地である神奈川県内の森へ数年ぶりに足を運びました.森までの道のり、森の中…ポイントごとに思い出して懐かしくなりながら、ただただ散策していました.夕方、帰りに通った坂道の横に畑がありまして、そこでみた風景がこの写真です.この角度から畑を見下ろすことも少ないなあと立ち止まり、取り残されたキャベツの葉と、薄暗いなかに浮き上がって見えた青い部分に力強さを感じて撮りました. 余談ですが、キャベツはもともと中国から来た野菜らしいですね.“甘藍”と書くのも、元は中国語なのだそうで. - 第一印象 - 写真を見たとき、まずは枯れた葉が広がる異様さに目がいくのかなと思います.それに対する青い部分.その対比がもっとうまく出せてもいいのかな、と思います.ちょっと全体的にビビッとなのかも?なんて. でも、インパクトをとればこの感じがベストな気もします. では、この辺で. 明日はどの写真にしましょう…!