小宮京です. クラウドファンディングも残り38日です.どこまで頑張れるのかな、とやや緊張しています. - uneco - 私にとって外せない写真、この写真. 2015年の年末…私が写真の活動をしたいなと思うようになってきた時期、ちょうど大学時代の後輩が「撮ってほしい人がいる」と紹介してくれて撮ったのが、uneco(うねこ). 彼女と初めて会ったのは鎌倉でした.ひとまずお茶しながら散歩しつつ撮りましょう、と江ノ島まで行き、あちこちで撮影した中の1枚がこれです. 寒空の中、コートを脱いで一通り撮影し終わり、さて移動しようとコートを羽織る瞬間にとったものです.コートを羽織る姿で「ああこの子に会えてよかった」と思い、シャッターを切っていました. 風で乱れた髪に、彼女の振り向く顔に、コートを持つ手と袖に通す腕.とてもファッショナブルな一瞬です. - 躍動か、それとも - とっさに撮ったこともありブレてしまっています.そもそも手ブレに関して無頓着だった当時です.スキル面でいえばボロボロに言われるであろうものですが、これに関しては私なりに満足している1枚なのです.後ろの波も、上手に撮る人はもっと鮮明に写すかもしれませんし、今の私だったらまた違う写真になるはずです. でも、この時の私とuneco、そしてこの瞬間の記録であることを思うと、これで満足なのです. 強いていえば、わずかに見えている夕焼けを、この時の雰囲気を出すためにもう少しうまくレタッチできればなあ、と思います. ちなみにフォトブックにはこの日の写真を他にも載せる予定です.それはお手元に来てからのお楽しみということで、記事には載せません. それでは明日もよろしくお願い致します.
小宮京です.今日もワークショップのグループ展より. 私にとってこのワークショップは本当に欠かせないもので、もしこれに参加する機会がなければ今のような活動はできていなかったと思います.自由にやってもいいんだ、と教えてくれた大切な存在です. - 演出された風景? - …写真のタイトルは「特権を得る人々」.この年のグループ展のテーマが「中央線」だったので、撮り溜めていた沿線の写真から、吉祥寺の井の頭公園で撮影した写真をチョイスして出展しました. 公園で楽器を演奏する人、近くにたまたま座っていた人はそのBGMに耳を傾ける…都会の、居心地のいい公園で.全く、なんという特権でしょう.ある種の優越感もあるような気がします.この感覚、田舎育ちの私だからこそなのかもしれませんが. ステータス、という言葉も出てきますね. この風景を見たときはちょうど夕方、外灯がつき始めたころです.明かりがちょうどスポットライトのように感じられ、まるでそこはオンステージ.池の眺めを背に演奏する彼らもまた、無意識に特権を感じているようでした. 因みに、池の反対側からこの写真を撮った後、彼らに近くに寄り、さらに撮影していました.そんな私もまた、特権を得たような気分だった気がします. - 構図の甘さ - グループ展である写真家の方から、中央に彼らが綺麗に収まってないことを指摘いただきました.私としては、右側に観客のように座っている男性がいるので、あえて微妙に左に寄せてはいたのですが.でも確かに、必要のない地味な調整だなあ、と後から思いました.場合によるでしょうが、これはど真ん中の方が、気持ちがいいです. そしてこれまた地味ではありますが、水面に反射している奏者二人の影も見せたいところ.そう考えるともう少し池が見えていてもいいのかな….こればかりは元から写っていない部分なので、残念ながらこのままです. まだまだ修行が足りませんな.ブックにはどう載せられるかどうか…お楽しみに. では、また明日.また一週間頑張りましょう.
小宮京です.今日は以前ワークショップの展示した写真から、1枚. 流動、というタイトルです. - 夕日と風と- ワークショップでの撮影でリビエラ逗子マリーナに行った際、ボートに眩しく反射していた空を撮りました.海の香りは私にとって新鮮で、久々に行った海すごく爽快感だったのを覚えています. - やはり色 - 青がうまく表現できておらず、不自然になってしまいました. 私にとってこのときの光景にはある意味異世界を感じてはいましたが…もっと自然に近い色味を目指したいです. 短すぎますかね、これくらいさくっと書いた方が続けやすいのでこうします.語りたいときにはたくさん書くかもしれません.では!
小宮京です. 昨日に続いて蓮子です.こちらも同日に撮ったもので、葉の曲線と緑、そしてまだらな影に艶やかさを感じ、撮影しました. 以前はモデルの子と一緒に歩きながらの撮影をすると、ついひたすら相手を見てばかり、撮ってばかりでした.去年ようやくこの日の散歩で、モデルがいても撮りたいように風景も落ち着いて収めることができ、ストーリーを考える余裕も出始めました.これだったのかと感覚を掴めた自分がいたのを覚えています.それに、自分が撮りたい対象がようやく分かってきたかも、と思った時期でした. ホームページには、彼女のポートレートと風景写真を組み合わせてアップしています.フォトブックでもうまく組写真として出せたらいいなと考えています. - GREEN - 緑が好きで、よく葉を撮ったり緑の多いロケーションで撮影をします.緑の中でも、沈んだ緑、深緑で、青み寄りのものが好きです. 伝統色で言えば「天鵞絨(びろうど)」というものが近いようです. - 好きこそものの - …上手なれ.ということで、緑の表現をうまく出来るようになることが今後の課題です.私の好きな緑、自分らしい緑の表現、理想の緑….やっていく中でこれもまた試行錯誤していきたいです. この写真に関して言えば、全体的にちょっとキツすぎる、緑と黒のコントラストがもう少し柔らかくてもいいかな、と思っています.艶やかさに強さをプラスしたい感覚はあるのですが、それでもせっかくの蓮子の繊細さを潰さないような調整ができればベストです…ブックではどんな色合いで仕上げられるかなあ.私自身もちょっと楽しみであると同時に、ここはうんと頑張らないとまずいな、と思うところであります. - 自分に見えたものを - 自分にとってどう見えるか、どう伝えたいか、をしっかりプラン立てしてからレタッチすること、とある方から教わりました.感覚的に、衝動的に作業に入ってしまうので、よくその辺は疎かになってしまいます.緑に限らず、これを機に習慣化できればと思います. ということで、今日はここまでです. 因みに今日はフィルム(モノクロ)の撮影〜現像、プリントの勉強をしてきました.人生で初めて、暗室での作業をしました.普段デジタルばかりなので非常に新鮮でしたよ…またどこかの機会でご報告します. 明日も良い休日となりますように.
小宮京です. この蓮子の花の写真はブックに入れること99%確定です. - 色気 - 花はしばしば色気あるような表現で言われますが、とくにこの蓮子のような色味、曲線を持つ花にはグッときます.また、仏教では死後の世界に咲く花と言われたりと、独特な雰囲気がありますよね. 花の中心、花托(かたく).それが陰りつつちらと見えるすがた、花びらの淡いグラデーション.勝手に恥じらいを感じて、撮った1枚です. どこかといえば、お決まりのあの池.モデルをしてくれた知人と散歩しつつ撮影しつつの中で撮りました.なんとなく、その場にいた彼女とも重なって見えました. - 後ろの緑が… - 背景の緑、要は後ろにある蓮の葉の色なのですが、くすんでしまっているのでこのままでいいものかと今見ると思います.ブック用に再調整する際、試行錯誤してみます. それでは、今日は短く納めてこの辺で. 明日はフィルム現像の勉強をしてきます.皆様もよい週末を.