
監督の泊です!
前回投稿した活動報告では「映画の製作スケジュール(前編)」をお話しました。
今回は後編!!
長い長いプリプロ(企画と準備)の期間を経てやっとここでプロダクション(撮影)入ります。
ここが世間的には一番“映画っぽい”ところです。
カメラがあって、照明があって、役者がいて、「本番!」と言うわけです。
ここが花形ですね。
でも、全体で見るとここは意外と短くて。
『冤罪のつくりかた』は、3ヶ月くらいの撮影期間だったんですが、実際に撮影したのは16日間です。
これ、知らない人には意外かもしれないですね。
3ヶ月ずっと撮っているわけじゃない。
撮影期間中も、撮影だけじゃなくスポンサー集め、広告宣伝、クラファンをしていたし、別の短編映画(広告用)も撮っていました。
インディーズで映画を作るというのはそういうことです。
撮る人間が、営業もやる。
資金繰りもやる。
宣伝もやる。
別案件も回す。
全部やる。
そして次にポスプロ(編集と仕上げ)。ここもまた長い。
撮影が終わると、周りからは
「もうあとは完成待ちですね」
みたいに言われることがあります。
いや、全然そんなことはない。むしろここからがまた長い。
ポスプロは主に編集。
撮った素材を組み立てて、作品として仕上げていく作業です。
ほぼ完成しても、細かい調整が続くんですよね。
この“細かい調整”が、地味に一番しつこい。
テンポを少し変える。
このカットは1秒短くする。
この表情はもう少し残す。
説明を減らす。
逆にここは少し足す。
そんなことを編集担当が延々とやってくれます。
さらにMAという整音作業もある。音を整える工程です。
これがまた大事。
音が不安定だと一気に作品の没入感が落ちるんです。
映画って、映像だけでは成立しない。音も含めて映画だと、改めて思います。
映画制作は、派手そうで、実は地味だ。
映画監督と言うと、なんだか夢があって華やかそうに見えるかもしれない。
もちろん、そういう瞬間もある。でも実際は、かなり地味ですね。
しかし、こうやって面倒な工程を全部くぐり抜けた先にしか、一本の映画は生まれないのです。





