今日の野良猫ちゃんは、いつもよりもしっかりとお顔や体を見ることができました。脚先は汚れなのか色なのか、見ながら考えていましたがしっぽの先も茶色いので、色かもしれません。グレーと白、茶色、可愛い組み合わせです。ごはんを入れるとすぐに食べ始め、おかわりもぺろり。食欲もしっかりあって、とても元気そうです。ふっくらとしたほっぺが印象的で、ボス猫の素質を感じるほど。でも去勢を終えたので、これから少しずつ穏やかな表情になって、小顔になっていくかもしれません。健康的で頼もしい姿を見られて、今日も少し安心しました。

今日も朝はトイレの中に隠れていました。煤まみれだった体は、いつの間にか真っ白に変わっていました。愛護団体やセンターからは、当初この子のリターン（元の場所へ戻すこと）を勧められましたが、人馴れが進めば譲渡会にも参加できるとのことで…少しずつ、できる範囲の中で向き合っています。ただ、生粋の野良らしく、毎日シャーシャーと威嚇しています。「TNRの方がこの子には幸せなのかもしれない」と考えることもあります。それでも、毎日ぐるぐると考えながら、今できるお世話を続けています。現在、この子を自由に過ごさせてあげられるお部屋がないため、一時的に過ごせる場所を急いで準備しています。ケージから出すと一目散に逃げてしまいそうな様子なので、もう少し落ち着いてくれるまでは、焦らず、ゆっくりと慣らしていこうと思っています。

トイレは猫砂タイプを使っていましたが、ケージの内外に毎日散らばり、掃除をするにも警戒心の強い中ではなかなか難しく…。システムトイレに替えてみました。これがとても良くて、ケージの中も清潔に保てています。うまく使ってくれるか心配もありましたが、上手に使ってくれています。昨夜は夜鳴きがひどかったのですが、壊せるものをすべて取り払ったので、朝には何も壊れていませんでした。その前に入れていたおもちゃ型の爪とぎは、1日で少し無惨な姿になってしまいましたが、それだけ気持ちを発散できたのかなと思っています。ごはんも、まだこちらを警戒しながらですが、本当によく食べてくれます。いまはケージの手前で休んでいて、少しずつ心を開いてくれているように感じます。焦らずに、安心できる時間を重ねていきたいです。