中に入れたごはんはすっかり空になっていたので、追加しました。全力で警戒していて、ムスッとした表情がとても切なく感じられます。何もしない、ということを続けることで、少しずつ安心してもらいたいです。そして気がかりなことがもう一つあります。昨日から、まだ1歳未満に見えるキジトラの子が、この子を捕獲した後に倉庫へ現れました。どこで増えて、どうしてここに来ているのか…胸が詰まります。ここは雪深い地域で、外猫を見ること自体がわたしは少ないです。寒くなり暖を求めて来たのか、暖かい季節はどこかでごはんをもらっていたのか。想像しても答えが出ません。「可哀想だから」という理由だけでごはんをあげ続けると数は増えて、もっと可哀想な状況を生むことになり…。避妊去勢をしても追いつかなくなる可能性があります。いま世の中で多頭飼育崩壊という言葉をよく耳にしますがその光景がふと頭をよぎることがあります。私は、すべての猫を自宅に招き入れることはできません。現実的に難しいことと今、我が家にいる子たちへ目の届く愛情をしっかり注ぎたい気持ちがあるからです。それでも、目の前にいる外の子たちも可愛いです。できる限りのことをしてあげたいと思っています。
最近、自宅前近辺でゴミを漁っている猫ちゃんを見かけました。我が家の倉庫内にも姿を見せるようになったため、ごはんを置くことにしました。保健所でレンタルした捕獲機にもごはんを置きましたが、変わらず食べています。耳カットも首輪もないため、避妊・去勢手術の予約をしました。マイクロチップが入っていなければ、予定通り手術を実施します。月末に予約が取れましたので、本日仕掛けると、すんなり捕獲できました。 近くで見たことがなかったので子猫かと思っていましたが、成猫のようです。捕獲時は散々暴れたようで、ケージ内のごはんやシートはぐちゃぐちゃでしたが、怪我がなくて安心しました。これまで見たことのない猫が急に現れたので不思議に思っています。痩せていなかったことから、きっとどこかでごはんをもらっていたのだと思います。…迷子猫情報も見ていますがこの子の写真はなさそうです。人馴れもしていません。捕獲時は「シャー!」と怒りましたが、ケージに入れるととてもおとなしくなりました。手術日までは安静にし、食事管理のもとケージ内で過ごしてもらおうと思います。この子を入れられるお部屋がないため、渡り廊下にケージを置いて対応しています。なにがなんだか、分からず捕まってこの表情。申し訳ない気持ちもありますが、守れない命を増やしてしまわないために避妊去勢はしたいと思います。






