「焼肉 沸かし屋」をリニューアル・オープンいたします、株式会社丸優 代表取締役のまこみちこと廣岡誠道(ひろおか せいどう)です。この度は、沸かし屋プロジェクトにご興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます。
今回は、私たちが長年取り組んできた“もう一つの挑戦”について、少しお話させていただきたいと思います。それが、『美水牛(びすいぎゅう)』です。
この記事を読まれた方が、より一層、焼肉沸かし屋に興味をお持ちいただけますと嬉しく思います。
『沸かし屋』が“火入れ”の革命であるならば、美水牛は“素材そのもの”への挑戦です。
私はこれまで、数多くの牛肉を扱い、その個体差や状態、脂の質、食味の違いと向き合ってきました。その中で感じ続けてきたことがあります。
それは、『元来脂は重いものではなく、軽く、溶けるべきものではないか』という仮説。
一般的に高級とされる霜降り肉は、確かに見た目の美しさとインパクトがあります。しかし一方で、『たくさん食べられない』、『途中で重たくなる』といった声も少なくありませんでした。
本来は美味しいモノづくりとしての肉牛生産の結果として霜降りだったものが、いつしか『たくさん食べられない』原因を作り出し、肥育技術の進展と相まって、高い確度で肥育牛を霜降りにする生産へと切り替わっているのではないか。
本当に良い肉とは何か、
本当の美味しさとは何か、
その問いに対する、私たちなりの答えが“美水牛”です。
美水牛は、ただ脂が多い牛ではありません。脂の“質”そのものを変えることに挑戦した牛です。
水、それも、通常の水ではなく、体の内側から整えることを目的とした特別な水を用いて育てることで、結果として脂の融点を下げ、口に入れた瞬間にスッと溶ける軽やかさを実現しています。
ですから、美水牛は霜降りでありながら、まるで赤身のように、重たさやしつこさを感じずに食べ進められる肉質が生まれました。
しつこくない、
もたれない、
それでいて、しっかりとした本来の旨味がある、
それはまるでデザートのように。
これは従来の霜降り肉とは全く別次元の価値を提供する牛肉なのです。
そして私たちは、この美水牛を通じて、新たな概念を提唱しています。
それが『デザートビーフ』という考え方です。
デザートとは、食事の最後に楽しむもの。
軽やかで、心地よく、満足感を残す存在です。
もし牛肉が、
『最後まで美味しく食べられる』
『食後に重さを残さない』
そんな存在になったとしたら。
それは、従来の“メインディッシュとしてだけの肉”とは違う、新しい価値を持った食体験になると私たちは考えています。
美水牛は、その可能性を秘めています。
たくさん食べても疲れない、むしろ、もっと食べたくなる。
そして食後には、心地よい満足感だけが残る。
それはまさに、肉でありながら、デザートであるかのような。
私たちはこの美水牛を、単なるブランド牛としてではなく、『肉の未来のひとつの形(スタンダード)』として広げていきたいと考えています。
そして次回のクラウドファンディングでは、この美水牛をより多くの方に体験していただくための取り組みを予定しております。
具体的には、美水牛生産の拡充はもちろんのこと、魅力を最大限に引き出す商品開発や、ご家庭でも楽しんでいただける形での提供、そしてその価値を正しく伝えるための発信強化などを検討しています。
私たちの挑戦は、『美味しい肉を届けること』だけではなく。
この国でこの食肉に出会えて良かったと言う体験そのものだと思っています。
『沸かし屋』で火入れを変え、『美水牛』で素材を変える。
この二つの軸によって、肉という存在を、もう一段階上の領域へと引き上げていきたい、そうすることで本質的畜産業を存続、継続させて行きたい、そう本気で考えています。
まだ道の途中ではありますが、この取り組みに少しでも可能性を感じていただけましたら、ぜひ次回のクラウドファンディングにもご注目いただけますと幸いです。
これからも、肉に訊き、そして沸かし屋開店からはホルモンにも訊き、肉の持つ本来の価値を、最大限に引き出し続けてまいります。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
焼肉のまことみち//まこみち こと
株式会社丸優
代表取締役 廣岡誠道



