いつも温かいご声援をいただき、誠にありがとうございます。ついに、待ち望んでいた4月1日の渡航の日を迎えました。出国のため関西空港へ向かう倭は、不安な様子は一切なく、期待に胸を膨らませ、とても楽しみにしている様子でした。今回、プロジェクトリーダーとして、私も相手側からのご要望により、一週間のみ帯同させていただくこととなりました。せっかくの機会ですので、このスタートの様子も、現地に足を運んだからこそお伝えできる臨場感のある形で、活動報告としてお届けしてまいります。出発当日の朝には、祖父である木村治男が見送りに来てくれました。こうして世代を越え、想いが確かに受け継がれていく瞬間に立ち会えたことに、大きな幸せを感じています。想いを次の世代へと繋いでいきます。話は少し飛びますが、無事にバルセロナ空港へ到着しました。ここから、アダムの自宅へと向かいます。レンタカーを借り、慣れない右側通行に気を配りながら慎重に運転し、約1時間ほどで到着しました。厳重な門の前に到着し、アダムへ連絡を入れると、門の上からひょこっとこちらの様子を確認するように顔を出してくれました。あの世界チャンピオンであるアダム・ラガが、今まさに目の前にいるその瞬間、言葉にできないほどの感動が込み上げてきました。そしてここからは、今回プロジェクトリーダーとしての役割である「繋がり」や「きっかけ」を生み出すことに、神経を研ぎ澄ませて向き合っていきます。 アダムファミリー仕上がりました(笑)どうやら木村親子を気に入ってもらえた様で、打ち解けるまでに時間はかかりませんでしたちょうど同じ時間に、同い年のスペイン人ライダーであるオリオールもその場に居合わせていました。「久しぶり」と声をかけながら自然と距離が縮まり、再会を喜び合う中で、一緒に写真を撮ってもらいました。2026年モデルST-F125も、フランスより運んでくれてあり、すぐに乗れる様に準備されてました。シェルコジャパンとフランスの本社の連携にをより円滑に物事が進んでいます。こんなタグ一つでも、グッとくるものがありますね。近所に、スーパーマーケットがあり、お買い物に行きました。クレジットカードも初めての経験なので、支払い方法なども教えてきました。日本では見た事の無い食材も沢山あり、楽しい場所ですね!ただ、どれも高額でヨーロッパの物価高は、凄まじいものであり、いつも私達を苦しめます。生活はアダムの大豪邸の一角にホームステイしています。右側には、アダムミュージアムとプール左側には、メンテナンスルームと専用練習場そして「朝起きたらアダムラガ」という、すごい環境になってますw世界各国からトップ選手が集まることもあり、同時に7台ほど整備ができる本格的なメンテナンスルームが備えられています。倭も初日からこの場所に入り、整備に没頭していました。特に印象的だったのは、夕食後の時間です。ゆっくり休むのかと思いきや、自然とメンテナンスルームへ向かい、そのままなかなか戻ってきません。心配になり様子を見に行くと、「ここにいるとすごく落ち着く」と一言。その姿を見て、改めて、根っからこの世界が好きなのだと感じさせられました。アダムはしっかりと倭と向き合ってくれています。スペインというか、世界中のトライアルファンが知って入る人物ですが私も倭も、リスペクトしすぎるのは辞めようと考え方を共有し大きな解釈で「同じ人間」という、対等な接し方を心掛けています。今回の寝床は、何故か2段ベットが採用。倭に何かあってはならないので、安全装置の無い、上側に倭を寝かすのを回避して、私が寝る事にしたら、朝起きたら違う部屋から倭がマットレスを持ってきてクッションパット代わりに敷いてありましたこれには朝から声出して大笑いしました。こんな優しさが、倭の魅力なのかなと思いました。初めての自炊も頑張ってます!作れる物は、パスタ、フライドポテト、冷凍ピザですが、早々に肉や野菜をマーケットで買うほど、メニューも充実化してきました。きっと、トライアル同様に、食事管理も上達するのでは無いかなと思います。自宅のすぐ横には、大きな練習場がございます。(徒歩数十歩)色んなバリエーションの障害物があり、見る人が見たら、あっこれ、モテギのあのセクションに似てるとか、分かります。試行錯誤しながら、ライディングの技術を向上させたんだなと感じました。こちらの大きい車で来たのはオランダ人ライダーのフェーノ。倭と同い年の16歳のライダーです。2週間滞在するという事で、二人ともワクワクと嬉しそう!この後、お互いに尊重する様な友達になりました。好きな事が一緒なら言葉が分からなくても通じ合える、楽しそうに練習していました!イギリスからも練習に来ていたルームメイトの23歳のトライアル2クラスのベンと、一歳上の17歳のアーチを交えてさらに本格的なトレーニングとなりました。ベンも昨年の世界選手権で顔を合わせていて、私達の事も覚えていてくれました。ベンのみ2週間滞在して練習をしますシャイな性格でしたが、色々と会話をしていたら何と日本のアニメが好きという事で、ドラゴンボールの「かめはめは」を撃たせたり、徐々に距離を縮めていきました。きっかけを作り、倭へバトンを渡せました。今ではスーパーに買い物へ行ったりお菓子奢ってもらったり仲良くしてくれているみたいです。帰国前、最後の日は、ずっと会いたかった先立って日本より世界チャレンジをしている廣畑伸哉くんが私達が、アダムハウスに居る事を聞きつけて連絡をくれました。何度も合うタイミングを調整して、今回のミーティングを実現できました。会場で顔を合わせたり、挨拶などは多々ありますが、ゆっくりとカフェしながらお話するのは初めてでした。彼の魅力を存分に知る事が出来て、すごく良い時間となりました。カフェからの話が尽き無さすぎて、伸哉くんも巻き込み、オランダ人も巻き込み、みんなで僕の送迎会をしてもらいましたw車の中、パンパンで大盛り上がりしながらレストランへ向かいました。家も近く、兄貴的な存在に立候補してくれる、本当に頼もしい存在です。倭はピザを注文しました。しかし、ふぁさふぁさする初めての食感のチーズが苦手な様で残してました。ここら辺の生命力は向上出来そうですねwフェーノ&ピーターお父さんのピーターとは、気が合い私と友達と言い合う仲になりました。女性オーナーがメニューについて熱く語ってくれています。盛り上がりに盛り上がった最後の夜でした!お腹いっぱいで、お支払いしようとレジ待ちしていたら「オレの生ハムを食べいけ」という事で、サービスしてくれました。美味しかった〜すごくワイルドなお母さんみたいな感じで接しやすかったです。アダムハウスに滞在していると知った他のライダーたちからも食事の誘いをいただくなど、温かい声をかけてもらいました。「会いたい」と思ってもらえることが、素直にとても嬉しくこれまで積み重ねてきた時間や関係が、確実に広がっていることを実感しています。そして何より、それが国籍という枠を越えて繋がっていることに、自分たちのコミュニケーションがしっかり届いているという自信にもなりました。そして、帰国の日の朝12時の飛行機でしたが、必ず渋滞すると思い、真っ暗な早朝に移動朝早いですが、入り口の門を開け閉めしてもらう為に、倭に起きてもらいました。16歳の息子を置いて行くことは、どんな気持ちになるのかな〜とか、寝る時にイメージしましたもしかしたら、涙を流しながらハグしたり、、、えっと、握手して〜じゃ!って感じでしたwwwお互い普通すぎて、顔を見合わせて笑いました。そして最後に、ひとことだけ真面目に伝えました。 正解を選べるほど甘い世界では無い「オレたちが選んだ、この決断を正解にしていこう。」そう言葉にして、覚悟を胸に刻み、私は車に乗り込み、バルセロナ空港へと向かいました。たった一週間という短い時間ではありましたが、プロジェクトリーダーとしてのスタートアップの役割は、ひとつ形にできたのではないかと、安堵しています。活動の中で大切にしてきた「絆」や「繋がり」もしっかりと表現し、伝えることができたと感じています。そして、空港へ向かう道中は、予想通りの大渋滞。時間にも余裕がある為一人、車内でこれまでの時間を静かに振り返っていました。空は雲ひとつない、乾いた朝。それでもなぜか、目の前はワイパーが必要なほど滲んで見えてそれは、これまで支えてくださった皆さまの「想い」が、一気に込み上げてきたからでした。この挑戦は、決して一人ではない。多くの方とともに歩んでいる世界へのチャレンジなんだと胸の奥が熱くなるのを感じました。緩んだ涙腺をぐっと結び直し今回の渡航で見えた課題としっかり向き合いながら、次は必ず乗り越えていけるよう、対策を重ねていきます。16歳プロトライアルライダーとして単身スペインでの挑戦をスタートさせた木村倭!これからも、温かい応援をよろしくお願いいたします。「愛」のある活動を、これからも続けていきます。私たちの心は、常に皆さまと共にあります。倭を無事スペインへ送り届けたことを、ここにご報告いたします。P.S.今週末の全日本選手権 開幕戦に私は足を運びます。木村倭を応援してくださっている皆様へ感謝の気持ちを込めて、ステッカーをプレゼントさせていただきます。本プロジェクトにご参加いただいている皆様へも直接お会いして、心からのお礼をお伝えできたら嬉しいです。 (お声がけを必ずお願いします)最後に環境を変えれば、見える景色が変わる。触れる情報が変わり、思考が変わる。だからこそこれまでにない成長が生まれる。情熱の国スペインを存分に楽しめ!¡Vamos YAMATO!木村倭 世界チャレンジプロジェクトリーダー 木村大輔(父)






