
こんにちは、石崎です。
今日は、今回のビリヤニキットの「構成」に込めたこだわりを、少しお話しさせてください。
今回のエゾシカビリヤニは、
「いつでも炊きたての美味しさを味わってほしい」
という想いから、あえて
・エゾシカ缶詰
・スパイスソース
・バスマティライス
という3つのパーツに分けています。
なぜこんな手の込んだ形にしたのか?
理由はとてもシンプルで、
ビリヤニの本質は“炊きたての香り”だからです。
(ここは、大澤シェフの受け売りです。耳にタコができるくらい聞かされました。)
最近、ちょっとビリヤニはブームになっています。
コンビニでもビリヤニ弁当は売っていますし、
レトルトパウチのビリヤニもあります。
それらも手軽で十分に美味しいのですが、
本当に美味しいビリヤニは
「鍋でも炊飯器でも、炊き上がり大事!フタを開けた瞬間の香り!!」
が最大のポイントです。
では、どうすれば誰でも失敗せずに、炊きたての香りを味わえるのか?
最初に考えたのは、
「しっかり味が付いたスパイシーなカレー煮込みの缶詰とお米さえあれば、ビリヤニができるのでは?」
という案でした。
けれど、それをやると……
スパイスの一番大事な香りが、缶詰の中で飛んでしまう。
そこがどうしても許せなかったんです。
そこで、構造を見直しました。
✔ スパイスは、スパイスのままテンパリングしてパウチ
香りが飛ばず、そのまま閉じ込められる。
✔ お肉は、スパイスと一緒にしっかり煮込んで「旨さをキープ」
エゾシカのうま味は逃さず、お肉も崩れない。
✔ 仕上げは“混ぜて炊くだけ”
だから失敗しないし、時間もかかりすぎない。
この3つパーツをバラバラで提供することで、
家庭で再現しにくい「本格的な炊きたての香り」 を実現できました。
ビリヤニは「カレーの炊き込みご飯」ですが、
本当に大事なのは
スパイスの香りを、いかに落とさず食卓に届けるか
だと思っています。(耳にタコが......)
だからこそ、この3点セットは多少面倒ですが必要不可欠でした。
大手の食品会社はやらない、もしくはできない構成だと思います。
「家で作るからこそ味わえる炊き立てビリヤニ、それもジビエ!」
を届けたいと思っています。
引き続きの応援、どうぞよろしくお願いします!






