第2回流鏑馬まつりの一場面です。写真は、馬場元役(ばばもとやく・スタート地点)が白の扇を掲げ、合図に応えている瞬間です。この直前、馬場末役(ばばすえやく・ゴール地点)が、二つの的が正しく懸けられたことを確認し、紅の扇をかざして合図を送ります。その合図を受け、馬場元役が白扇で応じ、射手を送り出します。こうしたやり取りによって、馬場の安全が確認され、射手は安心して走り出すことができます。華やかな騎射の裏側には、このような静かな連携があります。一つひとつの所作には意味があり、役目があり、歴史があります。ぜひ実際のまつりで、その所作の重みと緊張感を感じていただければ幸いです。皆さまのご支援が、この伝統の形を守る力となっています。
第2回流鏑馬まつりの一場面です。小袴の後ろに差した神頭矢を、馬上で引き抜く瞬間が写されています。走る馬の上で、背中側にある矢を迷いなく取り出す――一見すると自然な動作ですが、そこには積み重ねられた稽古があります。流鏑馬の稽古は、日常では木馬を用いて行っています。実際の馬に乗ること考え、体の使い方、所作、矢の扱いを何度も繰り返し身につけていきます。本番での一瞬の動きは、その地道な積み重ねの結晶です。華やかな射の裏側にある、静かな努力もまた、流鏑馬の大切な一部です。皆さまのご支援が、この伝統の技と稽古の場を守る力となっています。心より感謝申し上げます。
第2回流鏑馬まつりの一場面です。壱之射手が日記所前を通過する際の所作です。射手は鐙から足を外し、上体を少し前に屈体し、馬上での敬礼を行います。馬上で行われるこの動作は、決して派手ではありません。しかし、流鏑馬が単なる競技ではなく、神事であることを静かに伝える大切な所作です。一射一射だけでなく、こうした礼の積み重ねによって、流鏑馬の形は守られてきました。所作の一つひとつに宿る歴史を、会場で感じていただけましたら幸いです。皆さまのご支援が、この伝統を未来へつなぐ力となっています。心より感謝申し上げます。
第2回流鏑馬まつりの一場面です。流鏑馬三騎が終わると、続いて「騎射鋏物(きしゃはさみもの)」が行われます。射手は騎射笠をかぶり、紋付に小袴という軽装に変わります。腰には、鏃(やじり)のついていない神頭矢(じんどうや)を挟みます。流鏑馬射手とは異なる、江戸時代の装束。重厚な武装から一転し、身軽な姿で疾走しながら的を射抜く姿は、また違った迫力があります。騎射鋏物は、装束が軽くなる分、的は少し小さくなります。こうした伝統の一つひとつを守り、継承していくために、皆さまのご支援が大きな力となっています。引き続き、温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
第2回流鏑馬まつりの一場面です。壱之射手が矢を番え、的へと挑んでいます。鎧直垂(よろいひたたれ)に射籠手(いごて)、行縢(むかばき)を着け、武家装束で馬上に立ちます。射手は馬の反動を直接受けないよう、鐙(あぶみ)の上に“突っ立ち”の姿勢をとり、腰を浮かせて構えます。反動を膝に抜いて腰でバランスを取り、疾走する馬の上下動を吸収しながら的を狙うのです。これは単なる勇ましさではなく、理にかなった技術です。揺れる地面の上で弓を引くのではなく、揺れを制御しながら一瞬の静止をつくり出す。その一瞬に矢を放ちます。華やかな射の裏側には、こうした身体操作と長年の鍛錬があります。皆さまのご支援が、この伝統技術を守り、未来へとつなぐ力になっています。改めて心より感謝申し上げます。





