本日もご覧下さりありがとうございます
当プロジェクトの短刀、修繕が完了いたしました!
修繕をできるかどうかのご相談からお世話になっている刀鍛冶工藤先生、鞘師 石川様、研師 細村様のご尽力のおかげ
そしてご支援くださった皆々様のおかげと心より感謝申し上げます
予想通り、今回の刀はいわゆる名刀というものではありませんでした。そして修繕の過程で、美術刀剣としての大きな問題も見つかりました
本来なら、作業をストップ(美術品的価値がゼロになるため)するところ、とのことでしたが「在りし日の姿に戻したい」という当プロジェクトの一つの趣旨をご理解下さり最後まで修繕を続けていただくことが出来ました
家などのリフォーム、洋服などのリフォームを鑑みても、古い物を作り替える・修繕するより、新しく作る方が余計な心配がないと思います
素人考えになりますが、今回の刀も「新しく作る、丈夫な問題のない状態のものを修繕する」とは違った部分で、すごく気を使って作業をしていただいたのではないかと思います
今できるベストの状態になるよう、お力を尽くして下さったことと思い本当にありがたく思います
古の輝きが戻った刀のお披露目、まずは工藤先生の勉強会にて♪その際、工藤先生から詳しい解説をしていただけるとのことですのでまた改めてご報告いたしますね
刀を受取りに伺った際、工藤先生の工房「将成鍛刀場」を見学させていただきました
過日、公開鍛錬の様子を拝見しましたが、工房ではおひとりでの作業。ほの暗い工房の中で明々と燃える火、熱せられ透明感ある朱色になった鋼。とても綺麗でした
同じ「折り返し鍛錬」、公開鍛錬との違いは、大きな機械「スプリングハンマー」が向槌の役割をしていること
土間の工房、お邪魔にならないよう少し離れた場所に立っていましたが ものすごい音と揺れ、飛び散る火花。おもわず「ひょぇ~」と声が出てしまいました 笑
公開鍛錬の時、工藤先生の解説の中で「スプリングハンマーは強い、正確」というようなお言葉があったと記憶しています
確かに見ていて、力強い…というか怖いくらいの強さです
ハンマーを下す位置、鋼の状態、ハンマーの強弱 などをすべてお一人で調整しながらの作業。やはり、使う人の力量があってこそ 強く、正確にできるのだろうなと思いました
作業終わりの片付けまで拝見していましたが、あるべきものを在るべき場所に。炉を清め火の始末。おそらく始める時の状態と同じに戻っているのでしょう。使い込まれた道具ばかりでしたが、とても綺麗で「整う」とはこういうことだなと
とりあえずひとところにまとめる、重ねる、なので時々崩れる…という私の片付け(になっていない笑)大いに反省しました
神聖さを感じられる公開鍛錬、神聖と同時に職人の技・心を感じられる工房での作業。どちらも拝見できたこと、とてもありがたく幸せに思いました
※工藤先生の工房は通常非公開です。突然の見学希望などはくれぐれもお控えください
2026.7.10



