
【まちづくりと岩見沢ねぶた祭】
まちづくりって難しいなと思いながら生活してます。私のまちづくりのゴールってなんだろう。
多分私が今ねぶた祭を頑張ってる理由は、「岩見沢がなくなってほしくないから」なんだと思います。自分が育ててきたものには愛着が湧きます。私が生まれ育った札幌はこのままでも大丈夫な自信があるけど、岩見沢は、私がもっと大きくなってもこのまま残っている自信がないです。
この愛着がある岩見沢を止めたくない。せっかく藤本さんが押してくれた“再生ボタン”を、止めたくないです。
「岩見沢がなくなってほしくない」「藤本さんが押してくれた再生ボタンを止めたくない」この2つの気持ちは、まちづくりの原点そのものだと思います。

まちは“つくる”ものだと言われるけど、本当に難しいのは“続ける”ことだと考えます。誰かが止めたら、動かなくなってしまう。別に誰も止めたくて止めてるわけではないのに。
だからこそ、今私が感じている「愛着」や「止めたくない」という気持ちは理屈ではなく、生きている人の温度があります。それは、プロジェクトのゴールよりもずっと深い理由になっているのではないかと思います。

藤本さんが押した再生ボタンは、「岩見沢ねぶた祭」だけじゃなく、この街がもう一度動き出すきっかけだと思います。ねぶた祭りのおかげでできた友達や繋がりが沢山ある。そして今、この祭りを再生し続けられるのが私たちです。
私のゴールはきっと、「まちが動き続けるための熱を絶やさないこと」
ねぶた祭りは、そのための火種のひとつであり、それを守るのが実行委員の役割だと思っています。
祭りは“形を残す”だけでは続かない。人と人がつながり、「やろう」という気持ちが受け継がれてこそ続いていくんだと日々考えてます。
今は再生させた祭りを、私たちが継いで、広げている。 しかも、ただ真似するのではなく、自分たちの想いで動かしている。ここが大切だと思います。
それはもう「再生の次のフェーズ」。再生 → 継承 → 発展。

今私が感じている「止めたくない」という気持ちは、次の世代へ託す“熱”になっているのかもしれません。今はただ、岩見沢の一員になれていることが嬉しいです。
お祭りは完成した形に見えて、本当は参加する人によって毎年形が変わるもの。だからこそ、いろんな学生や地域の人が「ちょっと手伝ってみようかな」と思える雰囲気をつくることが、お祭りの命を長くするんだと思います。
運行ディレクター 植松 歩楽



