イベリコ豚が消えた今、獣医師が見つけた"幻の国産放牧豚"を届けたい

動物の快適な環境づくりを目指す獣医師の私が、宮崎の山奥で放牧豚を育てる農家さんと出会い「このお肉をもっと広めたい!もっと皆に食べてもらいたい!」との思いからこのプロジェクトに挑戦します!太陽の恵みを受けてのびのびと育った放牧豚の“絶品お肉”をぜひ味わってください。

現在の支援総額

506,000

101%

目標金額は500,000円

支援者数

38

募集終了まで残り

29

イベリコ豚が消えた今、獣医師が見つけた"幻の国産放牧豚"を届けたい

現在の支援総額

506,000

101%達成

あと 29

目標金額500,000

支援者数38

動物の快適な環境づくりを目指す獣医師の私が、宮崎の山奥で放牧豚を育てる農家さんと出会い「このお肉をもっと広めたい!もっと皆に食べてもらいたい!」との思いからこのプロジェクトに挑戦します!太陽の恵みを受けてのびのびと育った放牧豚の“絶品お肉”をぜひ味わってください。

支援者のみなさま、いつも応援ありがとうございます。

 THE HOUBOQ プロジェクト発起人の岩田憲明です。

ゴールデンウィーク初日を迎えるこのタイミングで、改めて 「THE HOUBOQの背景にある仕組み」 をお伝えしたいと思います。今回のテーマは、私が代表理事を務める 一般社団法人 日本動物福祉認証機構(JAWCO/ジャウコ) についてです。

「アニマルウェルフェアの放牧豚」と聞くと、なんとなく「良さそう」「やさしそう」というイメージは持っていただけると思います。けれど、それを どこの誰が、どんな基準で、どう保証しているのか ── ここを曖昧にしたまま進めるのは、私たちの流儀ではありません。


 JAWCOとは何か ── 一言でいうと

JAWCO(一般社団法人 日本動物福祉認証機構)は、「日本の畜産における動物福祉(アニマルウェルフェア/AW)を、国際基準に準拠した形で認証する第三者機関」 です。

特徴を3つに整理すると、こうなります。

  1. 日本初の、獣医師が主導するAW認証機関
  2. 国際基準(WOAH/ISO/TS34700)に準拠した認証スキームを設計中
  3. 認証の中立性を守るため、商業活動と完全に分離した法人構造

つまり、JAWCOは「商品を売る団体」ではありません。「基準を作り、審査し、認証する第三者認証団体」 です。


なぜ「獣医師主導」なのか

世界のAW認証機関を見ると、運営主体は様々です。NPO主導、流通主導、研究機関主導 ── それぞれに役割と限界があります。

私自身、公衆衛生獣医師として 16年間、と畜場・食肉衛生検査・HACCP行政の現場 に立ち続けてきました。そこで痛感したのは、「動物の状態を科学的・臨床的に評価できるのは、現場を知る獣医師しかいない」 という事実です。

  • 飼養環境のストレス指標
  • 行動学的な異常の有無
  • 健康管理プロトコルの妥当性
  • と畜時の苦痛最小化(スタンニング精度)

これらは、机上の知識だけでは判断できません。実際の畜舎・と畜場・解体ラインを知る獣医師が、自分の目と手で確かめる ── これがJAWCOの審査の根幹です。


国際基準への準拠 ── WOAHとISO/TS34700

JAWCOの認証スキームは、思いつきで作っているわけではありません。

設計にあたって参照しているのは、以下の国際基準です。

  • WOAH(世界動物保健機関/旧OIE)の動物福祉基準→ 国際的に最も広く認知されているAWの規範
  • ISO/TS34700(動物福祉管理に関する国際規格)→ ISO(国際標準化機構)が定めた、サプライチェーン全体の動物福祉管理基準

この設計は、日本の動物行動学・動物福祉研究の第一人者である 東北大学名誉教授・佐藤衆介先生 と共同で進めています。

つまり、THE HOUBOQの放牧豚は 「岩田が個人的に良いと思った豚肉」 ではなく、「国際基準に照らして、専門家の目で評価された豚肉」 です。ここに、ブランドの自信の源があります。


二法人構造 ── 認証の中立性を守る仕組み

ここは、少し玄人向けの話になりますが、大切なポイントです。

JAWCOには、姉妹組織として 株式会社アニマルウェルフェア(AW社) があります。THE HOUBOQの販売を担っているのは、JAWCOではなく、こちらのAW社です。

なぜ法人を分けているのか?

それは、「認証する側」と「商品を売る側」が同一組織だと、認証の公正性が疑われるから です。世界のAW認証機関でこの分離を徹底している例はまだ少なく、JAWCOはここに最初からこだわって設計しました。

  • JAWCO(一般社団法人):基準策定・審査・認証
  • AW社(株式会社):認証された商品の販売・ブランド運営

この構造により、JAWCOは「商品を売りたいから甘く認証する」というインセンティブから完全に切り離されています。


THE HOUBOQとの関係 ── 「pre-JAWCO」という現在地

では、THE HOUBOQの放牧豚は、JAWCOとどう関わっているのか。

正直にお伝えします。JAWCOの正式な認証スキームは、佐藤衆介先生と共同で設計を進めている最中であり、まだ運用開始には至っていません。

そこで現在、増田農場の放牧豚については 「pre-JAWCO(プレ・ジャウコ)」 という位置づけで運用しています。これは、JAWCO本格認証への移行を前提とした、暫定的かつ実質的な品質保証の枠組み です。

具体的には、こうしています。

  • 農林水産省が定めるアニマルウェルフェアの飼養管理指針 に準拠しているかを、
  • 獣医師である私自身が、増田農場に直接立ち入り、自分の目と手で検査 しています。

机上のチェックリストではなく、現場に立ち、豚を見て、畜舎を見て、管理記録を確認する ── これが pre-JAWCOの実態です。

スペインのASF(アフリカ豚熱)流行によりイベリコ豚の輸入が止まった今、日本の食卓で「本物の倫理的豚肉」を選びたい方々に、国の基準に準拠していることを獣医師が直接確認した豚肉 を、責任を持ってお届けできる体制を整えてきました。

THE HOUBOQは、単なる「美味しい豚肉ブランド」ではありません。獣医師が現場に立ち入り、国の基準への準拠を確認した上で届ける、検証可能な倫理消費の選択肢 です。そしてこの取り組みは、近い将来、JAWCO本格認証へとスムーズに移行する設計になっています。


これからのこと

JAWCOの認証事業は、まだスタートラインに立ったばかりです。

豚肉から始まり、鶏卵・鶏肉・牛肉・乳製品 ── 段階的に対象を広げていきます。そしていずれは、「JAWCO認証マーク」が付いていれば、消費者が安心して選べる 社会を作ることが目標です。

THE HOUBOQへのご支援は、増田農場の放牧豚を支えるだけでなく、この国に「動物福祉認証」という仕組みそのものを根付かせる取り組み への参加でもあります。


GW期間中は、活動報告を一日2本ペースでお届けします。

明日5/2は少しお休みをいただき、5/3(土)からGWスペシャル投下が始まります。初回は 「公務員獣医師16年 ── と畜場で見た『声なき命』」 ── 私がJAWCOを立ち上げるに至った原点をお話しします。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


岩田憲明 

一般社団法人 日本動物福祉認証機構(JAWCO)代表理事 

株式会社アニマルウェルフェア 代表取締役

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