イベリコ豚が消えた今、獣医師が見つけた"幻の国産放牧豚"を届けたい

動物の快適な環境づくりを目指す獣医師の私が、宮崎の山奥で放牧豚を育てる農家さんと出会い「このお肉をもっと広めたい!もっと皆に食べてもらいたい!」との思いからこのプロジェクトに挑戦します!太陽の恵みを受けてのびのびと育った放牧豚の“絶品お肉”をぜひ味わってください。

目標突破
ネクストゴール挑戦中!

現在の支援総額

521,000

104%

ネクストゴールは1,000,000円

支援者数

39

募集終了まで残り

27

イベリコ豚が消えた今、獣医師が見つけた"幻の国産放牧豚"を届けたい

目標突破
ネクストゴール挑戦中!

現在の支援総額

521,000

初期目標100%突破

あと 27
104%

ネクストゴールは1,000,000

支援者数39

動物の快適な環境づくりを目指す獣医師の私が、宮崎の山奥で放牧豚を育てる農家さんと出会い「このお肉をもっと広めたい!もっと皆に食べてもらいたい!」との思いからこのプロジェクトに挑戦します!太陽の恵みを受けてのびのびと育った放牧豚の“絶品お肉”をぜひ味わってください。

支援者のみなさま、こんにちは。

株式会社アニマルウェルフェア/JAWCO 代表の岩田です。

昨日は、こどもの日に向けて「命の文化」のお話をさせていただきました。 お読みくださったみなさま、本当にありがとうございました。

今日は、少しだけ硬めのお話をさせてください。

意見の分かれるテーマかもしれませんが、獣医師として、そしてこの国でアニマルウェルフェアの仕事をする者として、 どうしても、お伝えしたいことがあります。

1|憲法記念日に、考えたこと

今日は、5月3日。憲法記念日でした。

ぼくは憲法学者ではないので、難しい議論はできません。

しかし、法律を守り、実行させる門番としての公務員経験が長かったです。

ただ、この日になると、いつも考えることがあります。

法律は、誰のためにあるのか。

そして、法律は、誰の声を拾っているのか。

2|「愛護法」という、この国の現実

日本には、「動物の愛護及び管理に関する法律」―― 通称、動物愛護法(愛護法)があります。

この法律で、ぼくたちはずいぶん長いあいだ、 動物に関するすべての問題を、 処理してきました。

ペットの問題も、 畜産動物の問題も、 実験動物の問題も、 野生動物への餌やり問題も、 多頭飼育崩壊の問題も――

ぜんぶ、愛護法ひとつに、ねじ込んできたのです。

その結果、何が起きているか。

3|たとえば、ハトの事件

先日、こんなニュースがありました。

ハトに餌をやっていた方が、動物愛護法違反として書類送検された、というのです。

正直、最初に見たとき、 ぼくは、目が点になりました。

ハトに餌をあげる行為が、なぜ「動物愛護法違反」?

愛護法は、本来、動物を虐待することを罰する法律です。 それを、餌のやり過ぎ問題に「迂回適用」している。

担当者の方も「エサやりそのものを禁止する法律がない」とコメントされていました。 要するに、ほかに使える法律がないから、愛護法に押し付けたということです。

これは、誰が悪いという話ではありません。

法律の側に、穴があるのです。

4|「愛護法」は、誰のための法律か

ここで、ぼくがずっと感じてきた、率直なことを書きます。

愛護法は、本当の意味で「動物のための法律」ではありません。

愛護法は、 ペットを「可愛い」と思う人、 動物を「可哀想」と思う人――

つまり、人間の感情を守るための法律です。

「可愛い動物が傷ついているのを見たくない」 「可哀想な動物がかわいそうだから救いたい」

その気持ち自体は、もちろん尊いものです。 ぼくも、それを否定する気は、まったくありません。

でも、それと、動物そのものの権利・福祉を守ることは、別の話です。

5|だから、産業動物は「対象外」になる

愛護法が「人の感情を守る法律」だから、何が起きるか。

人の目に触れない動物は、事実上、対象外になります。

たとえば、産業動物。

豚も、牛も、鶏も―― ぼくが16年間、と畜場で見続けた命たちは、 愛護法の「精神」の中には、ほとんど入っていません。

なぜなら、産業動物は、 ふだんスーパーで「可愛い」とも「可哀想」とも、 思われない存在だからです。

人の感情の網に、引っかからない。

だから、何百万頭の命が、 法律の「空白地帯」で扱われ続けてきました。

6|獣医師として、悔しいのです

正直に申し上げます。

愛護法という枠の中で、 産業動物の福祉を改善しようとする努力は、 ずっと続けられてきました。

でも、根っこが「人の感情を守る法律」である以上、 そこから産業動物に光を当てるのは、構造的に無理なのです。

ハトに餌をやった人を罰する力はあるのに、 何百万頭の豚の生涯を変える力は、ない。

それが、今の愛護法の現実です。

獣医師として、これは、本当に悔しい。

そして、おかしい。

7|だから、AW法(アニマルウェルフェア法)が必要なのです

ぼくが、いま、本気で訴えていること。

それは――

この国に、新しい「アニマルウェルフェア法」が必要だ、ということです。

愛護法を否定するわけではありません。 愛護法は、ペットや伴侶動物の福祉のために、これからも必要です。

でも、それとは別に、動物そのものの「センチエンス(感受性)」を法益とする、新しい法律を、 日本にもつくらなければならない。

EUにはすでにあります。 イギリスにも、ニュージーランドにも、 形は違えど、AW法的な考え方が根づいています。

日本だけが、「愛護法ひとつでぜんぶ処理する」という、世界から見れば、かなり奇妙な状態にあります。

8|JAWCOは、その「先取り」です

ぼくが、株式会社アニマルウェルフェアを立ち上げ、 JAWCO(日本動物福祉認証機構)をつくったのは――

国の法律ができるのを、待っていられないからです。

法律ができるのには、5年、10年、いえ、もしかしたら20年かかるかもしれません。 でも、その間にも、命は毎日、扱われていきます。

だから、まずは民間で、 獣医師主導で、第三者認証として、 「人の感情ではなく、動物そのものの福祉を見る基準」をつくり、 動かし始めました。

そして、その先で、国にAW法を実装することを目指していきます。

THE HOUBOQの一頭は、 その壮大な道のりの、最初の一歩です。

9|支援者のみなさまへ

法律の話なんて、難しいし、退屈ですよね。

でも、ぼくがこの活動報告に書きたかったのは――

今の日本の法律のままでは、産業動物の命は守れない、 という、ひとつの事実です。

そして、その事実に向き合っているのは、 今のところ、JAWCOと株式会社アニマルウェルフェア、 そして、みなさま支援者の方々です。

愛護法が悪いのではありません。愛護法が背負わされすぎているのです。

その負担を解きほぐし、 産業動物には産業動物のための、 野生動物には野生動物のための、 それぞれふさわしい法律を整えていく。

それが、ぼくの、これからの仕事のひとつです。

ネクストゴールに向けて、 最後まで、共に走らせてください。

株式会社アニマルウェルフェア/一般社団法人日本動物福祉認証機構(JAWCO)代表 岩田 憲明

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