旅と日常について考えてまとめてみる、お店づくりの背景の背景の話。vol.2
ソウルフードはつくれない
ソウルフード。今回は起源は置いといて、ある地域で長く愛されている味、誰かの記憶に深く刻まれている味とします。
「あひる」はまさにそのような味を目指していますが、それはつくろうとしてつくれるものではないとも思っています。長い年月をかけて、繰り返し繰り返し食べられて、積もり重なるように、いつの間にか生まれているソウルフード。

まるで地層のような。Don't think, feel.
ソウルフードを巡る
eat.

中野「田舎そば かさい」
かれこれ10年以上通っている、駅前の立ち食いそば屋さん。うどんもありますが、食べたことはありません。蕎麦は太くてコシがあり、出汁は濃いめ。トッピングは2つ以上選ぶと10円ずつお得になります。おすすめは、たぬき、わかめ、卵。「しょうがは茶匙2杯まで」の注意書きに従い、2杯いっぱい入れて食べます。ある1人の店員さんが、、というクチコミも散見されますが、それでもみんなが通っているのが答えだと思います。

椎名町「南天」
自転車で行けるものの生活圏内とは言えず、実はいうほど通ってないのですが、それでも時々無性に食べたくなる味。肉そばか肉うどんを肉ダブルで食べます。ここは大盛りがありませんが、本人が食べるに限り、300円でおかわりできます。勿論します。
終電の時間まで開いていることもあり、夜遅くまで賑わっていて、椎名町ライフには欠かせない場所。ここで注文したうどんを持って店を離れ、駅側の植木のところに腰掛けて食べている人などがいるのが、個人的にかなりグッとくる風景です。
風景
そう、ソウルフードは風景のような味とも言えるようです。
いつでも食べられるとか、カジュアルな価格帯とか、勢いのある味付け、何かしらのユニークポイントを持っている、などなど、その要素を垣間見ることはできても、なかなか解き明かせないのがソウルフード。
その風景を巡る旅はまだまだ続きそうです。




