当劇団でアニシモフ氏の通訳をしている国際部の上世が、9/2~4に今回のロシア公演の現地打ち合わせと会場下見に行ってきました。
出張費削減の為、直行便なら成田からモスクワまで10時間のところを、中国・上海経由の格安航空券でトランジット含めて17時間半かけてモスクワ入り。長かった!!
現地時間の9月2日朝6:20にモスクワへ到着。ホテルへ移動し少し休んでから、ロシア公演のコーディネーターであるリューバさんとお昼に待ち合わせ。リューバさんは当劇団の芸術監督アニシモフ氏がウラジオストク室内ドラマ劇場で芸術監督を務めていた時の制作部長。アニシモフ氏が日本で活動を始めて以降モスクワに移り住み、なんとモスクワ芸術座の制作部長を務めていたバリバリの演劇制作者。そのリューバさんと一緒に、早速モスクワ日本文化センター、ロシア演劇人同盟とあいさつ回り。
日本文化センターでは我々が「古事記」を上演することを大変に喜んでくださり、公演の宣伝に積極的に協力をして下さるとのことで大変に心強いお言葉を頂く。
ロシア演劇界の最高権威団体とも言えるロシア演劇人同盟は、我々の今回の公演を推薦してくれ、公演翌日にここの建物内にあるブルーホールという部屋でロシア演劇人との交流会を企画してくれている。こちらではマスコミ担当部長にご挨拶。
ロシア演劇人同盟入口の看板
ブルーホール
そして、いよいよ今回の古事記の公演会場であるモスクワ国際音楽会館へ。
表紙の写真にあるガラス張りの円形の建物がモスクワ国際音楽会館。ここには音楽専用のスヴェトラーノフスキーホール、室内楽ホール、そして演劇ホールの3つの会場があるが、我々が上演するのは演劇ホール。
演劇ホール入口
楽屋口で今回の公演の件でいろいろとメールのやり取りをしていた提携公演企画担当のタマーラさんが出迎えて下さり、早速設備を見せて頂く。
ホール内。
舞台から。手前の女性がリューバさん。奥の背の高い女性がタマーラさん。
その後、提携公演制作部長や技術スタッフと打合せをするが、資料として送っていた古事記公演の映像を観て大変に興味を持ってくださっており、我々と提携公演ができることをすごく楽しみにしてくださっているとのこと。スタッフさんたちもすごく協力的で、万全の態勢で公演が迎えられそうです。
ロシアの皆さんの我々に対する期待の高さを感じ、「古事記」モスクワ公演の責任の重大さを改めて思い知らされた出張初日でした。