9/4にモスクワから車で3時間かけてウラジーミル市へ。
我々が9/21に「白痴」で参加する第4回全ロシア演劇フォーラム「黄金の門にて」フェスティバル・オブ・フェスティバルの会場となるウラジーミル州立アカデミードラマ劇場を視察に行く。
ウラジーミルは12世紀初頭から13世紀中ごろまで栄えたウラジーミル・スーズダリ公国の首都でロシアの歴史の中でも重要な古都。歴史的建造物も多く市内の聖堂群は、お隣のスーズダリにある聖堂群とともに1992年に「ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群」として、ユネスコの世界遺産に登録されている。
天気はいまいちだったが、道中の景色はすごく綺麗。
森を通るたびに、リューバさんも今回運転をしてくれた元舞台美術家のヴィーカさんも、「あそこはキノコがたくさんある筈よ。帰りにキノコ狩りしましょう!」と大はしゃぎ。
本当はすごく行きたかったのだが、夕方にはモスクワに戻って知人に会う約束をしていたので、やんわりとお断り。
さて、ドラマ劇場は街のまさにど真ん中、演劇祭の名前にもなっている12世紀に建てられた「黄金の門」のすぐ脇に存在。
ドラマ劇場入口
劇場の目の前にある黄金の門(奥の白い建物)とトロイツカヤ教会。
劇場横にフェスティバルの案内が掲載されていて、我々の「白痴」の写真もあり(真ん中)、本当に参加するんだと実感する。今回はロシア全土から以外に、我々日本をはじめ、アメリカ、イスラエル、ウズベキスタン、スウェーデン、ドイツ、モンゴルの劇団が参加予定。
劇場は9/6まで夏休みでスタッフも誰もいないと聞いていたが、行ってみたら芸術監督はじめスタッフが勢ぞろい。16日から始まるフェスティバルの準備に勤しんでおられる様子。
早速スタッフさんに案内されて劇場拝見。
本当に立派な劇場で、ここで「白痴」を上演できることにワクワクするとともに大きなプレッシャーも感じる。
芸術監督のグーニン氏はじめ劇場関係者から大きな期待を寄せられ、万全な体制で我々を迎え入れて下さるとの有り難いお言葉を頂き、さらに身が引き締まる思い。
我々も万全の準備で現地入りしなければ・・・。
さて、こちらが今回のウラジーミルに同行したお二人。右がコーディネーターのリューバさん。左が運転をしてくれたヴィーカさん。キノコ狩りのお誘いを断ってスミマセン・・・。