小学生の頃、私は魚嫌いの少年でした。いわゆる食べず嫌いです。
回転寿司屋に行っても、絶対生魚は食べませんでした。食感や生臭さが苦手でした。
そんな私が変わったのは2013年夏。宮城県気仙沼市唐桑町のメカジキ漁師の家で、夕飯をご馳走になったときでした。
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「さあ、け〜(食え〜)」
漁師さんに言われて席に着くと、目の前にはアツアツの白いご飯、漬物、漁師さん自慢のメカジキの刺身が並でいた。
「やべ、食えねえ」(私は漬物も苦手でした)
「どうした?腹へってないのか??」
漁師さん自慢の刺身を目の前に、“苦手(食べれない)”とは言えず…
「腹ぺこです!いただきます!!!」
磨り下ろしニンニク入りの醤油と共に、メカジキの刺身を恐る恐る食べた。
「!!!!!」
体全体に衝撃が走った。
「う、ウマい!!!」
魚の肉とは思えない脂に、にんにく醤油が絡み合いご飯が進む。その夜は4回もおかわりしました。
「刺身ってこんなに美味しいのか!」新しい扉を開いた瞬間でした。
これ以降、寿司屋では魚を中心に注文。両親からは「金がかかるようになった」といわれるようになりました(笑)
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気仙沼での活動を通じて、想いを持った一人の養殖牡蠣漁師さんと出会いました。
「震災前のやり方を変え、質の良い牡蠣を作る。そして多くの人に食べて貰いたい。」
彼は地域に貢献するために観光客を受け入れたり、ブランド力を高めるための挑戦をし続けていました。
私はキラキラと輝く目と、その人柄に惚れました。
「もっと多くの人に彼の姿を知って欲しい!」
と思ったのが、私が日本食べるタイムスを始めた理由です。
一番ワクワクする瞬間は現場に行き、生産者と一緒に作業をすることです。一緒に作業をすると、パソコン上ではわからない空気感や想いがヒシヒシと伝わってきます。
「社会を変えたい。」なんて想いはありません。
普段、日の目に当たらない人達にスポットライトを当てたい。
楽しい事をして、少しでもプラスに働けばいいな〜!とは思っています。
食べるタイムスで紹介しつつも、パソコン上では伝わらない人柄やカッコいいポイントを伝えるために東京での交流をデザインしていきます!
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【満員御礼!】伊勢志摩からオイスターマンがやってくる。ヴァージン牡蠣で梅雨と疲れをぶっ飛ばせ!