FOUR LEAF SOUNDの活動を本格始動するまでに、自分の中で1つ解決されないといけないことがありました。
それは、「恐れから選択をしないこと」
これって、本当に人生を左右することだよね。。
自分は、バークリー音楽大学という素晴らしい音大に行かせてもらった訳だけど、
「音楽で食べていきたい」とか、全く考えたこともなくて、
ただ、憧れていたアーティスト達のように
「表現できるようになりたい」と思って、学生時代を過ごしてました。
なので、 39歳を目の前にして、今更「活動を本格始動」なんてことになっている訳なのですが、
(めちゃ遅いよね。笑。)
日本に帰国してきて、さぁ、どういう形で生きていくか。。って考える中で、
まず自分がしたことは、「収入源を確保する」でした。
音楽活動をもっと精力的に行なっていきたいと思う一方で、
「音楽で食べていきたい」とか、
「フルタイムで」で、っていうことに、全くこだわりがなかったので、
他のいろんなお仕事にチャレンジしてみてた訳だけど。。
これが、かなり自分を殺してしまった。
良い経験だったし、この経験がなかったら、今の自分はない。
(ここまで日本語も丁寧に話せなかったと思う。。)
でも、2羽を追う者は。。ってやつで、
「音楽」っていう絶対に揺るがないパッションがあるのに、
中途半端に、他の分野に足を突っ込んで、うまく行くはずがないんだよね。
特に自分は不器用だし。。
音楽活動の基盤を整えることを、全くせず、
音楽以外のことに多くを注ぐ内に、
自分の中で、何かが死んでいってしまうのを感じた。
「私はここで何をしているんだ?」って思いながら過ごす日々は、
本当に不健康だった。
FOUR LEAF SOUNDへの強い情熱があるのに、
収入源の確保ばかりに労力も時間も費やした理由は、
「恐れ」だったと思う。
全く何の保証もない生き方を選べなかった。
「もう若くないんだし、今のうちに、確実な収入源を確保しておいた方がいいんじゃない?」
あと、 周りのプレシャーに負けた感じもあったと思う。
周りにどう思われるかを気にしていたり、
「こうあって欲しい」という周りの期待が、自分の思いとすり替わっていたようにも思う。
これも、今思うと「恐れ」。。
「がっかりさせたらどうしよう」っていう。。
結果、
「本当は〜したいけど、そんなの現実的に無理だよね」ってなってた。
かといって、FOUR LEAF SOUNDへの情熱がなくなる訳ではないから、
中途半端に、もんもんと思考のサークルにはまってしまって、
どっちつかずに随分時間を無駄してしまった。。
日本に帰国してからのストーリーは【連載2】でシェアしたけど、
帰国後の始まりが、自分の「リアル」に忠実でなかったから、
その後、ずいぶん長い間、
「何がしたいんだろう」
「どう生きたらいいんだろう」
って、自分がわからなくなってしまってた。
その水面下にあったのは、
「恐れ」から選択してしまった、いろんなことの蓄積だったように思う。
9年前の自分に伝えたいのは、
「ごちゃごちゃ考えずに、情熱に素直になったらいいんだよ!」
あれこれ、余計なことを考えさせる「恐れ」から、
人生を選んじゃもったいないよね。
「リアルな等身大」で生きようと思うと、「恐れ」から脱却しないといけない。
「恐れ」も「リアルな自分」の一部だけど、
自分の「心」の声に忠実に生きようと思うと、「恐れ」はそれを邪魔する。
自分が「恐れ」の選択サークルから抜け出せたのは、
「リアルな等身大」で生きている人たちの存在が大きかった。
彼らを見る時に、「このままじゃダメだ」と思えたし、
自分の「心」に素直になる道を選ぶことができた。
FOUR LEAF SOUNDの活動を通して、
「自分らしく」生きることを、一緒に選んでいけるようなコミュニティが作れたらいいなって思います。
FOUR LEAF SOUNDの相棒、Yuki Kanesakaの言葉。
「1人でたどり着けるところは限られてる。でも誰かとだったら、1人よりも遠くにたどり着けるんだ。」
1人じゃできないことも、誰かとだったらできる。
「恐れ」から自由になって、自分の情熱に素直に生きる人たちが、たくさん現れたらいいなと思う。
そしたらこの社会に、いろんな 「リアルな等身大」がもっともっとキラキラしていくんじゃないか。。と思うのです。
Like a Fool
どこに向かってるか、いつどこにたどり着くか、人生どうせ何が起きるか全くわからないんだから、
もっと情熱や夢に “fool” 「バカ」になって生きたらいいよねって思って書いた曲です。
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【連載6】「リアルな等身大」押しには、こんな理由もあるのです。
【連載8】「リアルな等身大」でお互いを分かち合っていきたい。
【連載9】「リアルな等身大」で生き方の「幅」を作っていきたい。
【連載10】「リアルな等身大」の「あなたが必要です」と伝え続けたい。