【自己紹介】
長野県諏訪市出身のいとこ2人で、長野県の魅力の一つ「ジビエ」を広げる事業を行っております。幼少期を過ごした長野県で事業を興したいと2017年3月で勤めていた民間企業を辞して、信州産ジビエを使った商品開発に着手しました。2人で狩猟免許を取得し猟師としての活動もしています。
【このプロジェクトで実現したいこと】
鹿のレバーを使ったレバーペーストを商品化したいです。鹿のレバーは繊細な食材であるがゆえに、ご家庭はもちろん飲食店でも調理が難しいと言われています。そこで瓶のフタを開けたその瞬間から、簡単に美味しく食べて頂ける鹿レバーペーストを開発したいと考えています。
長野県では、野生動物による農業被害や動物の住宅エリアへの侵入が大きな問題になっています。このような状況の中で、猟師たちが銃やわなを使って、害獣駆除活動を行なっています。駆除活動の効果が実り、年々被害は小さくなりつつありますが、駆除活動に力を入れた分、捕獲された動物の活用が難しくなっています。
食肉加工所を建てたり、毛皮を利用した工芸品を製作したりという動きはありますが、未だ多くの動物は駆除後利用されず廃棄されています。また、害獣対策として駆除された鹿のみならず、猟期に捕獲された鹿についてもレバーは活用されずに廃棄されてしまうことが多いという現状をあります。
鹿レバーペーストという製品を通して鹿のレバーが魅力的な食材であると広く伝えていくことで、少しでも多くの命を無駄にすることなく、有効に活用する社会を実現したいと思います。
【このプロジェクトをやろうと思ったきっかけ】
ジビエの流通事業を行う中で、多くの猟師の方々、ジビエ加工所の方々とお話をさせていただきました。その中で、捕獲した動物の中でどうしても活用しきれない部分があるということをお聞きしました。また、自らが猟師として初心者ながら狩猟に携わることで、捕獲した動物を全て無駄にすることなく活用する難しさを実感しました。
鹿のレバーはその調理の難しさからほとんどが流通することなく、捨てられてしまっています。しかし、実際に食べてみるとクセも少なく、素晴らしい味わいです。
せっかく頂いた命にも関わらず人間の勝手な理由で捨ててしまうことは動物たちに対して申し訳ない。そして、素晴らしい食材をもっと多くの人にも味わってもらいたい。そんな想いから鹿のレバーを商品化して、少しでも廃棄量を減らし、その魅力を知ってもらえればと思ったことがきっかけです。
【これまでの活動】
イノシシ・シカは田畑を荒らし、農家さんに多大な被害を及ぼすことから全国的に有害鳥獣に指定され、定期的に駆除が行われています。しかし、駆除された個体のうち、多くが廃棄され、食肉活用されているのはわずかと言われています。県の動きで近年改善してきていますが、まだ貢献の余地があると考えました。そこで私たちは命を少しでも無駄にすることなく、活用したいという想いでジビエ肉の販売に力を入れてきました。
・ジビエバーガーを商品化してスポーツ大会などのイベントで販売。
・ジビエのフルコースを味わえるジビエパーティを長野県内のみならず、東京など各地で企画。
・ジビエ加工所と提携し、シカジャーキーなどの製品を全国へ販売。
・ジビエの歴史や野生鳥獣被害などについて、長野に訪れた高校生に授業を実施、体験プログラムとしてジビエ試食会を実施。
・長野県庁と共同でジビエ製品をPR。
上記のような活動を行ってまいりました。
【最後に】
私たちの目標は捨てられてしまう部位を0に近づけることです。そのためにもまずこの鹿レバーペーストを完成させ、ジビエを知らない人たちにもお届けできるようにしたいです。今まで食べたことのない食材を食べることの喜びを日本全国に広げ、命を無駄にしない社会を作りたいと考えています。皆様のご協力をよろしくお願いします。
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