はじめまして。マイプロジェクトU-15実行委員会代表の七條貴子です。

私たちは、埼玉県戸田市で、子どもが自分の「やりたい」にチャレンジするプロジェクト
「マイプロジェクトU-15」の開催に向けて、戸田市近隣在住のメンバー5人で活動しています。

メンバー
七條 貴子:NPO法人ETIC.職員。      
島田 正樹:さいたま市役所職員。「公務員キャリアデザインスタジオ」代表。
松本 和昭:加須市役所職員。おもちゃコンサルタント。
内田 令子:戸田市在住主婦。
田村 実香:東京大学職員。


小学4年生〜中学3年生までの子供が、夏休みに自分のやりたい事を計画・実行するプロジェクトです。
大人のサポーターが子供の相談に乗りますが、あくまでも主役は子供。
子供が自分で決めて、自分で動きます。

プロセスからの気付きを大切にしますので、子どもの計画が実現できなかったとしても構いません。
むしろ、そこからが本番です。

問いかけをベースにした、サポーターとのコミュニケーショや、
子どもが自分で動かないと何も進まないプログラムを通じ、
主体的に物事に向き合う心の態度を体感し、
やりぬく力、失敗から立ち上がる力などの非認知能力の土台をつくることを目指します。

一番最初のきっかけは、私(七條)の子育て経験でした。

娘が2歳だった頃。今から5年前です。
当時、比較的、教育熱心な地区に住んでいたのですが、
ポストには次々と子供向けの習い事や教材のチラシが舞い込んでいました。

近所の子ども向け英語教室はキャンセル待ち。
週5で習い事や塾通いをする子ども達の話も耳に飛び込んできました。

そんな中で、同い年の子を持つ、ある一人のお母さんから、
「英語教室、うちも入れた方がいいのかな?」
と、相談を受けます。

無理に入らなくていいんじゃないの?と、思いましたが、
その理由は漠然としていて、明確な答えを持ち合わせていない自分に気づきました。

また、こんなに社会が変わろうとしているのに、
チラシで飛び込んでくる教育サービスは、
私が子どもの頃(約30年前)とほぼ同じなのも疑問でした。

社会が変われば、必要な教育も変わるのでは?
でも、社会が変わっても、変わらない教育もあるのでは?
そもそも、何のために勉強するの?
私は、子どもに、どういう風に育って欲しい?
これから未来は、どうなることが予想されるの?


※読んだ本の一部

自分自身を振り返り、様々な本を読み、インターネットで調べる中で、
愛知県瀬戸市の「キミチャレ」というプロジェクトに出会います。
小4〜中3の子ども達が、夏休みに、自分のやりたい事にチャレンジするものです。


2012年報告書データより引用

先を生きるロールモデルがいない世の中で、
子どもが自分の選択を信じ、変化に対応しながらしなやかに生きていくために、
子ども達に必要なことは何でしょう?

沢山あるとは思いますが、
・自分の好きな事に向き合うこと
・失敗の恐怖を乗り越え、一歩踏み出す経験
以上2つの必要性を私は感じ、「キミチャレ」は最適プログラムだと思いました。

娘が小学生になったら、このプロジェクトを立ち上げようと思い、
埼玉県戸田市に引っ越してきて、今に至ります。

戸田市で「キミチャレ」をやりたい、と周囲の方に相談する中で、
「プロジェクトが終わったら、チャレンジ終了ではもったいない。
その先に、何かつながるような仕掛けが欲しい」
という中学校の先生のご意見を頂きました。

そんな中で、高校生マイプロジェクト(文部科学省後援)の存在を知ります。
高校生マイプロジェクトとは、身の回りの課題や関心をテーマにプロジェクトを立ち上げ、
実行することを通して学ぶ、探究型学習プログラムです。

大切にしているのは、小さくても実際に起こす「アクション」と、
プロジェクトに対する「主体性」。
不確かな時代だからこそ、高校時代に正解のない問題に向き合い探究することで、
未来への創造力が引き出されます。


※「高校生マイプロジェクト」決勝大会の様子

「高校生マイプロジェクト」が大切にする
・テーマ設定に対する「主体性」
・小さくても実際に「アクションを起こす」ことを大切にする
この姿勢は、「キミチャレ」にも共通すると思いました。

また、「キミチャレ」で主体性スイッチが入った子どもは、
高校生マイプロジェクトの参加予備軍になるだろうとも思いました。
(もちろん、強制することはしません)

そこで、「高校生マイプロジェクト」事務局様に連携を相談し、
姉妹版「マイプロジェクトU-15」としてキックオフします。
「マイプロジェクトU-15」に参加した子どもたちに対し、
来年、2019年3月の決勝大会の無料観覧枠(15名)も頂きました。

私は、2018年の決勝大会に、実際に足を運んだのですが、
自分事としてプロジェクトを突き詰め抜いた高校生達の言葉と涙、
そして、各プロジェクトのハイレベル感に心が震えました。

夏にチャレンジした子どもたちに、
翌春、高校生のハイレベルなプレゼンを見せたら、どんな化学反応が起きるのか。
勝手に楽しみにしています。


その後、様々な、(本当に様々な!)方のお力を借り、2018年4月、
「マイプロジェクトU-15」は、埼玉県戸田市の後援事業となりました。
ここまでお力添え頂いた皆様に、深く御礼申し上げます。

そして、大変ありがたいことに、今夏、戸田市内の小中学校 合計7校に
4000枚のチラシを配布させて頂けることになりました。
実績のない私たちに、大きなチャンスを与えて下さった戸田市教育委員会の皆様には、
本当に感謝の言葉しかありません。


※配布予定のチラシ

さて。戸田市教育委員会から「後援」は得たのですが、
「後援」は「共催」と違い、資金の援助はありません。
つまり、4000枚のチラシの印刷費用は自己負担となります。

開始当初、スタッフの自腹資金で印刷し、
周辺の子ども達に手渡しでチラシを配ろうとしていたのですが、
当初の想定規模以上のチャンスを得たことで、
予想していた必要枚数の80倍の数が必要となりました。

市の補助金は、法人格がないので申請できません。
もし、今から法人を立ち上げたとしたら、今夏は終わってしまいます。

私達に「やらない」という選択肢はありません。絶対にやります。
しかし、自分たちで負担するには、少々重い金額となってしまったこともあり、
実行委員会のマイプロジェクトとして、クラウドファンディングにチャレンジすることにしました。

これにより、私たち実行委員会の、資金面の負担軽減を見込めるのはもちろんですが、
「マイプロジェクトU-15」自体が、
子どもたちにとっても、夢を実現する一つの見本になると思っています。

私たち5人のスタッフは、Facebookでつながりました。
ほとんどのメンバーが初対面。なおかつ平日日中は皆仕事をしながらの参画。
SNS、オンライン会議システム、クラウドサービス、を駆使して、プロジェクトを進めてきました。

そして、今、活動資金もインターネットを通じて集めようとしています。
支援をして下さった方のお名前は、今夏開催する説明会用資料に掲載させて頂きます。

 

その資料は、「あなたたちのチャレンジを応援する人はたくさんいるよ」というメッセージになりますし、
また、「手を伸ばせば夢を実現できるツールが身近にある」ことを、
子ども達に伝えられると思っています。

昔は、人もお金も、集めるのに苦労したと思いますが、
今は、やる気とツールの活用次第で、そのハードルはとても低くなったように感じます。
ITの発展で、その流れは、これからもどんどん加速していくように思えてなりません。

現に、クラウドファンディング内を検索すれば、
自分でお金を集めている高校生が沢山見つかります。

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今の社会では、やる気とツールの活用によって、少し手を伸ばせば夢は実現出来る。
この事実を知っていることで、子ども達は、自分の可能性を広げやすくなると思います。
私達の取り組み自体が、子ども達を勇気づける、一つの見本になれたら、と願っています。

このプロジェクトは市外の子ども達も参加可能です。
しかし、資金の大半は、戸田市の子どもに配るチラシ印刷費用として使います。

これを読んで下さっている方の中には、
戸田市在住でない方も多くいらっしゃると思います。
なぜ「戸田市」の子どものために支援するの?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

まずは、私の住む「戸田市」で実績を作ることによって、
他市でも、このプロジェクトが広がるきっかけになって欲しいと思っています。

「マイプロジェクトU-15」から「高校生マイプロジェクト」に続く、
やりぬく力を育む機会に、多くの子どもに触れて欲しい。

「参加する・しない」は、各ご家庭での判断になりますが、
触れる機会だけは、多くの子どもにあって欲しいと強く思っています。
その為には、公立の小中学校で配布してもらうのが一番だと考えています。

「戸田市」を皮切りに、他の地域にも広がっていければ。
現段階で、他市での実現を確約は出来ませんが、
もし、他地域で同じようにプロジェクトを立ち上げたい方がいらっしゃれば、
出来る限り力になりたいと思っています。

そんな活動に、少しでもご共感頂けたら、幸いです。

 

資金の使い道は、次のとおりです。

1:チラシ印刷費用 4,000枚分
2:説明会・中間報告会・最終報告会会場費
3:チラシ制作費用(イラスト発注費)
4:スタッフ交通費
5:当日配布する資料の印刷費

もし、余剰金が発生するようであれば、
来年以降も実施する活動の資金として活用させて頂きます。

【おなまえコース】3,000円
・子ども達に配布する説明会資料に、お名前を入れさせて頂きます。
・プロジェクトの全課程が終了しましたら、報告書をメールでお送りいたします。

【声かけノウハウコース】5,000円
・子ども達に配布する説明会資料に、お名前を入れさせて頂きます。
・本プロジェクトの実践を通して、スタッフが学んだ子供への声かけのノウハウ
(公式noteで書いているものも含みます)を資料にまとめてメールでお送りいたします。
 送付は、2018年12月頃を予定しています。
・プロジェクトの全課程が終了しましたら、報告書をメールでお送りいたします。

【企業協賛コース】10,000円
・子ども達に配布する説明会資料に、サービス名or会社名を入れさせて頂きます。
・子ども達に配布する説明会資料の中に、宣伝チラシを入れさせて頂きます。
(ただし、スタッフ協議の上、チラシの内容が子どもの教育に良くないと判断した場合は、
ご返金させて頂く可能性があります)
・プロジェクトの全課程が終了しましたら、報告書をメールでお送りいたします。

 

こうやって活動していると、子どものために、と言いながら、
実は、一番自分が変化していることに気付きます。

子どもを「信じて、任せる」ことは、
親自身が、自分の選択を信じることでもあります。

子どもに「失敗は、成功のもとだよ」と言うと、
その言葉が、自分にも跳ね返ります。

だから、きっとこの活動は、子どもの教育活動でありながらも、
子どもを中心とした大人を変えていく活動なのだと思います。
子どもの背中を押す過程で、きっと大人も押されているのだと思います。

教育・子育てに関わる全ての皆様へ。
同じ時代に、子どもに携わる者同士、一緒に楽しみましょう。
今回は、お金というつながりで恐縮ですが、
支援を通じて、あなたとつながれたら嬉しいです。

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