昨日は「NO BORDER」の大きな山場であるダンス部分のモーションキャプチャーの収録日でした。大きな山場でした。これがうまく行くか行かないか、でこの「NO BORDER」が成功するかどうか?という日でした。朝9時台からセッティングをしてTOMOさんKENZOさんが入り時間は13時。打ち合わせ(事前に振付を考えてくれていたのでそれをどのパターンにするか?)などを軽くして早速着替え。写真はその中のワンシーンの秘蔵メイキング写真。二人が来ているのは特殊なモーションキャプチャー用のスーツ。ダイビングのウェットスーツのようなものに特殊な蛍光塗料を塗ったボールが53個ついています。これを360度取り囲んだ特殊なカメラでキャッチして3次元空間の中に二人の動きを記録していきます。最終的にこの記録したものを40体作り、そのダンスするボーン(骨)に当日来場したお客さんのスキャンした3Dの姿を着せると「その日来場したお客さんがDA PUMP TOMO&KENZOの踊りそのものを踊ってしまう」ということになるのです。「踊りそのもの」っていうのが不思議なことで、KENZOさんが言っていたのですが「普通振付を作ると次はそれを誰かに覚えてもらうレッスンの時間が必要なんですね。それがこのシステムはそれを飛び越して僕が踊ったそのものを誰かが踊れてしまう。こんな経験はないですね。僕の踊りも世界中の何万、何十万の人が踊ってくれるってことですものね。いや嬉しいです」という嬉しい熱意に支えられて収録は進むわけですが「今までにないもの」ですから、そう一筋縄には進みません。(以下パトロン限定)
今日は「NO BORDER」のメイキングの日としてはとても大きな日だと言えるだろう。振付けのDAPUMP KENZO&TOMOのお二人によるダンスのモーションキャプチャーが行われるのだ。モーションキャプチャーは二人にとっても初めてのことだし、通常ゲームを作られるのに使われる技術で、こういうライブエンタテインメントに使われるのは初めてだ。初めてのことと言うのは思っても見なかったことが起こるもので、今日はそれをみんなで一つ一つ超えていく日になるだろう。今日が超えられればあとは初日まで一気に走ることができる気がしている。そんな日が令和初日というのも縁起がいい。大まかな振付け案は二人が何案かもってきてくれて、それを現場で話し合って選んで、次は実際にモーションキャプチャースーツを着て踊ってもらう、という段取りでゴールまで進んでいく。果たして!
「NO BORDER」は基本的には2部構成になっています。一部はが〜まるちょばが進行します。ここはまさにライブ=生部分になります。が〜まるちょばらしい毎日何が起きるかわからないステージです。これまでのが〜まるちょばのステージを見たことある方もかなり驚くと思います。ライブとテクノロジーが合体した見たことのないステージになります。そして毎日違います。なぜなら毎日お客さんが違うし、毎日”気づき”があるし、それに対応してこそライブだし、そこに関するテクノロジーをAR三兄弟がバリバリに作り上げていく気が満々だからです。実はが〜まるちょばのHIRO-PONはバリバリのアナログ人間です。ARもVRも何もわかりません。これからも今現在も。そこにある空気(お客の表情、ちょっとした仕草、起こってしまったハプニング、お客さん誰かが出した音など)を操って世界中を言葉なしで笑わせてきた男です。僕は多分通算100回以上が〜まるちょばのステージを見ていると思いますが、毎回新鮮に爆笑します。それはライブという”空気を操る”からです。そこにAR三兄弟のテクノロジーが絡みます。お互いが大変リスペクトをしています。本格的には内容はこれからです。会っているのはもう1年前です。もう10回以上会っていますがまだ内容はほとんど決まっていません。というよりあえて決めてないと言った方がいいでしょう。7月7日の初日まで決めていないのだと思います。決まったことは何一つなくオープニングが始まることは間違い無いと思います。それがライブだからです。その日のそこでしか起きないことが最終日まで毎日起こります。そこの空気が毎日違い、それを操り変幻自在に変わるのがが〜まるちょばだからです。とにかくこれまでバリバリのアナログだけでセットも音楽も照明もほとんど使わなかったが〜まるちょばに最新のテクノロジーが掛け合わされるのです。それを楽しみと言わず何を楽しみというのでしょうか?第2部の話はまた明日。