2019/12/31 21:08

はらぺこむしの豊永裕美です。                       上手に伝えることが苦手なので、気長に読んでください、、笑

私の両親は長崎県の壱岐島出身で、私は福岡と壱岐島で育ちました。


小学時代に壱岐島で過ごした時間が、今の私がこうして自然を好きになり、

自然と関わる仕事をしている最大の理由です。


私の祖母は壱岐島で和牛の繁殖農家と米農家をしています。

学校から帰ると牛の餌やりを手伝ったり、牛の餌になる草を切りに行きました。

夏は家の下にある海にこっそり泳ぎに行って、

ずぶ濡れで帰って来るものだからすぐにバレて怒られていました。。

秋は親戚みんなで米の収穫をします。

帰りには、野いちごや桑の実、椎の実やグミ、アケビにヤマモ取りに必死になって帰宅が遅れていました。笑

(食い意地をすでに発揮してる。。)


壱岐島で過ごした時間が今の私そのものです。

(書きだしてみると、特に何も変わっていないな、、笑)


小学生の頃から農業をしたい!と言う私におばあちゃんは「農家は苦労するからなるものではない」と言っていました。


中学、高校と福岡で過ごしたのですが、一次産業に対する想いは増すばかりでした。


そこで、東京農業大学のオホーツクキャンパスに進学しました。

九州の小さな農業とは違い、北海道の大規模な一次産業を実体験できると知り、

飛び込む様に入学しました。

網走では、想像の倍以上に一次産業を経験をすることができました。

そして、色んな方にお世話になり、今でも野菜や魚を届けていただいています。

本当にありがたいです、、!網走は私のもう一つの故郷です。

(長くなるのでまたいつか、、笑!)

大好きな長芋の収穫!
お気に入りの長芋を見つけては取っておいて持って帰っていました。笑

搾乳のアルバイト。早朝と夕方に2回の搾乳。本当に動物相手の仕事は大変とはこの事です。寒くて牛の髭もカチカチぴかぴか
いつも美味しい牛乳をありがとう。



ホタテバイト!
漁の時に船に乗れるのは男性のみだけど、
この日は特別に。
卒業前に最初で最後の乗船。


そして、私は自分が一次産業をするのではなく、一次産業をさらに面白くしていきたい!と漠然とした考えで東京に上京しました。笑

あまりに漠然としていたので、自分に何ができるのか分からず、悶々と3年間を過ごしていました。苦手なオフィスワークをしてみては一日屋内で座ってられず、、やっぱり外仕事がいい!!と園芸屋で働いたり、奥多摩に泊まり込みで林業をしてみたり、、

様々な事にチャレンジしてきました。しかし、何をしていてもモヤモヤして全てを心から楽しめず、自分らしさを完全に失っていました。笑笑


そんなこんなで3年間も東京でうじうじしていたところ、一年半前に友人の紹介で篠原祐太に出会いました。

2回目に会う時は、コオロギ ラーメンのイベントの手伝いをお願いされ、訳がわからないまま、イベントの手伝いをしました。笑、その後も、イベントを手伝ったり、篠原くんの仲間の集まりに誘ってもらったりして、積極的に同じ時間を過ごしました。

出会って半年経つ頃には一緒に働きたいと何度か声をかけてくれていたのですが、私にできることなんて無いから。。と遠慮して断り続けていたのを覚えています。笑


そして、今年の6月。いつも通り、テレビの取材のお手伝いをしていました。  その日は珍しく体調を崩して、自分の思うように手伝いができませんでした。そんな時、代わりに手伝ってくれている友達に対して、手伝ってくれてありがとう。と自然に思う自分がいました。その時に、篠原くんやけんとくんと気持ちが変わらないじゃないか!!と自分の心境の変化に気がつき、その日がきっかけでANTCICADAへ加入しました。


まだ私は昆虫の事が詳しいわけでもなく、特別に大好きなわけでもありません。

(嫌いじゃないけど、そんなにサワレナイ、、)

しかし、なんであろうと美味しいものは食べてみたい。思っています。笑

食べたことない昆虫しかない!と言っても過言ではないし、まだまだ試されたことのないレシピばかりで、楽しみがいっぱいです!!


とはいえ、今でも初めて食べる食材と向き合う時はワクワクだけでなく、緊張もする事もあります。でも、食べて美味しいと分かった瞬間に昆虫から食材に見える!

(小学生の時も育てている和牛を見て美味しそうだと思ったことがありました笑)この瞬間が面白くて仕方ないのです。

コオロギラーメンを食べていただく時も、緊張や恐怖心を持つ方が大半です。

しかし、しっかりと説明して食べていただく。そうすると、ゲテモノやただの昆虫から食材へと少しずつ見え方が変わっていき、コオロギラーメン以外の料理も全て食べていただけたり、連日イベントにきてくださる方もいます!よ?

私もまだまだ昆虫食初心者みたいなもんです。笑
これから多くの方と一緒にいろんな昆虫の食べ方を楽しんで行きたいです☆


そして、私の目標やモチベーションの話。


先日初めて、150人分のケータリングを提供させていただきました。

木やつる、スギや南天は私が壱岐島に帰った時に、おじやおば、従兄弟や祖母と(飼い犬のプラスもついて来てくれた!)一緒に採ったものを使いました。

壱岐の親戚みんな協力してくれました!
あぁ壱岐に行きたい!

元々、自然のものを採ったり飾ったりが大好きだった事もあり、まさかここで活かせたか、、!!と驚くばかりです。笑これからも出先でみつけた美しいものを皆さんに見て共感してもらえると嬉しいです!

料理は私が思いついたメニューをシェフの白鳥が美味しく仕上げてくれます!!笑

レストランとはまた一味違った遊び心溢れる料理を考えていくので、クラウドファンディングの返礼としても、是非ご利用くださいね☆

(現在、蜂の子ひょっこり!味噌蓮根や蜂の子ラム酒バターなどを試作中です!!)

ケータリングの様子です。
次はどんなケータリングにしようかな、、
形になるのか不安も大きいですが、
本当に楽しいお仕事です!

そして、何より大切な食材調達も担当させていただいています。

私の目標は、虫取りを一つの職業にする事です。

昆虫食は未来食とよく耳にすると思いますが、実は日本の伝統食です。

長野や岐阜、宮崎では昆虫食が伝統食として今でも食べられています。(地蜂なんか朝から並んで取り合いです!笑)


しかし、現在、食材の昆虫を入手することが難しい状態です。

理由は様々ですが大きくは、農薬の散布により、虫たちの住める場所が減っている事と昆虫を取る人が高齢化で減っているのが原因です。

そこで私は一次産業をしている方に虫取りを兼業してもらおう。と考えています。

そもそも、前例があまり無い為、来年は自分で学びながら走っていきます!笑

今激減している蚕の養殖を学び、食としての可能性をさらに広め、蚕の養殖の現場を守ります。

鈴木さんのお家では蚕の餌になる桑の葉に農薬が付着しない様に、周りの農家さんたちに声をかけて農薬を散布しないようにしてもらっているそうです。

快く協力してくれる人の環境も含め、美しすぎる!本当に感動の嵐のような場所です。

その他諸々とても素敵な環境なのですが、またinstagramなどで紹介させていただきます、、笑


今年はこの桑の葉を収穫し、
お蚕にあげます!たのしみ!


スズメバチは殺虫剤を使わない駆除方法を習得します。

駆除するだけでなく、蜂の命も最後まで大切にいただく事で多くの人に、害虫とされている虫に対しても、何か自由に考えて感じてもらえるキッカケが出来れば嬉しいなと思っています。


大好きな蜂ハンター田迎さん!
田迎さんの影響で蜂にとはまりしました笑!超刺激的です!

東京地蜂クラブにも入会しました!地蜂=ヘボは日本の昆虫食を代表するといっても過言ではありません。ヘボの伝統をもっと知りたい、、!

来年は山でヘボ追いを実体験します!

串原ヘボ祭りで出会ったおじ様たち!いいヘボとってもらったよ!

ざざ虫もセミも今年よりも多く採れるようになり、サクラケムシの糞も採集方法を考えなければなりません。

(めっちゃありすぎるやん、、笑)


とにかく、レストランで多くの人に昆虫たちを味わってもうことで、昆虫市場を大きくして、虫取りを職業にしたいと思います!笑


虫取り師、募集中です!!!

一緒に試行錯誤しながら本気の虫取りしませんか?(季節労働も可。笑)

(私も全国回りながら年中虫取りしたいな、、)


という具合です!これからもよろしくお願いします!!


ANTCICADA はらぺこむし