今日はTHE6での試作についてです。
昨日の凪さんのメッセージを頂いてから、試作のことを書きたくなりました。
メダカ米遠藤さんのお話をお待ちの皆さま、もうしばらくお待ちください。
試作と言ってもいろんな試作があるのですが、ざっくり2つに分けると
①「もうちょっと美味しくしたい」
②「これを混ぜたらどうなるのか?」
こんな感じです。
①は、まあ良いのですが、②は本当に実験のようなものです。
米粉のレシピは、最近でこそ本やネットでも増えてきましたが、どの米粉でも同じように作れるかというとそうではありません。
米粉はメーカーによって個性があり、小麦粉で言うと強力粉と薄力粉くらい、いえそれ以上の差があるのです。
できれば地元の米粉で作ってみたい。
普通に作ってもできないなら、大胆に作り方を変えてみよう!
大胆に変えるということは、かなりの大失敗がつきもの。
THE6のような、人に見られるところでそれをやっていると「宍戸さん、ずいぶん下手だな」と思われるのがオチなのですが、工房を持つまでは恥ずかしいけれどやっていました。
餅のように焼きあがった米粉パンを周りの人たちに見つかり、
「ういろうみたいになっちゃた」と言ったら、
宍戸さん、ういろうに謝ってください」とつっこまれたり、
恥ずかしい失敗は数多くあります。
最近はそういう実験はできるだけ工房でしています^^
今、THE6で試作するのは料理教室のレシピ考案をする時など。
簡単な手順で、できるだけ美味しくしたいので、
何種類も作って皆さんに食べてもらい、ご意見とアドバイスをいただきます。
もうちょっとフワフワがいい、さっきの方が食べやすい、など。
昨日のメッセージの凪さんは、とてもスリムなのにものすごく食べてくれるので頼りになります。
少し前は、毎日毎日米粉のピザを試作しているうちに「本物のピザってどんなのだっけ?」ということになり、急遽宅配ピザを頼んで皆でピザパーティーになったこともありました。
皆さんが嫌な顔もせず、試食にお付き合いして下さるのは、
米粉の可能性を信じてくれているからかな、と思います^^
優しいからだけでしょうか^^
完成されたレシピをトレースするより、これから出来ていくものにわくわくします。
そのことを応援してくださっている皆様に感謝いたします。