「イワナの名人」として日テレ「満天青空レストラン」で 今年9月、全国デビューした鈴山ファミリー。あの宮川大輔が絶賛したのが「イケメンいわなの燻製・小坂スモーク」。その鈴山さんのこだわり後半です。 (3)川に魚を増やしたい 魚をたくさん増やすために、生け簀や篭の中などで魚の子どもを育てて、大きくしてから収穫する。これが「養殖」やね。 「養殖」をするための子どもをまず作ること、これを「種苗(しゅびょう)生産」といいます。以前なら5万匹ほどしかつくれなかったものを、「種苗生産」をはじめて一年目から30万匹、2年目は60~70万匹という実績を上げることができた。知識や技術があれば、そういうことが可能になるんです。 「養殖」は、商売として育てた魚を売るってことが前提。 その一方で「増殖」というのは、川に魚を増やすことが目的。「川に魚を増やしたい」という思いはずっと持っとる。そのためには、養殖でぬくぬくと育った魚を放流するよりも、天然に近い、自分で生きられる魚を放った方が増えるんじゃないかって。 天然に近い魚をつくるには、極力、人間の手を加えないに限る。自然に放っておくのが一番なんじゃないかって。虫が来たり、池の藻を食べたり。そうしたら自然に淘汰されていく魚もいるだろうけれど、それもひとつの方法やなと。 (4)「川魚は臭い」なんてウソ 「川に魚を増やしたい」という一方で、「安全でおいしい魚をたくさんの人に食べてもらいたい」という思いもあるんや。川魚を知ってもらって、本当に美味しいもんやっていうのを、もっともっと広めたい。 うちでは、天然に近い魚を育てて出荷しているよ。味も違うよ。絶対にうちの魚でないとダメ、と言ってくださる料理屋さん、取引先もあるもの。 みんな「川魚は臭い」とか言われるけれども、それは絶対違うんやって。 小坂はまずは水が違う。PHが酸性で、植林もあんまりしていないし。水がきれいだから、魚の臭みもないんやよ。美味しさは、水のきれいさに比例するんじゃないかな。もっとも、要因はひとつだけじゃないだろうけど、あとは魚に聞いてみるしかないでね。だからずっと魚を観察してるよ。 (5)本当においしい魚を、消費者に広めたい 健康な魚っていうのは、元気に泳いでおればそれで健康だということではなく、ヒレがしっかりしていることと、それに顔がいいこと。品がある顔っていうのがあるんです。 天然に近い顔っていうのは、目玉がでかい。魚の成長は、歯と目玉で見るんだけれども、養殖では体をどんどん大きくさせるので、目玉が不自然に小さくて、体の成長についていってない。魚を見れば、「あ、これは養殖で短期間に大きくなったやつやな」って分かる。やっぱり、じわりじわりと時間をかけて育った魚は美味しいんやて。 だけど、いくらいい魚を作っても、消費者が知らなかったら食べてもらえんからね。 山奥でこつこつと魚をつくってきたけれども、それだけではいかんなと思って。いいものは、どんどんアピールして、みんなに知ってもらわなきゃいかんと。 「川魚の美味しさを知ろう」体験会を開くのもいいかもね! アマゴでもイワナでも、開いて塩水につけて天日干しすると絶対に美味しいよ。夏場だったら2~3時間でできる。それを焼いて食べたら美味しいよ! あと、小坂でしか食べられない刺身とか。3枚におろすやり方も教えてね。体験学習として、すごく楽しい内容になると思うね! 要チェック→「満天青空レストラン」小坂スモーク撮影ブログ!! 終了迄、カウントダウンに入りました! 皆様の暖かいご支援をお待ちしてます! どうぞ宜しくお願い致します!!
「イワナの名人」として日テレ「満天青空レストラン」で 今年9月、全国デビューした鈴山ファミリー。あの宮川大輔が絶賛したのが「イケメンいわなの燻製・小坂スモーク」。その鈴山さんのこだわりを2回に分けてお伝えします。 (1)魚の養殖事業に就いた理由 僕は生まれが飛騨高山で、学生時代は名古屋にいたんだけれども、卒業したら地元に帰り、魚の養殖の仕事に就こうと決めていたんやね。もともと飛騨高山というのは川魚もあまりいない土地でね、海から持ってくる魚は鮮度がよくない割に高価なもので、魚を食べるという習慣があまりなかったんやね。 学生当時、たまたまテレビで魚の増殖技術についての番組を見てね、「これはいいな、飛騨にも魚を持って来れるな」と思って。それからは、養殖に関連するアルバイトをしたり、水産普及員もやったり、そんな中で、岐阜県淡水魚研究所から紹介されたのがここ、「小坂町淡水魚養殖漁業協同組合(以下、小坂淡水)」でした。 養殖技術自体は50年ほど前からあるもので、飛騨は水がきれいだから、養殖場もけっこうあったんです。だけど成功している事例がなかった。病気が原因で。施設はあったけれども、技術が乏しかった。いくら水がきれいでも、ウィルス病が蔓延していて、100万個くらい卵をしぼっても1割も育たず、採算がとれなかった。 僕が「小坂淡水」に入った頃も、アメリカから入ってきた感染病が日本全国に広まって、どんどん魚が死んでいた。それを防ぐには、汚染されていない水を使ったり、免疫が付くまで隔離飼育をすれば大丈夫なんだけど、当時一般的にはまだそういう知識も技術も十分じゃなかった。 (2)「いかに薬剤が危険か」を学ぶ そんな当時、水産庁が全国の各都道府県から一人ずつを集めて、養殖技術の講習を行なったんやね。動物の病気は獣医師が診るんだけれども、魚は分野が違うので、そのあたりの知識や技術が普及してなかった。そこでウィルス分離とか薬剤のこととか、カンヅメになって勉強したんです。そこで学んだことのひとつは、「いかに薬剤が危険か」ということ。例えば、魚が細菌の病気にかかって抗生物質を使った場合、その薬剤が魚の身の部分から抜けるのを待つ「休薬期間」というのがあって、「それを守れば出荷しても大丈夫」ということになっているわけです。確かに、魚を食べる場合、たいていは身の部分だけですよね。だけど本当は、骨や内臓での残留期間はもっと長いわけ。怖いのは、身だけじゃなく骨や頭まで丸ごと食べられる魚ね。薬剤が残ってる可能性がある。これはやばい、危ないぞと。そういうことを教えてもらって、これは考えないかんなと。そもそも、なぜ魚に投薬するかというと、病気にかかるからやね。それなら、病気にかからない魚を育てたらいいんやないかと。そこで「健康な魚づくり」を目指そうということになったんやね。 要チェック→「満天青空レストラン」小坂スモーク撮影ブログ!! 終了迄、カウントダウンに入りました! 皆様の暖かいご支援をお待ちしてます! どうぞ宜しくお願い致します!!
今日、18:15〜 メーテレの「UP!」で御嶽「麓の観光地」の特集が組まれます。特集の内容は、御嶽「麓の観光地」。キャンセル…客半減…秘湯旅館の苦悩と決意。いわな祭りで再起を!!という内容です。今の飛騨小坂(おさか)の現状を分かって頂く、とてもいい機会です。手作り始めた「清流といのちの感謝祭 第4回いわな祭り」。是非、是非、応援を宜しくお願い致します!! 5000円支援して頂いた方にお返しする「小坂スモーク」 「イワナの名人」として日テレ「満天青空レストラン」で 今年9月、全国デビューでした鈴山ファミリー。あの宮川大輔が絶賛したのが「イケメンいわなの燻製・小坂スモーク」。絶品料理として、紹介されて、大ブレーク! 一時には生産が追いつかず、お待ちいただきました! 要チェック→「満天青空レストラン」小坂スモーク撮影ブログ!! 飛騨小坂で、真面目に気骨に、抗生物質の薬剤を一切使わないで、イワナの養殖に取り組んでいます。御嶽山の恵から生まれた清流を利用しているので、「川魚は泥くさい」と思いこんでいる人に是非味わって頂きたい一品です。 ビールや日本酒、ワインやスコッチにも合うおつまみ。お酒好きな方におススメです!!
要チェック→「満天青空レストラン」小坂スモーク撮影ブログ!! 「イワナの名人」として日テレ「満天青空レストラン」で 今年9月、全国デビューでした鈴山ファミリー。あの宮川大輔が絶賛したのが「イケメンいわなの燻製・小坂スモーク」。絶品料理として、紹介されて、大ブレーク! 一時には生産が追いつかず、お待ちいただきました! 飛騨小坂で、真面目に気骨に、抗生物質の薬剤を一切使わないで、イワナの養殖に取り組んでいます。御嶽山の恵から生まれた清流を利用しているので、「川魚は泥くさい」と思いこんでいる人に是非味わって頂きたい一品です。 ビールや日本酒、ワインやスコッチにも合うおつまみ。お酒好きな方におススメです!!
11/9(日)に開催される、「清流のいのちの感謝祭 第4回いわな祭り」。今回の実行委員長は、小坂町淡水魚養殖漁業協同組合の代表・鈴山さんの長女、恵里(えり)さん。御嶽山から流れる水は冷たく清らかなため、魚が健康に育ち、抗生物質など薬品を使用する必要がありません。御嶽山から飛騨小坂への水系は、全部で五つ。今回の噴火で、一つの水系が火山灰の影響を受けましたが、小坂町淡水魚養殖漁業協同組には、幸いなことに影響を受けませんでした。実行委員長の熱いメッセージを送ります!!