クルクメール代表の篠田です。暖かい日が増え、冬のコートから少し薄手の春秋用のコートを使う日も増えてきました。すっかり春になりましたね!【カンボジアで市中感染が再・発生中】 カンボジアは2月20日に再度、市中感染が起きました。日本と違い、感染者ゼロを目指す戦略を取っているカンボジアでは、必死な抑え込み作戦が続いています。 2月20日カンボジアへ入国後、ホテルで強制隔離中だった中国人が逃走、行き先のクラブでクラスターが発生し、あっという間に広がりました。しかし驚くべきはその後のカンボジア政府の対応。1人でも陽性者が出ると、住居のアパートをまるごと閉鎖、子どもの通う学校を閉鎖、職場も閉鎖する徹底ぶり。今回の市中感染は在住外国人(今のところほとんど中国人)の間で広がったため、外国人が多く住むアパートが閉鎖される(外に出してもらえなくなる)自体が多発し、ある日本人の方は、出勤しよう下に降りると自分のアパートが閉鎖対象とされて通勤できない、なんて事も起きているそうです。 国によって戦略が違うコロナ対策ですが、独裁政権国家はこういう非常事態下では、有無を言わさない非常に強いトップダウンで物事が動いていきます。色々と考えさせられますね。。 そんなカンボジアでは先月、中国からワクチンが60万回分届き、59歳以下に優先接種が始まりました。中国政府のワクチン外交、どんどん進んでいます。欧米発のワクチンは今のところ何もニュースが流れてきませんが、今後ワクチン接種をスムーズに行うため、カンボジア全土で体制が整えられているそうです。いつになるかわかりませんが、60歳以上も摂取できるワクチンが普及した際には、国境も再開されるのではないかと期待しています。参考:https://www.nna.jp/news/show/2152513【問題発生と新たな展開】 クルクメール製品の日本販売のため、色々と動いてきた半年でしたが、問題が発生しました。 日本に化粧品を入れる際、輸入認可が課題だと思っていたのですが、液体の空輸や化粧品を大量に空輸するには、カンボジア側の輸出認可も必要なことがわかりました。カンボジアの担当省である保健省に認可申請を続けていたのですが、市中感染が何度か起きたこともあり時間がかかりました。そして先月「認可は出せない」と連絡が来たのです。 困った。カンボジアで生産して、輸出しようと動いてきたのに。 色々検討をしたところ、オンラインショップを開設し、カンボジアからEMSを使って発送、お客様の個人輸入という形での販売だとできそうだと分かりました。EMSだと液体は輸送できないため、販売できる製品数が限られますが、先ずは越境ECと呼ばれるこの仕組での販売を今準備しています。 今週末の開業を目標に、現在オンラインショップの準備を進めています。カンボジアからの発送となるため、少額の購入だと配送費が高くなるのが問題ですが、一定額以上購入頂くと配送費は無料になる予定です。 あと数日でお披露目できると思いますので、楽しみにお待ち下さい!
久しぶりの活動報告となりました。代表の篠田です。新年明けましておめでとうございます。昨年はコロナで世界がひっくり返った年でした。本年は、感染者数が減少し、世の中が落ち着きを取り戻し、経済がゆるやかに回復していくことを心から願っています。さて、11月に無事開業届を出した新会社ですが、先月より新しい事業を開始しました。「カンボジア発のエシカルシューズブランド「KINGDOM OF WOW!」の日本総代理店」KOW オンラインショップ:https://www.kingdomofwow.jp/どうしてルームシューズの販売を?と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。いくつか理由はありますが、一番大きな理由は「素早くECを始めたかった」からです。コスメや食品の輸出入は規制だらけで時間がかかる。一方で、実店舗運営は経験あるけれど、ECの経験はなし。ウィズコロナだけではなく、アフターコロナにも非常に重要となるであろうECの運営経験を早く身につけておきたい。その考えから、真っ先に「これを日本に紹介したい!」と思ったのが、このKINGDOM OF WOW!のルームシューズだったのです。KINGDOM OF WOW!は、私の友人であるオランダ出身のゴーディが立ち上げた、カンボジア・シェムリアップに拠点を持つエシカルブランドで、ヨーロッパやアメリカなどで人気を博しています。” カンボジア発のエシカルシューズブランド「KINGDOM OF WOW!」が日本初上陸!「KINGDOM OF WOW!」は、エコでサステイナブルなスローファッションを提案し、優れた機能性と、スタイリッシュでかわいいデザインなどあらゆる要素を兼ね備え、欧米を中心に、世界各地で人気急上昇中の新進気鋭のエシカルブランド。日本展開の第一弾として販売するルームシューズは、ブーツ部には上質なウールを、靴底には天然のカウレザーを使用。足をしっかり温めてくれるだけでなく、靴下と同じような感覚のフィット感を実現し、ヨガやストレットなどの軽い運動も可能にしている。また、ウール用の洗濯モードを搭載した洗濯機であれば丸洗いも可能。一つひとつ丁寧に手作りされているため耐久性も高く、履けば履くほど足に馴染みながら、何年にもわたって使用できるので“おへや時間のかわいい相棒”になってくれるはず。なお、生産者の生活を守るフェアトレード認証を受けているので、足先だけでなく心まで暖めてくれそう。靴下の重ね履きをしなくても冬を快適にしてくれる話題のルームシューズの詳細はコチラから。 ”TABI LABO サイトより引用https://tabi-labo.com/298565/wt-kingdom-of-wow-japan創業者ゴーディとの出会いは4年前。彼女がこのKINGDOM OF WOW!を立ち上げる前に、廃材を利用した生活雑貨を作っていたときの事でした。手作り感があるけれど完成度が高く、そして彼女のセンスに惹かれて、クッションカバーや小物入れを購入し愛用していました。その後、彼女の工房を再訪問した際に、販売開始したばかりのKINGODM OF WOW!を偶然見つけ、その場で「帰国時のギフトにしたい!」といくつか購入。寒さ厳しい2017年12月の日本一時帰国のお土産にし、友人や家族にプレゼントしました。「毎日履いてるよ!家の床が冷たいけどこれ履いてると本当に温かい。数年使ってるけどぜんぜん問題ないよ!」昨年11月、友人から品質のお墨付きを得た私は、このプロジェクトの開始を決断。1ヶ月後、販売を開始しました。このKOW立ち上げには、クルクメールで以前一緒に働いてくれていた元部下が参画してくれ、彼女の持ち前のスキルで一気にオンラインショップを作ることができました。こうやってまた一緒に働くことができて嬉しいですね。そして、コロナ禍においてステイホーム需要が世界中で増える中、売上を伸ばしているKINGDOM OF WOW!のカンボジア工房はスタッフを増員。他社とはいえ、雇用情勢厳しい観光地シェムリアップで、こうやって雇用に結びついているのを実感できるのも嬉しいものです。日本での会社経営、オンラインショップ運営、そしてカンボジアではスタッフがいたものの今は物理的に1人なので全部自分でやらないといけない、初めてで要領がつかめず何をするにも時間がかかる、という(言い訳)状況でスロースタートとなりましたが、1ヶ月運営して日常業務にだんだん慣れてきた感があります。これら立ち上げの詳しいお話は、オンラインにてご報告したいと思います。今週の日曜日です! 1月31日(日)日本時間14時〜 https://www.facebook.com/events/446048853085952それでは、次回はクルクメールの方の進捗をお伝えします!KOWのルームシューズは心からお勧めできる品物ですので、足の冷えに悩まされている方、ステイホームの相棒をお求めの方はぜひ!(笑)
カンボジアのクルクメール工房より上原です。諸事情により、先日の全体ミーティングに参加できなかったスタッフがいます。家族の都合で田舎へ移動し、農業を行っているスタッフ。プノンペンへ拠点を移したスタッフ。シェムリアップに住んでいるが、新しい仕事の都合で参加ができなかったスタッフ。篠田との全体ミーティングが終わった後に、参加できなかったスタッフへ個別に連絡を取り、オンラインミーティングを行いました。オールドマーケット店スタッフのアヤは、クルクメールが臨時休業となった後、家族を養うため首都のプノンペンで仕事をしています。新しい仕事は大変なものの頑張っているようです。クルクメール・スパクメールで合計5年間働いていたラタナは、シェムリアップ州外へ家族と引っ越し、そこで農業を手伝っています。慣れない農作業は大変だそうですが、家族で力を合わせて頑張っているそうです。クルクメールの工房で働いていたマカラは、今は仕事はなく、家族と暮らしているそうです。生活は大変な状況ですが、元気に暮らしているようでした。シェムリアップ州に現在も暮らしているスパクメール のドライバーのチャンタは、奥さんと小さな商店をスタートし、また趣味である写真家を目指してフォトスタジオでアルバイトをしているそうです。スパクメール の男性セラピストのウアンは、モンドルキリ州の建設現場で土木作業を行っているそうです。また家族経営の農業も手伝いながら忙しい毎日を過ごしているそうです。毎日炎天下で仕事をしているため、真っ黒に日焼けをしていました。ちょうど休みがあり、シェムリアップに久しぶりに帰省をしていたタイミングで会うことができました。12月頭、スタッフへの支援金を全員に渡すことができました。遠方へ住んでいるスタッフには支援金を送金し、お礼のビデオメッセージを送ってもらいました。直接会ったり、話をすることができなかったスタッフも数名いますが、皆元気に過ごしていると聞き、安心しました。カンボジア人は真面目で静かでシャイな子が多いと思います。クルクメールのスタッフも同様で、思っている感情を言葉にしてうまく表現することが苦手なため、基本的にはみんなニコニコ笑顔で、辛い時でも「大丈夫」「問題ない」、一方嬉しい時もただニコニコして、本当の気持ちをなかなか言葉にして表現しません。でも、今回彼らの直面している生活面の苦しさに関しては、笑顔を見せながらも、とても大変で苦しい状況だと言うことを語ってくれました。そして、支援者の方へ感謝の気持ちも言葉にしてしっかりと伝えてくれました。短い言葉ですが、ぜひ彼らの感謝の気持ちを受けとって頂ければ幸いです。(動画:スタッフからのビデオメッセージ)
こんにちは!日本より、クルクメールボタニカル社代表の篠田です。もう今年も残すところ23日!2020年は、多くの方にとって衝撃の1年となったことと思います。海外旅行業界で働く私たちにとっては地球の自転が止まったくらいの衝撃でした(苦笑)先月に発送したリターンですが、ほとんど皆様のお手元まで届いたことと思います。読みづらい(だろう)拙い手書きの葉書も届いたでしょうか?手書きで葉書を書くという作業は思い出せないくらい久しぶりでした。1枚1枚、苦手なりに丹精込めて書きましたので、その気持ちを組んで下手くそな字は笑って許して頂けると幸いです。さて、クラウドファンディングが終了してから行政手続等も動き、1ヶ月前になりますが11月5日に、日本の会社を登記しました。株式会社couleur indochine インドシナの彩り、という意味です。https://www.couleur-indochine.com/これまで、カンボジアを中心にラオス、ベトナムとインドシナ半島に関わってきました。少数民族の文化を守り伝える活動を続けている団体では、カラフルな衣装に身を包み独自の文化を継承する人たちに出会いました。ラオスで障がい者の就労支援を行っている団体では、ろう者や様々な身体障がい者、知的障がい者が楽しそうに働く場の仲間に入れてもらい、健常者がマイノリティーという組織の中で各人の個性や能力を活かし助け合う組織作りを学ばさせてもらいました。国や民族、文化、障害の有無、様々なバックグランドの多様な人々に、素晴らしい伝統を紡いだ物、そして場所、それら素晴らしい個性という名の彩りを伝える活動をしたい。そういう想いを込めて、インドシナの彩り、と名付けました。クルクメール製品の日本総代理店として、企画輸入販売を行うとともに、インドシナの素晴らしいものやサービスを世界に伝える活動を通じて、関わる人々の素敵な人生のワンピースを共有したいと考えています。これからも、クルクメール及びクラールインドシンの活動を、引き続きよろしくお願いします。