ご支援くださった皆様へのリターンのうち、今回は「応援」コース【D〜F】の「シナリオ読み比べ」について、詳しくご紹介いたします。
【D.本編鑑賞&シナリオ読み比べ「応援」コース】5,000円
今回制作している英語字幕付きの『宮城野』本編と、3種のシナリオをじっくりと読み比べ、見比べられるのが「応援」コースです。
◆インターナショナル版(英語字幕付き)オンライン試写(期間限定)
英語字幕・及びエンドクレジットを付けたインターナショナル版の本編をオンライン試写という形でご鑑賞いただけるようになります。
視聴用URLをメールにてお送り、期間は11月中旬から約1ヶ月間を予定しています。
シナリオについては以下の4種類を読み比べられます。
①縮刷版 完成台本(日本語)
完成台本とは、出来上がった本編を、シナリオに起こし直したものを言います。
ディレクターズ・カット版の本編どおりのシーン構成、ト書き、台詞が再現されています。
撮影台本より少し小さめのA5サイズにした縮刷版、約100ページ(予定)にして印刷、冊子としてお届けいたします。
②完成台本からの英語翻訳シナリオ(PDFデータ)
今回目指している最上の英語字幕づくりの成果物の一つです。
①を元にした「シナリオ翻訳」を担当するのは、矢代静一による原作『宮城野』をはじめ、多くの戯曲の翻訳を手掛ける上智大学名誉教授・ボイド眞理子さんです。
翻訳にあたっては、意味深長な言い回しや軽妙洒脱な江戸ことば、さらには歴史的な背景や絵画の知識も必要です。その点は原作翻訳をしている強みをいかし、本作の背景やディテイルを汲んで英語を紡いでくださっています。
③幻のシナリオ第一稿(PDFデータ)
「シナリオ第一稿」は2004年、脚本家・酒井雅秋氏によって最初に書かれた、映画『宮城野』の原型にあたる初稿シナリオになります。その後、プロデューサー、脚本家、監督による打ち合わせ、改稿を重ねて最終的に撮影稿となっていくので、文字通り「幻のシナリオ」ということになります。
④撮影(決定)稿(PDFデータ)
この「撮影(決定)稿」をもって、クランクインとなります。全スタッフ・キャストがこれを持って撮影に臨む共通の指針となるものです。
こうして撮影・編集を経て、映画が完成した後に、①の完成台本が作られる、という流れです
ここで、映画製作で重要な役割を果たした脚本家についても、ご紹介させてください。
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■酒井 雅秋(さかい まさあき)
1975年生まれ。脚本はドラマ『絶対零度』シリーズ(10、11)、『相棒』(13)『鴨、京都へ行く。ー老舗旅館の女将日記ー』(13)などで注目の気鋭のシナリオライター。
酒井氏は監督の大学の一つ下の後輩に当たります。在学中からの親友で、卒業後、駆け出しの頃に二人でいくつもの企画を立てていたといいます。そのうちの一つが本作です。実際にシナリオまで書き上げた企画が眠っているそうなので、いつかそれが実現するかもしれません。
▼監督コメント
酒井君の台本がすごいのは、私が好きなものや得意なところを散りばめてくれるところ。それでいて、彼の風味みたいなものはしっかりと存在しているんです。
撮影現場で台詞を直したくなったときは、必ず彼に電話して相談をしました。句読点一つに至るまで考えに考え抜いたものですし、脚本家は常に冷静に全体像を見ながら書いてるんですよね。監督はその場その場で熱くなりすぎるので(笑)
二人に共通するのは、映画オタクであり、その蒐集癖が尋常じゃないことです。ちょっとでも気になる映画があると「所有したい」との衝動が抑えられなくなります。
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「応援」コースでは、本プロジェクトの成果物までを含めた4種類ものシナリオから、英語と日本語、台詞と字幕の表現、製作過程の変遷など、様々に読み比べることで映画をより深くご鑑賞いただけるようになっています。
本編鑑賞+シナリオ読み比べ「応援」コースには、「お気持ち」コースでご紹介した
◆インターナショナル版エンドクレジットにお名前を掲載(希望者のみ)
◆「宮城野」美人絵ポストカード(1枚)
◆監督からの感謝&報告メール
も含まれています。
【D】コース5,000円の「応援」に対して、ここまでをお戻しいたします!
さらに「応援」コースでは「ディレクターズ・カット版」本編のソフトをつけた
【E.DVD&本編鑑賞&シナリオ読み比べ「応援」コース】6,000円
【F.Blu-ray&本編鑑賞&シナリオ読み比べ「応援」コース】7,000円
をご用意しております。
DVD・Blu-rayソフトについてはまた次回ご紹介しますね。