唐突ですがこちら、映画『夢二人形』(98)の予告編。
大正時代、画家・竹久夢二を主人公に、彼を巡る女性たちとの愛憎劇を描いた作品で、私の監督デビュー作です。
これ、6年前ぐらいにYouTubeにアップしたんですが、ずっと50回ぐらいの再生回数でした。それが……
今年に入って激増! 今や60,000回に迫る勢いです。
いったい何があったんだ?
よくよく調べてみると「大正ロマン」で引っかかっているんです。
どうやら、『鬼滅の刃』の余波のようです(苦笑)
はい、そんなこともあって、遅ればせながらですが、テレビアニメ版『鬼滅の刃』を観始めました。今日で13話(全26話中)です。
すごいですね、やはり。
例えば、炭治郎と禰豆子が東京・浅草に出てきてぶったまげる描写。(第七話「鬼舞辻無慘」)
あれにはとてもリアリティがあります。
いわゆる「大正ロマン」は、あくまで東京の文化なんです。
帝都東京以外では、まだまだ江戸時代の名残だったと言われます。
ですから、そのギャップ(地方との格差)がしっかり描かれていて感心しました。
そして、炭治郎が攻撃の際に繰り出す「水の呼吸」の表現。
(ゲーム版特報より)
一目瞭然、葛飾北斎の浮世絵にある波をイメージしてますね。
それに、気付いている人もいるかもしれませんが、人物の輪郭線が不自然に太くてゴツいです。ひょっとしたら、浮世絵木版画のそれを取り込んでいるのかもしれません。
いずれも、とてもいい使い方だと思います。
最新のデジタル技術に伝統技法を注入する発想、素晴らしい仕事です。
早く追いついて、映画を観に行かなきゃ。
(劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編 公式サイト)
なぜそんなにはまってるのかって?
実写化の監督の依頼に備えてるんです(笑)
映画『宮城野』監督 山﨑達璽
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