こんにちは、NICCOインターン生の木元です!今回はヨルダンでNICCOが行ってきた「女性向けエンパワーメントプログラム」についてご紹介します。 シリア難民の女性たちにとって、避難先であるヨルダンでの暮らしは大きなストレスを伴うものです。紛争での経験から心に傷を負われた方はもちろん、ヨルダン人コミュニティーに上手く馴染めず、自宅にこもりがちになる方もいらっしゃいます。また、受入国であるヨルダンの女性たちのなかでも、貧困による家庭内暴力や早期婚といった問題を抱えているケースがあります。 こうしたシリア難民およびヨルダン人女性を心理的・社会的に支援するため、NICCOは「女性向けエンパワーメントプログラム」を実施してきました。刺繍・石鹸づくり・編み物・料理といったワークショップを通じて、女性たちのストレスを和らげるとともに、シリア難民とヨルダン人が交流出来る場の提供を目指したものです。また、刺繍・編み物のワークショップが発展し、JORIAというブランドが立ち上がったことで、女性たちの収入創出にも繋がりました。▶︎JORIAについて:https://kyoto-nicco.org/projectblog/syria160923▶︎JORIAオンラインショップ:https://joria.handcrafted.jp/
こんにちは、NICCOインターンの佐藤です。クラウドファンディングの期間も残すところあと26日となりました。今までご支援いただいた16名の皆様、誠にありがとうございます。皆様から頂いたご支援により、目標金額まで残すところあと半分ほどとなりました!皆様からのご支援がヨルダンのシリア難民と生活に困っているヨルダン人の人々の越冬支援に繋がります。目標達成のため、引き続きご支援の程よろしくお願いします。さて、今回の投稿では、ヨルダンの冬についてお送りします。ヨルダンは中東の国で、温かいイメージをお持ちの方も多いことと思いますが、実は冬の気温は日本の東京と同じくらいで、地域によっては雪が降り積もることもあります!見出しの写真は、ヨルダンでの積雪の様子です。そのような雪が降り積もる寒さの冬は、ヨルダンで暮らすシリア難民やヨルダン人でも生活に困っている人たちにとっては生きていくことが大変な時期となります。冬を越すためには、私たち日本人と同じように暖房設備を整えたり、防寒具を購入する必要があります。しかし、雇用の機会が限られているシリア難民が就くことのできる日雇いの建設業も、例年冬になると雪が多く建設現場がストップしてしまうため、収入がなくなってしまいます。特に今年はコロナウイルスによるロックダウンで職を失う人が増えたため、冬季の生活はより過酷なものとなっています。冬は暖房設備を整えるための支出が増えてしまうが、収入は減ってしまう中で、ただでさえギリギリの生活を送っているシリア難民や生活に困っているヨルダンの人たちにとっては、冬になるとさらに生活が厳しくなるのです。そこで、現在NICCOはヨルダンのシリア難民と生活に困っているヨルダンの人たちの越冬支援に取り組んでおります。本クラウドファンディングで皆様から頂いたご支援は、NICCOの越冬支援事業を通じて、シリア難民とヨルダンの人たちにお届けします!皆様のご支援がより多くの人たちに越冬支援を届けるための力となります。是非ともご支援のほど、よろしくお願いします。
こんにちは、NICCOインターンの佐藤です。先日12月18日のオンラインイベント「難民支援の今を知ろう! NICCOによる現金給付支援」にご参加くださった皆様、誠にありがとうございました!Zoomに加え、Facebookでも10名以上の方にご視聴いただき、嬉しく思います。当日ご参加いただけなかった皆様も、以下のリンクよりイベントの録画をご覧いただけます。https://www.facebook.com/watch/?v=1322589651412574さて、今回は18日のオンラインイベントの振り返りとして、ヨルダンにおけるシリア難民支援の今後の課題について、お届けします。18日のイベントでは、NICCOがヨルダンにてこれまで実施してきたシリア難民支援と、現在取り組んでいる現金給付支援について、NICCOヨルダン事務所駐在員の北垣と小野田から紹介いたしました。その説明の中で、シリア難民支援の今後の課題として、シリア難民に対する国際的な支援が減少していることが挙げられていました。シリア人道危機が始まって10年が経ちますが、終わりの見えないシリアでの内戦から、援助を行う国々の間で援助疲れとも呼ばれる、援助資金の減少がみられます。NICCOでは現在、ヨルダンにてシリア難民と生活に困ったヨルダン人に対する現金給付支援を実施しておりますが、政府が提携した組織の助成金だけでは活動が成り立ちづらいのが現状です。そのような中で、ヨルダンではコロナウイルスの流行によるロックダウンの影響で、難民が外に仕事に行くことが出来ず、日々の生活や厳しい冬を超えるための準備を整えることが難しい状況に陥っております。NICCOがヨルダンのシリア難民とヨルダンに暮らす人々へ少しでも多くの支援を届けるにあたって、皆様からのご支援が大きな力となります!何卒よろしくお願いします。
こんにちは、インターンの木元です!先日開催された、オンラインイベント「ヨルダン駐在員にQ&A」にご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。見逃した方は、こちらからご覧いただけます!今回の投稿では、時間の都合上イベント内でお答えできなかった質問に対して、駐在員が回答していきます。Q:ヨルダンでの生活で困ったことやびっくりしたことは?A:羊犠牲祭り(イード・アル・アドハー)の数日前から、生きた羊が肉屋にいたこと。肉屋の様子Q:「ヨルダンの生活あるある」は何かありますか?A:食べ切れないほどの量の食事を人に勧め、当人は普通に残す。お呼ばれご飯のときは話が長い、帰れない。そろそろ帰ろうと思ったら果物が出たりする。髪型は2ブロックが流行り。パーマはダサいらしい。お呼ばれした時の食事Q:国際協力を仕事にすることの魅力、大変さはありますか?A:大変さ… 現地の人々へのmobilizationは、現地の人がやった方が効果が大きいと思うし、自分はそのような経験がないので、力不足を感じる。自分は英語があまり得意ではないので、国連職員や国際NGO職員との会議に参加すると自分の英語力の低さに悔しくなる。魅力…現地の人々の暮らしを少しでも良くしたいんだ、とパッションを持つ人々と仕事をできること。彼らの熱に当てられて自分の心も熱くなるのを感じる。仕事の選択は、自分が熱意を持って従事できるかという点と、給与等待遇の総合点で決まると思う。僕の場合は、海外、特に途上国で生活するのがやりたいことだったから、この仕事を選択した。魅力に感じるポイントは、人それぞれだけど、海外(特に途上国)で生活することに憧れを持っている人には合っていると思う。ヨルダン駐在員の小野田(右)と北垣(左)活動の様子
こんにちは。2013年以来、ヨルダンでシリア難民支援を続けている林芽衣と申します。NICCOさんとは、随分長いお付き合いさせていただいています!NICCOさんがサポートされているシリア難民の方々は、2011年にシリア内戦が勃発して以来、ヨルダンで大変な状況の中で生活しています。年中暖かい砂漠地帯のようなイメージのヨルダンみたいな国でも、毎年冬になると雪が降り、氷点下1度以下になる事もあります。そのため、暖房が必要になり、暖かい衣類も必要となり、その上色々と食材や薬品を購入するための生活費が必要となります。貧困に苦しむ方々にとって、とても生活しにくい季節となります。コロナの影響で、ヨルダン国内の難民の生活もかなり悪影響を受けています。3月中旬に5日間の包括的外出禁止令が出て以来、一部のセクターの経済活動禁止令や夜間・週末外出禁止令が続いているので、ヨルダン人でさえ仕事を無くして困っている今現在、難民の方々はさらに大変な立場に置かれています。戦争の無い裕福な時代の日本という国で恵まれた社会で育った私達にとって、想像しがたい事かもしれませんが、これが世界中の貧困に苦しむ難民の方々の現状です。私達一人一人のできる範囲の努力で、少しでも辛い立場にいる人達のサポートができたら嬉しいです。皆さんも、NICCOさんと一緒に、ヨルダンで頑張って生活しているシリア難民の方々をサポートしてみませんか?今回のクラウドファンディングがうまく達成する事を心から祈っています。頑張って下さい!シリア難民支援団体トライバロジー発起人 林 芽衣