前回の続きで、撮影の様子や今回ご協力くださった人たちのことをちらっと。特別に許可をいただきやってきたのは、いつもお世話になっている「全農パールライス」さん。佐々木酒造は昔は自社精米でしたが、今は全農さんに精米をお願いしています。この大きな大きな扉を開けると…圧巻ではいけないのですが、ドーンと圧巻の酒米の量です。予め余っている米の数量は知っていたのですが、これを見た時にちょっとお腹がズンとしました。これが畑さんが作ってくださった弊社の山田錦。身長高めの社長よりもずっと高いところまで積まれています。出番が来るまで大切にしっかりと保管されています。米袋の中には美しい京都産山田錦の玄米が入っています。粒の中にうっすら透けている白い部分が心白(しんぱく)です。この一粒一粒の表面を割れないように削って、30%削ったら「精米歩合70%」となるんですね。ちなみにお家で食べるお米は「精米歩合92%」くらいです。全農パールライスの酒米営業部長さん(めちゃくちゃ優しい)に「クラファンの取材で写真を撮らせてもらえませんか」とお願いしたところ「そういうことなら!いつも佐々木さんのお米にも使ってる精米機も見ていって!」とお米の写真だけのつもりが、この日のためにわざわざ機械を動かしてくれました。兵庫工場にあるこの機械は米を少しずつ削る「金剛ロール」という部分を横から見ることが出来ます。これはかなり珍しい仕様なのだとか。家庭消費のお米の量は少し増えたものの、それ以上に酒米や飲食店消費の米の量はずいぶんと減り、精米する回数も激減したそうです。ザーーっと精米中の酒米が流れているのがみれます。精米歩合40%まで削るには50時間くらいかかるそうな。なんて働き者なんだ。今回、萬重さんも全農パールライスさんも二つ返事で「良いよ!」と快くご協力くださりました。本当にありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。さて、私達の田んぼへ向かいましょう。道中、ほかの田んぼはきれいな稲穂がゆらゆら顔をみせていました。生育期間が長い山田錦はまだまだサラサラとしています。畑さんが「私の胸や肩くらいまで大きくなります」と教えてくれます。以前は百貨店の外商をしていた畑さんのお話は優しさがあって、めちゃくちゃおもしろいです。このあとお米の赤ちゃんを国山キャスターがもらい、大きな手で大事そうに持ってたのが印象的でした。撮影の合間に「大きくなったなぁ」としみじみの社長。「あっ!なんや!この気持ち悪いの!」写真左の根元の方にツブツブした塊がついています。ちょっとドキッと目を引くピンク色…こわい…。これはタニシの卵で、畑さんいわく「タニシも悪さするんや〜」とのこと。学校の金魚水槽にたくさんいた思い出が蘇りますが、お米には良くないらしい。こんなにピョンピョンで小さかったのに大きくなったものです。密度もだいぶ増しました。「帰りたくない…」のどかな環境に癒やされ中の皆さま。畑さんは、広い田んぼを毎日、朝夕2回様子を見に行きます。外から眺めるだけではなく田んぼの中に入って雑草を抜いたり、根がしっかり張っているか、稲の状態に応じて、水の加減を調節します。朝と夕で様子が変わることも多く、こまめに気にかけているそうです。もう機械は入れないのでこれは大変すぎる…。畑さんは農薬を極力使わないようにと考えており、稲にはバッタがいたり、よく見ないと気づかない色んな生物が隠れていました。特に歓迎されるのが、陽が落ちて気温が下がってくるとやってくる赤とんぼ。彼らは虫を食べてくれるので良い虫なんだそうな。彼らの力を借りることも自然との共生ですね。赤とんぼを撮ろうということで、このあとみんなで赤とんぼ待ちしました。楽しい。
こんにちは、佐々木酒造です。今回は取材のお電話を頂いてからソワソワしていた、先日の「news23」の撮影の様子を少し。「いま何の作業をされているんですか?」「ラベルにサインを書いています」の場面初めて撮影見学をしたのですが、カメラを回しつつも何気ない会話をはさんだり、こちらが答えやすい質問などで巧みに緊張をほぐしてくださいます。そういったコミュニケーションを重ね、私達の気持ちを理解した上で番組でお伝えしてくれるのですね。なので放送予定時間の何倍もの撮影をしていきます。いやはや大変なお仕事です…。「news23公式TikTok」でTikTokデビューを果たした社長。踊ってないけどみてね。「コロナが落ち着いたら、ハセンくんを京都案内しまくりたい!また来てね!」と社長は完全に心を奪われた模様。蔵や社内の様子も撮影していき、だんだん気づき始めます。国山ハセンキャスターはずっとサラッと爽やかなのに、京都の気温に慣れている佐々木酒造チームが緊張も相まって滝のような汗を流している…。商品なども、背景や光の加減など時間をかけ撮影していきます。暑い中、自分たちの商品を美しく映るように真剣に撮影してもらえてすごく嬉しかったです。プロってかっこいい。酒蔵ツーリズムに備えて壁を補修したばかりだったのできれいな壁で撮ってもらえました。(カットになったけど笑)快く取材協力をしてくださった「京料理 萬重」さんのお料理とお庭もちらっと。美しいお庭に心を奪われます。これは永遠に眺めていられる…ぜひ実際にご覧になっていただきたいです。萬重さんは大きなお部屋もたくさんあり、貴重な美術品も観ることが出来ます。弊社のお酒も取り扱っていただいております。弊社とは水脈が同じといわれており、お酒とお料理の相性抜群。蔵の扉を開ける様子を撮影すべく打ち合わせをしている田中杜氏。撮影が終わったあと、緊張から解き放たれ「これで僕の出番ぜんぶ終わりやね?よっしゃ、あとは週末の鮎釣り楽しむだけやで!」とキラキラの笑顔で帰っていきました。今年も良いお酒ができそう。
★お届先住所変更・備考欄変更の締切について★佐々木酒造初めてのクラウドファンディングですが、大変ありがたいことに想像を遥かに超えるたくさんのご支援をいただきました。ご支援者様のお名前を入れるラベル制作作業のため、少しお時間をいただきたく、お届けよりも早めに備考欄の変更を締め切らせていただきます。【備考欄の変更】2021年10月31日(日)をもちまして「備考欄 変更不可」に設定を変えさせていただきます。なるべくご希望に添えられるよう作成していきます。記載について確認したい点などある場合、追ってご連絡いたしますので、お手数ですがお返事頂けますと幸いでございます。【お届け先住所の変更】2022年1月31日(月)をもちまして「お届け先住所 変更不可」に設定を変えさせていただきます。転居された場合などは、お早めの住所変更をお願い致します。メッセージでお知らせいただいた場合も、ご自身での住所変更記入をお願いしておりますので、メッセージ機能でのこちらへのお知らせは省いていただいて構いません。受付終了後の住所変更はメッセージでご連絡くださいませ。手前勝手なお願いで申し訳ございません。ご協力よろしくお願い致します。
全国区の報道番組で取り上げていただける日が来るとは…!皆さまがご支援くださるおかげです。本当にありがとうございます。TBSテレビ「news23」8月30日(月)23:00〜放送https://www.tbs.co.jp/news23/普段、人前で話し慣れている社長も緊張のご様子。杜氏も緊張。それをみたスタッフもさらに緊張で、途中からバグってまともに話せなくなるスタッフも。めちゃめちゃ暑かった日にも関わらず、私達に真剣に向き合って、本気で撮影していただきました。どんな放送になるのかな?我々も楽しみです!ぜひご覧くださいませ〜!!★「news23」TikTokアカウントにも国山ハセンキャスターが撮影した動画が投稿されているので見てみてください♪https://vt.tiktok.com/ZSJc4Vc6t/私はアプリ入れてなくても見れましたのでURLから試してみてください♪
このクラウドファンディングの担当になったとき。京都産山田錦の純米酒を出そうと決めたとき。まさか、こんなことになるなんて思いもよらず…でした。「お酒飲めないけど支援したい!」まさかまさか!そんなお声をいただくとは…!本当にありがたいことでございます。ということで、京都産山田錦100%の米糀甘酒を造ることにしました。さらに山田錦が活躍する場面が増えて嬉しいかぎりです。完全ノンアルコールなので、小さなお子様でも飲める、濃縮タイプなので各個人お好みの濃度で、ご家族で、楽しんでいただけます。「山田錦で甘酒造るのは初めてや!瓶はどうする?ジャム瓶みたいなのもあるで。」と社長も楽しそうです。佐々木酒造では一般的な甘酒は販売していないため、クラウドファンディング限定の甘酒となります。作る側も限定品は楽しいものです。最終的に中のつぶつぶも見える透明のスラッとした瓶にしました。甘酒によくあるタイプですが、やはりこういった瓶の良いところは冷蔵庫に入れやすいスリム具合。なにより長細いラベルにも挑戦してみたい。シュッとしてたらきっとオシャレに見えるに違いない。しらんけど。さて、デザインを考えます。確実に佐々木酒造に福を運んでいるコウノトリの山田くんとタゲリの錦ちゃんは外せません。純米酒と同様、和紙ラベル仕様。中身を入れた瓶に実際に貼ってみて大きさや色のチェックをします。思えばこのクラファン担当になったとき、なにをどうしたらいいかわからなすぎて、文章だって社長のように上手に書けないし、まずクラウドファンディングってなに?流行ってるやんね…状態からのスタートでした。それが今はこんなに支援してくれる方がいるんだと感動する日々です。このご縁は本当にありがたく、皆様の元に福がたくさん実ってほしい。それじゃあ1羽ずつじゃ大変だから山田くんと錦ちゃんの仲間がたくさんいたほうがいいかな。ラベルの色もたくさん試して、迷う…じゃあ5色をランダムでお届けしたら楽しんでもらえるかな?可愛い感じを目指し、コウノトリとタゲリの数くらい様々な「たくさん」を込めたラベルです。テキスタイルっぽくしたら少しはオシャレにみえるだろうか?と試行錯誤。ノンアルコールを追加公開するにあたりまして、周りの方にもかなり助けられました。おかげさまで予定していた日よりも早く追加公開することができました。この場を借りて、ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。お酒派です、という方もぜひもう一度目を通してみてくださいませ。様々なパターンでリターン品を考えたのですが、あとからリターンを追加ということで、どうしても「こっちのリターンのほうが良かったなぁ」と思われる方もおられると思います。どうかご容赦ください。今後ともよろしくお願い致します。