ユニカル幼稚園の園庭で咲いた「月下美人」です。本当に、満月の夜に咲くんですよ! 毎月ではありませんが、時々花芽が葉につき、満月の夜中に開きます。朝にはしぼんでしまう、一夜限りのお楽しみです。6月11日(土)葉から花芽が6月14日(火)夕方、つぼみが膨らんで6月15日(水) 01:15辺りには甘~い香りが朝にはしぼんでしまいます
今日、6月14日は満月です。もちろん、スリランカは満月休みです。5月と同様に、6月の満月もとても重要です。それは、スリランカに仏教が伝来したのが、6月の満月だからです。ユニカル幼稚園では、前日13日(月)に、お坊さまを園に呼んでお話を聞き、奉納品を渡しました。その後、保護者が用意してくれたランチをみんなで一緒に食べました。左から、ダールカレー、ソーヤミート、葉っぱのココナッツサラダ、ピリ辛コロッケ、パリパリ煎餅、ごはん通年、6月の満月「ホソン」は、“ダンサラ”という施しの出店があちこちに登場します。グループや、町内会や、個人などが、無料で食べ物を提供するのです。茹でとうもろこし、サンドイッチ、紅茶、葉っぱお粥(七草粥な感じ)、焼き芋、ピリ辛豆、カットフルーツ、アイスクリームなどなど、たくさんの種類があります。仏教の伝来を感謝し、「自分の幸福を、他のみなさまにも」という精神です。行列が長いのは、食事を提供しているところ。うちの町内会でも、10種以上のカレーバイキングの昼食を提供しています(私は実働できないので、お米100㎏を寄付)。特に子どもたちは、いろいろなものが食べられるので、とっても嬉しい満月です。ホソンの翌日の朝の会では、ダンサラで何を食べたか、いくつダンサラを回ったか、で盛り上がります。コロナ禍で昨年、一昨年とも実施されなかったので、今年は特に賑やかでしょう。■ご心配、ありがとうございます。スリランカの経済破綻、政治崩壊は、まだまだ進行中。私たちの生活を直撃しています。3月ごろから始まった物価高騰は3倍を超えています。2~3ヵ月はどうにか乗り越えられますが、そろそろ息切れです。国の外貨が無くなり、本当にゼロ! ガソリン、プロパンガス、乳製品‥‥、輸入品が入ってきません。ガソリンが無いのも困りますが、私が最も困っているのは、毎日飲むミルクティーの牛乳がないことです。国産もありますが、極わずか。オーストラリアとニュージーランドからの輸入に頼っています。ここ2ヵ月はミルクティーを飲んでいません。たま~~に見かけても、値段が4倍になっていては、私が買えるのは小さいパック(1週間分)ぐらい。朝だけでも、甘~いミルクティーが飲みたいです。
5月の満月、ブッダの誕生を祝うウェザック祭りは、今年は15日、16日。ユニカル幼稚園では、白の正装に身を包み、 夕方6時半から、各自家で作ってきたウェザック提灯に火を灯し、白い花を捧げ、祝いました。練習を重ねてきたウェザックの歌も上手に歌えましたよ! あいにくの雨天でしたので、提灯は園舎の軒下に飾りました。ろうそくの灯りは、とても幻想的。通年なら、園庭やグランドいっぱいに提灯が灯ります。ユニカル幼稚園を訪ねてくださるなら、ウェザックの時期もおすすめです。来年2023年のウェザック(5月の満月)は、5月5日、6日。GWのお休みにいかがでしょう?昨夜のウェザック祭りは、2020年2月の運動会以来の、家族とともに参加するイベントとなりました。こんな賑わいは、本当に久しぶり。(あら、子どもに集中し過ぎたかしら、保護者が写っているのが1枚もないわ!)。この2年間のコロナ禍を乗り越えることが出来ましたのは、みなさまのご支援のおかげです。本当にありがとうございます。改めてお礼を申し上げます。まだ気は抜けませんが、ほぼ、日常に戻ってきています。
ブッダが生まれたのは「4月8日花祭り」と日本で知られていますが、スリランカやタイ、ネパールなど上座仏教では、「5月の満月に生まれた」と伝えられています。悟りを開いたのも5月の満月、亡くなったもの5月の満月とされ、上座仏教の私たちにとって5月の満月は特別なんです。スリランカでは、「ウェザック祭り」として国を挙げて仏教を称えます。今月の満月は、5月16日。スリランカでは通常の満月休みに1日プラスされ、今年は15日、16日が休日となり、ウェザックを祝います。ウェザックでは、(スリランカ独自の形と言われている)提灯を軒下に飾り、夜、火を灯します。街灯が少ない(ほとんどない、全くない)この辺りでは、「こんなところにも家があるのね」「大きな提灯、お父さん、頑張ったわね~」などと話しながら村を巡ります(本当はお寺へ行きます)。最近は電飾が多くなり、コロンボなどの都心は、さながら日本のクリスマスのイルミネーションのようです。ユニカル幼稚園では、今晩18:30に集まり、各家庭で作ってきた提灯を園庭に 飾ります。コロナ以後、初めての親子一緒のイベントです。私も、先生たちも張り切っています。ビスケットと紅茶の準備もOK素焼きの小皿にも灯しますゲートに仏教の旗を掲揚■今晩のドレスコードは?お寺関係の行事は、日本では「黒」を着ますが、さて、スリランカでは何色をき着るでしょうか? 私も、久しぶりにこの色のサリーにアイロンをかけました。正解は、次の活動報告で。 ■コロナは終息?!スリランカでは、オミクロン株が広がることもなく、3月からはマスク着用だけでほぼ通常になってきています。昨日の新規感染者は23人!(私も驚いてしまいます)。スリランカへの入国も、ワクチン接種の証明書を提出するだけで、空港でのPCR検査もなく、行動制限もありません。スリランカへの渡航も、そろそろご検討くださいませ。■一難去って、また一難!スリランカの経済破綻、政治破綻が最悪です。物価は3倍に高騰、反政府デモで死傷者がでたり、バスが燃やされたり。それで緊急事態宣言や外出禁止令が出されたりと、日常生活が送れないレベルです。大統領以外は辞職し、やや落ち着いた感はありますが、肝心の大統領が居座っているので、ウェザック後にまた燻りそうな気配です。
こっそり来て、こっそり帰るつもりだったのに‥‥‥。3月のスリランカ一日カフェに続き、4月19日、仙川で本屋をオープンしました! 書店名は「S Books」。コレ、なんて読むの? ――みなさんならお分かりですよね。スリランカのシンハラ語です。色紙の一文字は「か」。日本語訳をつけたシンハラ語の絵本、シンハラ語の児童書、シンハラ語のブックカバー、日本で翻訳出版されているスリランカの絵本、一文字色紙などを販売しています。 えっ、誰が買うの? シンハラ語なんて誰も読めないよー! という声が聞こえてきそうですが、読めないところがいいんです。読めないから面白んです。京王線「仙川」駅徒歩30秒。仙川郵便局向かいのビルの2階、ぜひ、お立ち寄りくださいませ。実はここ、100店の本屋が立ち並ぶ場所なのです。「センイチ BOOKs」という中に、30cm四方のボックスが100コあり、一つひとつが個人書店になっています。香り専門の書店、紅茶にまつわる書店、推理小説の書店、フランス料理の書店、国語の先生のセレクトショップ、アトピー専門の書店、子育てコーティングの書店、近くの高校の図書部が運営する書店もあるんですよ。私が目指す、園舎を持たない幼稚園「あおぞらえん」の書店もあります! すっごく尖がっていて、すっごく刺激的で、すっごく面白い100の書店なんです。イチオシは、子ども棚。一人ひとりのこだわりが際立っていて、その子の世界にぐぐっと引き込まれてしまいます。39番 S Booksスリランカを代表する絵本作家シビル・ウェッタシンハさんの翻訳絵本大草原の小さな家ブックカバーは文庫サイズこども棚は必見です!Sri Lanka、Shinhara language、Spice、Sally、Serendipity、Smile、School、Sengawa‥‥、「S」の世界を広げていきます。乞うご期待!! 「S Books」をどうぞよろしくお願いします。 「センイチ BOOKs」は3月にオープンしたばかり、まだ40店舗しか開店していません。2次募集がもうすぐ始まるとか。興味のある方、一緒に本屋を始めませんか? 居住地は問いません、たぶん。だってスリランカからでも運営できるのですから。ぜひご一緒に。■何だか大変です日本のニュースでも報道されていますが、スリランカの経済破綻は、結構大変です。ガソリンは2日並んでも、1000円程度しか買えません。停電は毎日15時間も。食品類は2~3倍の価格。お正月どころではありません。ユニカル幼稚園は18日から新学期が始まっていますが、水は井戸から汲み上げています。先生から「お絵描きの紙が買えません」との連絡があり、画用紙を500枚ほど買い込みました。太陽はいっぱいあるので、スマホのソーラー充電器も買いました。(なので、活動報告だけは配信できます!) さあ、これからどうなるのでしょうか? こちらも、乞うご期待!明日4月21日の飛行機でスリランカへ戻る私。一番のお楽しみは、マンゴ(もちろん、ユニカルキッズの笑顔の次に、です)。園庭には、大きなマンゴの木が3本あり、そろそろ収穫時期です。■この夏のおすすめグァバ、パッションフルーツ、マンゴ今回の日本滞在でヒットしたのが、この100%ジュースです。うちの庭で採れたものと全く同じ味、美味しいです! 特にマンゴは濃くて飲みごたえがあります。この夏、南国の味を、ぜひ、お試しください(残念ながらスリランカ産ではありません。タイ産です。西友で買いました)。