スリランカのいろいろは、太陽や月、星との関係を大切にしながら、細かい時間が定められ、行われています(ふつうの占星術とは少し違うような‥‥)。お正月の行事も、天空と相談しながら、偉い方が決めています。新年になるのは、2022年4月14日、8時41分。爆竹を鳴らします。今年のラッキーカラーは、「金色」。まず、かまどに火を入れます、9時5分。金色を身に着け、東向きで火をおこします。ココナツミルクを沸騰させ、「あふれ、こぼれるほどの幸せ」を、家族みんなで願います。次はココナツミルクごはんを作ります。今年初めて食べるのは、10時17分。身を清める時間、身支度する時間(ココナツオイルを髪に塗る)、本を読み始める時間などなど、”今年初めて” の時間が定められています。その時間になると、あちこちで爆竹がなり、それを合図に行います。準備していないと、「えっ、今の合図は何? 何?」ということもあり、急いで新聞のお正月スケジュール表を確認することも。4月18日(月)6時51分、南向きのドアから、白を着て、仕事へ出かける――で、2022年のお正月行事が終了、日常生活に戻ります。ユニカル幼稚園のお正月祭り(2015年)を紹介しましょう。葉っぱを渡して、両親に新年のあいさつオイルランプに灯を女子はチータ、男子はサロンの伝統衣装で風船割り競争ツボ割りコメ袋レースココナツの枯れ葉レース登り棒の旗取り椅子取りゲームは真剣そのもの一番盛り上がる綱引参加賞は新しい洋服です!
「えっ、何故いまごろ?」と思う方は、いませんよね? 今日4月13日は、スリランカの真上に太陽が来る日で、新しい年が始まります。4月13、14日が祝日。この前後が、会社などは1週間、学校は3~4週間がお正月休みです。しかし、コロナのため休校が多かったので、今年のお正月休みは学校も、4月11日~15日の1週間。ユニカル幼稚園も1週間のみです。ユニカル幼稚園では、お正月祭りを4月8日㈮に、無観客で行いました。ココナツミルクごはん、緑豆あんこの揚げ菓子、花形の揚げ煎餅、バナナ‥‥、お正月メニューを持ち寄り、色とりどりの伝統衣装を着て、オイルランプに火を灯し、新年を祝いました。カシューナッツがお正月のシンボル日本も「4月スタート!」が、いろいろありますね。張り切って行きましょう!!みなさまが元気に活躍されますように、平和な世界になりますように。心より祈ります。
毎年3月はフルーツサラダデーを催します。スリランカでは一年をとおしてフルーツが実りますが、 11月後半に始まった乾期が2月の末ごろ終わり、雨が降り始めるとフルーツの季節の到来です。特に3~5月は種類も多く、フルーツの最盛期なのです。 マンゴ、パパイヤ、バナナ、パイナップルを中心に、リンゴ(輸入品なので、とても高価。小さく刻みます)、干しぶどう、カシューナッツを加えて、さらにコンデンスミルクをかけて(フルーツだけで十分美味しいのに、さらに甘~~~く)フルーツサラダを作ります。しかし、このコロナ禍では飲食のイベントは難しく、今年はカットフルーツを各自家から持ち寄り、用意したバーベキュー用のスティックに刺し、「フルーツスティックデー」としました。私が不在でも、素晴らしいイベントが行われています。工作もばっちり! 頼もしい子どもたちと先生たちです。スリランカ面白クイズ⑤スリランカ人は、朝、昼、夜、三食ともカレーを食べる。ウソ? 本当?面白クイズ④ 解答スリランカの真上に太陽が来るときが、スリランカのお正月です。本当に影ができないんですよ! 4月13、14日以降8月いっぱいは、太陽が北の空を移動するようになります。日本で生まれ育った私には、未だに馴染めない、不思議な感覚です。
「最近Nちゃん、訳もなく泣き叫ぶよね~」「何でR君は、毎日、カバンに落ち葉を詰め込んでいるの?」「P君は朝の会に、まだ参加できないね~」 「Mちゃん、ブランコから離れられないのは何故?」大人には理解できない子どもの行動は、よくあります。「そうしなければならない、その子なりの理由が必ずある」と、育児書にも、幼児指導書にも書かれています。問題行動(――という言い方は好きではありませんが)が見られるときは、ミーティングで話し合い、その子どもを少し注目するようにしています。自然と解消されることもあるし、「ああ~、これね」と、理由や原因が分かることもあります。保護者ともよく話します。「来月、妹が生まれる」「両親揃って海外へ出稼ぎへ行くことになった」「飼っていた犬が死んでしまった」などなど、家庭の事情がある場合も多いです。しかし、どうしても理解できない場合、解決できない場合は、家庭訪問をしています(していました)。使用人への態度が威圧的だった、同居のお爺さんが暴力的たっだ(スリランカでは体罰はまだまだ普通です)、家が工場に隣接していて騒音がひどかったなど、生活環境を知ることで子どもの行動の訳を理解できます。私とラクナースが最も驚いたのは、大型犬を飼っている家庭で、自分の子どもより先に犬のご飯を与え、子どもは子ども部屋で寝かせて、犬と一緒に寝るママ。「B君のことは大好きで、いつも抱っこしていますよ」と、何も悪びれないママ。これをおかしな状況と思わないパパ。傍目には異常に見えるのに、この家庭では普通だったのです。子どもを取り巻く環境が、子どもを育てます。成長させていきます。ですから、私たちは、子どもたちの生活環境を知り、一人ひとりに適切な対応を心がけています。B君の家庭は極端な事例ですが、ユニカル幼稚園では「まず、子どもを理解しよう」、UNICALの頭文字の“U”、Understandingを最も大切にしています。★スリランカ、人気です!★3月27日㈰、地元の仙川で、「スリランカ一日カフェ」を開催いたしました。直前の告知にもかかわらず、たくさんの方に来場いただきました。ありがとうございます。大変嬉しいです。カレー教室には、定員オーバーの13名が参加、カセットコンロで、チキンカレー、かぼちゃカレー、人参&豆苗サラダ、イエローライスを作りました。大阪から参加してくださった方もいて、感謝感激! 2020年、コロナ禍でスリランカへ戻れなくなったときに作った「スリランカ展」のパネルも展示。スリランカの絵本作家シビル・ウェッタシンハの絵本や、建築家ジェフリー・バワの本、印度カリー子の料理本のほか、スリランカにまつわるエッセイ本や観光案内ブックを、図書館から借りまくり、読書コーナーも作りました。カフェでは、紅茶(もちろんスリランカ直送の)と、ひとくちココナツケーキを提供。紅茶は産地別やフレーバーティの中から選んでいただいたのですが、一番人気は「ディンブッラ」でした。機会がありましたら、みなさまの地域、日本全国で開催したい! です。もうすぐ、スリランカのお正月。4月13、14日なんですよ。ですので、今回のカフェの売り上げは、ユニカルの子どもたちのお正月プレゼントにあてさせていただきます。★復活! スリランカ面白クイズ④★スリランカのお正月は、1月1日ではなく、4月13日、14日なんです。さて、なぜでしょう? 1月1日は、ただの普通の日で、12月31日も、1月1日も普通に仕事があります。お店も、銀行も、市役所も、普通に開いています。学校は、この時期冬休みなので1月1日は休み。しかし、1月2日から新学年が始まります。
あらためて言うまでもなく、”認められる” ことは、大人でも、子どもでも、赤ちゃんでも、認知症が進んでも、とても重要です。「自分は認められている存在だ」と実感できることが、生きていくうえで最も大切なことなのかもしれません。自尊心、というのでしょうか。ユニカル幼稚園では、一人ひとりを認めることを、運営方針の柱にしています。金曜の朝はカラオケ大会砂場のオープンセレモニーお絵描きだったら、「おお、かっこよく描けたねぇ~」「この色いいねぇ~」と褒めるのはもちろん、朝の会で発言したり歌ったり、発表の場を多く設けています。引っ込み思案な子どもには「仲良し三人組で歌ってみようか?」と促したり、オープニングセレモニーのテープカットに選出したり、クレヨンや画用紙を配る係に任命したり、私たちはいろいろな場面で「認められていると実感できる」チャンスを仕掛けています。定着しているプログラムの一つに、「カプラの積み上げ」があります。自分の背よりも高く積み上げられたら、拍手喝采の中、記念撮影をします。一度できてしまえば、何のことはない遊びの一つですが、子どもたちにとって、「自分よりも大きなものに挑戦した」「みんなが拍手してくれた」というその体験や体感は、「自分はできる!」「自分はできた!」という大きな自信につながっていきます。「自尊心の獲得」は、こうした小さな体験の積み重ねです。これからもさまざまな場面で、私たちは "拍手” を仕掛けていきます!