Check our Terms and Privacy Policy.

【鹿肉を日本の食文化に】縄文時代から続く鹿肉文化をキッチンカーで届けたい!

鹿肉、食べたことありますか?「鹿肉は美味しい」を常識にする、というミッションを達成すべく、私たちは鹿肉料理をキッチンカーでお届けするプロジェクトに取り組んでいます。ご支援のほど、よろしくお願いします!

現在の支援総額

1,429,752

142%

目標金額は1,000,000円

支援者数

154

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/12/15に募集を開始し、 154人の支援により 1,429,752円の資金を集め、 2022/01/31に募集を終了しました

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

【鹿肉を日本の食文化に】縄文時代から続く鹿肉文化をキッチンカーで届けたい!

現在の支援総額

1,429,752

142%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数154

このプロジェクトは、2021/12/15に募集を開始し、 154人の支援により 1,429,752円の資金を集め、 2022/01/31に募集を終了しました

鹿肉、食べたことありますか?「鹿肉は美味しい」を常識にする、というミッションを達成すべく、私たちは鹿肉料理をキッチンカーでお届けするプロジェクトに取り組んでいます。ご支援のほど、よろしくお願いします!

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

thumbnail

こんにちは!鹿肉専門キッチンカーのあかりんご(@akaringo252588)です。1月10日の神戸新聞さんに鹿肉専門キッチンカーの出店を取り上げて頂きました。この出店は12月18日に大阪市・住之江公園で開催された「空飛ぶクリスマスツリー2020」に出店した時の様子です。私たちの思いや、クラウドファンディングについて丁寧に取材して頂きました。ネットにも記事が上がっているので、是非ご覧ください。………………………………………………ネット版はこちらからご覧頂けます。(画像をクリック)


thumbnail

こんにちは!鹿肉専門キッチンカーのあかりんご(@akaringo252588)です。皆さん、鹿っていつから日本に生息しているか、ご存知ですか?実は…鹿は縄文時代から日本に生息しており、今でも野山に野生動物として暮らしています。つまり、鹿と私たちは1万年来の仲。想像もつかないくらい長い歴史の中でできた、深く多面的な関わりがあるのは必然です。今回の活動報告では、農作物をとる・とられるという利害関係だけでない、鹿と日本人の関わりについてお話しさせてください。……………目次……………1. 鹿は縄文人の貴重な資源2. 奈良公園にはなぜ鹿がいる?3. 鹿肉は江戸っこの大好物だった4. 鹿は身近な存在「だった」焼く前の鹿肉ブロック現在では牛豚鶏のお肉がメジャーです。しかし日本ではもともと、肉といえば鹿肉だったのです。約1万年前の縄文時代、日本人は狩猟採集によって食糧を確保していました。貝塚から出土した骨の39%が鹿のものだったという報告もあり、鹿は縄文時代から重要な資源だったことが分かります。鹿はお肉に加え皮や角、骨など、そのほとんどが衣類や靴、モリやハンマーに加工され利用されていました。鹿の毛皮。夏の鹿は木漏れ日に擬態してこのような模様の毛皮になります。弥生時代になると、稲作が始まります。面白いことにこの時代から、土器や青銅器に鹿のモチーフが見られるようになるのです。これらから、予想できるのは、鹿に対する信仰が始まったのではないかということ。なぜ鹿への信仰が始まったのかは諸説ありますが…一つは、鹿の角の成長サイクルと農業の関係があるのではないかと言われています。左側にあるのがお米。稲作は春に田植え、秋に稲刈りをします。実は鹿の角も同じく、春に生え始め秋が終われば抜け落ちます。この2つのサイクルが似ていることから、豊作を願うために鹿が信仰対象となったという仮定もあるのです。奈良公園で草を食む鹿こうした鹿への信仰が今でも見られる場所があります。そう!あの有名な奈良公園です。奈良には春日大社という神社がありますが、ここに祀られている神様のひとりに「タケミカヅチノミコト」がいます。このタケミカヅチノミコトが奈良時代、常陸国(現在の茨城県)から春日大社へ来る時に乗ってきたのがアメノカクという白い鹿の神様だったのです。こうして鹿は神鹿(シンロク)として保護されるようになり、今につながっています。現在、奈良公園では1300頭の鹿が保護されています。今や奈良県の観光スポットとという印象が強いですが、実は1200年もの歴史があるんです。江戸の町(イメージ)江戸時代には、鹿肉やイノシシ肉を食べる文化が花開きます。江戸の町では「ももんじ屋」という肉屋が鹿肉を取り扱い、鹿肉は「もみじ」という名前で取引されました。吾邦似て大牢(たいろう)といへるは、大鹿、子鹿、猪なり。訳:我が国における立派なご馳走とは、大きい鹿、子供の鹿、そしてイノシシである。これは江戸中期の儒学者である荻生徂徠が残した記述です。この文章からも分かる通り、鹿肉は美味しいご馳走であり、身近な存在であったことが予想できます。ちなみに、鹿肉はすき焼き風の鍋料理が人気だったそうです。このように、鹿は日本人にとって身近な存在でした。畑を荒らす害獣としてだけでなく、お肉という資源として、そして神様という信仰対象として。鹿と日本人は、こうした矛盾とも言える多面的な繋がりをもち関わり合ってきたのです。1万年の歴史があるからこそ、鹿は面白い。そしてその続きを作るのは、他でもない私たちです。なんだかワクワクしませんか?そんな私のワクワクを、少しでも感じて頂ければ幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


thumbnail

こんにちは!鹿肉専門キッチンカーのあかりんご(@akaringo252588)です!いつも応援いただき、本当にありがとうございます!初の活動報告となります今回は、クラファン本文に入りきらなかった私たちの思いについてです。今の鹿肉イメージの、ここを変えたい。私たちの原点とも言える3つの課題意識と、それをどうしたいのか。ぜひご覧頂けると嬉しいです。鹿肉のロースト鹿肉って、どんなイメージ?初めて鹿肉を食べる人に聞いてみると、必ず言われることがあります。「かたそう、くさそう」残念ながら、このようにかたい、くさい鹿肉は存在します。その原因は、お肉の下処理と調理方法にあります。鹿肉を調理する際、膜や筋が残っていると、それがくさみの原因になるのです。お肉の表面にある膜また、鹿肉がかたくなる原因は、調理方法にあります。お肉を作っているタンパク質は、65℃以上で加熱すると強く収縮する性質があります。よって鹿肉を強火で加熱すると、かたくなってしまうのです。ですが逆に言えば、徹底的な下処理を行えば、驚くほど鹿肉の味が変わります。筋膜を徹底的に除去しますかたくなる原因である筋を丁寧に除去し、筋繊維が収縮しない温度でじっくり中まで火を通す。私たちはこういった食べるための処理を徹底し、美味しい鹿肉料理を作ることで「くさい・かたい」といった偏見を壊します。鹿肉のロースト鹿がお肉になるまでには、大きく分けて3つのプロセスがあります。第一に、ハンターさんが山で鹿を捕獲すること。第二に、捕獲した鹿を山から下ろしてくること。第三に、鹿をお肉として食べられるように解体・精肉すること。こうした手順を経て、鹿はお肉として販売したり、猟師さんが自分で食べるなどして活用されています。ですが一方で利用されず焼却・埋没処理されることも少なくありません。農林水産省によると、捕獲された全体数のうち、食肉などとして販売するために処理施設へ運び込まれた鹿の割合は9%でした。農林水産省「捕獲鳥獣のジビエ利用を巡る最近の状況」その他91%は、猟師さんが自家消費する分を除けば、廃棄されていることになります。地域によっては、この処分の割合は全体の6割ほどになるそうです。処分に至る理由としては、処理施設が地域内にない、捕獲場所から処理施設までの距離が遠くて肉が痛む、食べ切れないくらいのお肉がとれて冷凍庫に入らない…などが挙げられます。近年、鹿資源の活用はこうした廃棄問題をきっかけに、大きな流れとなっています。ジビエ料理店やジビエ革を使った製品も増えてきました。「捨てられる命を無駄なく使おう!」というキャッチコピーも目立ちます。ただ…捨てられているから使うのか?もったいないから活用するのか?私たちは違うと思います。私たちは、廃棄を減らすためにキッチンカープロジェクトを行うのではありません。鹿肉が美味しいから、鹿肉料理を皆様に提供したいのです。目指すのは「鹿肉は美味しいから食べる」が当たり前になる世界。私たちは鹿肉の美味しさを追求し続けることで、鹿資源の利用概念を問い直します。農業と野生動物は切ってもきれない関係害獣(ガイジュウ)とは、畑や田んぼに入り農作物を荒らす動物のことを言います。私たちは野菜や穀物を食べて美味しいと感じますが、それは鹿にとっても同じなのです。こうした動物によって農作物にどれくらい被害が出たのかを表したのが、こちらのグラフです。農林水産省「捕獲鳥獣のジビエ利用を巡る最近の状況」令和元年には、農作物被害金額は158億円。そのうち、鹿による被害と予想されるのは33%を占める53億円となっています。平成22年の239億円をピークに、農作物被害額は低下してはいるものの、未だかなりの規模で被害が起きていることが分かります。こうした被害により、農作物の収穫量は減ります。それに加え、畑を荒らされた農家さんは心理的な重荷を抱えることになります。長い月日をかけて育てた作物が一夜にしてなくなってしまう。こうした経験が離農に、そして耕作放棄地の増加に繋がっていくこともあるのです。左:奥の畑は耕作放棄地になっている右:稲穂の先が鹿にかじられた跡これは紛れもない事実であり、被害を受けた農家さんにとって鹿は「害」です。獣害は早急に解決すべき課題であり、現在では国や自治体が獣害対策に力を入れている他、電気柵やセンサーを取り入れた獣害対策装置が開発されたりしています。………………………………………………農業にとって憎き存在である鹿。ですが…鹿は畑を荒らす悪者でしかないのでしょうか?次の章では、少し角度を変えて、1万年続く日本人と鹿の関係について、お話ししようと思います。(続く)