冬青社に訪れた際、高橋社長に写真展と同様のポートフォリオを見ていただいたのですが、
「霧幻の水森」のステートメントも添えて見ていただきました。
※ステートメントというのは、簡単にその作品の説明にはなるのですが、
"シャッタースピードとか、撮影した時間とかそう言ったものではなく、抽象的なものでもありません。作品を作るに至った経緯や作る意味などなど、作品を見た方々にそれを伝える手段ともなるものです。
個人的には、その文章によってその作品がまた違った角度から見ることができるものが理想と思っています。そして、文章や言葉は必要なものだと思っています"
さらに、僕の経歴などもさまざま見てくださり、それを踏まえて写真集の内容なども二人で話をしたのですが、僕の伝えたいこと表現したいことを理解してくださり、今後の編集会議の初めのセレクトについて、このような写真は外していこう。という、僕の本来表現したかった事を提案して頂きとても嬉しかったのです。高橋社長も何度も文章は必要なものだと同じ意見を仰ってくださっていました。
実は、写真展開催にあたり一般の方々にも分かりやすい構成で50枚弱の写真を組んでいたのです。現在写真展と写真集の編集会議に向けて、再々再度撮影写真の見直しで写真構成を進めている所です。
写真集の構成は編集会議で決定するので、高橋社長と決めた作品点数65点へ向けて、頭をフル回転させながら煮詰めております。もうひと頑張りです。
僕が写真家なのかは僕には分かりません。それは、僕以外の方々がどう認識するかなのだと思っています。しかしながら、写真家というものは撮るだけ、写真を作るだけではダメなものだと思っており、自分の視たものを写真として伝えなければいけません。それには言葉だけでなく多くの要素が自分自身になくてはならないのだと思います。
昔、少し写真が上手いと感じた人がいました。
でも、きっとその人はとっても上手い人だったと思います。
とっても上手いと感じた人は、とてつもなく上手い人なんだと思います。
経験が浅いうちは、自分とそう言った人の距離感や差すら分からないのだと、やっと少しわかるようになってきました。
まだまだ、人として成長できるよう。それが、作品をより良い方向へ導けるよう精進して行こうと思います。
今日も暖かいご支援誠にありがとうございます。
皆さまお一人お一人の支援が出版への力となります。暖かいご支援で出版の後押しをお願いできましたら幸いです。
そして、こちらをご覧いただいている皆さまお一人お一人が、お友達や知人、少しでも多くの方々に伝えていただけましたら嬉しい限りです。
小関一成