今日は朝から、生徒達の英語教材作り。お気に入りのカフェでコーヒーを飲みながら。優雅に見えるかもしれませんが、なかなか大変です。1人1人の生徒に合わせて教材を作るので、すごく時間がかかります。自分自身にストレスがかかりすぎないように、少しでもお気に入りの空間で作業します。たくさんの生徒達の英検結果報告が来ました。まずは、前回の活動報告の、1年間不登校だった彼女。英検2級に合格しました!彼女の嬉しそうな顔を見て、私もすごく嬉しかった。彼女から更に驚きの報告。英検準1級にトライしたいということ!困難なことに挑戦することができるようになって感動しています。彼女には準1級の英語力と共に、英語でコミュニケーションできる能力を付けさせてあげることがこれからの挑戦になります。そして、Tsukasa が再び英検1級にトライした結果…不合格だったけれど、前回より得点大幅上昇!この Tsukasa の、不合格にも関わらず前向きな報告に、彼の成長を感じます。その他にも小学生から社会人まで、多くの生徒達が英検に挑戦しました。合格でも、不合格でも、彼らの成長に喜びを感じている朝のひとときです。
今カフェで、ある生徒の 英検2級 writing 問題を添削しています。(可愛いコーヒーだったので、思わず写真を1枚。)彼女が高校に通ったのはわずか数ヶ月。その後約1年間、高校を不登校し、結局高校を辞めた。その不登校の1年間という長い期間、ネットやアプリを使いながら家で独学で勉強をしていたという。そして更に約1年経って、彼女は私と出会うことになる。「よく頑張ったね!」以外の言葉が見つからなかった。独学で想像以上の英語力を身につけた彼女に脱帽。彼女の母親は言った。「私は彼女の英語の実力がわからないので、褒めることもできなかった。」その通り。誰からも褒められることもなく、認められることもなく、彼女はここまで頑張った。彼女が高校に行かなくなった理由はイジメだった。ただ、彼女はそのイジメについて、学校の先生にも、カウンセラーにも、そして親にも言えなかった。学校を辞める理由を「鬱」ということにした。学校を辞めてから2年経ち、最近になって初めて学校でイジメがあったことを母親に告白した。やっと真実を言えるようになった彼女。彼女の心の動き、彼女のタイミング…大人がひとりひとりの若者の心や時間の流れに、本当の意味で寄り添うことができるかどうかが大事なことを、改めて痛感している。不登校には様々な理由がある。今回のケースでは、先生もイジメに気づかず、親も知らず、誰も何もわからないまま、学校から1人の生徒が消えていったということになる。私は今ここで、先生も親も否定しているわけではない。大事なことは、先生も親も完全無欠ではないということ。ただ、このようなケースだと、いくら相談室を設けても、いくら良い施設があろうとも、彼女のもとには届かない。今は大学に行きたいという気持ちになっている彼女のために、ここから私は精一杯サポートします。将来は福祉の仕事に就きたいらしい。最後に1つ、彼女は自分の意志を持つ素敵な女性で、周りに上手に流されることが苦手そうで、日本ではイジメの対象になりやすいのかもしれない。でも、自分に自信を持つことができれば、きっと多くの苦しんでいる人の助けになれるはず…そう信じています。
6月1日より英単語・熟語トレーニングによるリターンが開始しました。順調に進んでおります。そしてマグカップとバッグのリターンは6月末になると思います。日程が明らかになり次第、ご報告させていただきます。そして6月5日、Be a Hero! のパートナーの Tsukasa が英検1級に挑戦しました。合格率はたった12%。十年以上頑張り続けてここまで来た Tsukasa に、努力し続ける原動力は何か聞いたところ、彼は答えました。「意地です。」「社会を見返したい。」「優れた人間になりたい。」「健常者と同じようにキャリアアップしたい。」「僕だって、いい車に乗りたい。」Tsukasa の素直な気持ちでした。こんなに頑張っている Tsukasa の夢を叶えてあげたいと心から感じています。「日本では障害者は努力して能力を身につけても、健常者と同じようにはなれない…。」絶対覆したい、この社会の「常識」を。彼にとって大変な一日が終わったので、ご馳走でお祝いしたい気分になりました。彼のリクエストに応えて、牛タン屋へ。Tsukasa がご飯大盛りを注文すると、なぜか嬉しくなります。兄のような気分なのか…?私にとって、彼はすごく心強いパートナー。彼と一緒にプロジェクトができることを光栄に思います。
このチーズの動画をインスタでアップした後、地球の裏側からメッセージが来た。"My mouth is watering."ビシャルという名前の送り主。地球をハーレーで走り回っている、カッコ良いおじさんだった。国籍は知らない。すぐに返信した。"I wish I could deliver it to you."私は、このようなインスタの使い方を学生達、そして不登校児にお勧めしたい。外へ出よう。30分でいい。好きな物をスマホで撮影しよう。短くて良いので、英文を添えよう。"I love cheese." でも良い。"It is good."でも良い。とりあえず続けてみよう、地球の裏側から伝言が届くまで。地球上には君と感性が近い人が絶対いる。同じ学校にいなくても、気にしない。学校は数年で終わる、小さな世界。地球はずっと共にある。イジメからは逃げてもいい。そんな世界は捨ててもいい。全く異次元の価値観を持つ人々が世界にはたくさんいる。「こういう人生もあるんだ。」「あんな人生うらやましい。」感性が磨かれる。価値観も揺さぶられる。私は今年からインスタを始めて、現在投稿12、フォロワー15の最下層インスタグラマー。でも自分にとって大事なのは、その数よりも地球上の人々と、より深く繋がること。フォロワー数の増やし方は知らない。でも世界の人々と感情を共有する方法は知っている。この方法がうまくいかない方、ご連絡下さい。繋がるまでお手伝いします。世間の基準に踊らされなくていい。自分の信念を誇れることがカッコいい。こう言い切れるまで、私も何年かかったか。自分が自分でいられる世界を見つけよう。これから一度、小樽に戻ります。
帯広で、夜遅くなるまで元学校教師の方は私に語ってくれました。若者のための素晴らしい学校や教育施設が北海道にもいくつかあることを。早速、施設のウェブサイトを見てみる。幕別町にも、長沼町にも…サイトを見ると、本当に素晴らしい!日本の教育環境は、一見、良い方向に向いているように見える。なのになぜ、あのような残酷な事件が今でも起こるのか? どうすれば、苦しんでいる若者達が、それらの施設ともっと簡単に繋がることができるようになるのか?「この教育システムは一度全てぶっ壊れてしまった方が良いのかも…」教育現場経験者からは日々、同じような言葉が聞かれる。ホテルに戻り、夜のオンラインレッスンを始めた。20代の生徒が私に言った言葉が心に残った。"It's difficult for me to have confidence in myself, so I'm happy if someone like you has confidence in me."「自分に自信を持つことは私には難しいんです。だから先生のような人が私を信頼してくれると嬉しいんです。」私にとって、生徒を信頼しないということはあり得ない。今や、この活動を色々な形で支えてくれているのは、紛れもない生徒の皆さん。学生も、大人も、年齢に関係なく、私をサポートしてくれている。その生徒は教えてくれた。多くの若者にとって自分自身を信じることは簡単ではないということを。だから、他の人、特に年上の人に信じてもらえると、嬉しくなり、そこで自信をもらう。そして期待に応えようと頑張る。それが成長に繋がる。なるほど。納得。今日も生徒から1つ学んだ。