映画『わたしの魔境』が、再び3つの映画祭で入選・受賞しました。・タゴール国際映画祭 優秀賞受賞 (インド) ・オリオン国際映画祭 ファイナリスト部門入選 (オーストラリア) ・沖縄NICE映画祭入選月末には、サンダンスに対抗する湾岸地帯のスラムダンス映画祭ことサンフランシスコインディペンデント映画祭の担当者とZoom質疑応答があるので楽しみです。これで、・ロサンゼルスアジアンフィルムアワード2022 オフィシャルセレクション部門入選・ムンバイボリウッド国際映画祭2022 最優秀長編映画賞受賞・サンタモニカ国際映画祭 2022 オフィシャルセレクション部門入選・サンフランシスコインディペンデント映画祭2023 入選に次ぐ映画祭選出になります。ちなみにインドのタゴールは例年こんな感じだそうです何となく映画祭に入選するとすごそう…映画祭ってどういう意味がある?と一般の人からする疑問に思う事もあると思います。そこで今回は、映画祭における3つの目的をそれぞれ解説します。①作品の品質保証海外の映画祭は、オンラインで英語字幕を付け、視聴リンクを映画祭審査担当者に送ります。複数名の審査員が最初から最後まで必ず見ます。応募が1000~5000作品あるような映画祭もざらにありますが、審査員は公平に見ています。(ちなみに自分は映画祭出品用のリンクをアナリティクスで分析していますが、ガチで最初から最後まで見ているので本当に映画祭関係者の努力はすごいです)映画学校関係者や現役の映画監督、映像ディレクターが審査する事が多いため、そこで入選・受賞したという事は、映画祭の側が「この作品はオススメですよ」と箔を付けて一定の品質保証をする意味があります。映画祭入選すると関係者が盛り上がるのはそういう意味があります。また監督のみならず、撮影部や俳優部が各部門で受賞を果たす事で次の仕事につながるケースも多数あります。(逆に、映画祭で受賞しても各自が自分で動かなかった場合、もちろん次につながりません)②横のつながり最近はコロナでオンライン開催が増えましたが、映画祭が現地開催されている場合、そこに出向く事でレベルの高い映像制作者と横のつながりが出来たりします。例えば、本作撮影担当の根岸憲一さんは、自分は『淵に立つ』がカンヌで評価された事で初めて存在を知って作品を見て感動しました。その当時、自分の自主映画の上映会をやっていたので、恐れ多くも会場にお呼びして打ち上げで連絡先を交換し、その後何度かお会いしてご一緒する機会を模索しつつ、今回お声掛けさせて頂いたという経緯もあります。このように映画祭やコンペきっかけでつながりを作る映像製作者は沢山います。③配給や配信映画祭の中には、映画祭入選作品を買い付けにくる配給会社とタイアップしているような大規模なものもあるため、そうした場合、海外への配信や配給につながるケースもあります。このように、映画祭には様々な機能があります。各国の映像製作者は各自が目指す方向に合わせて様々な工夫をしています。『わたしの魔境』チームも、ここに至るまでまで撮影を支えて下さった方や、今後またご一緒する方、新たに出会う方など様々なご縁がありますが、常に幅広くアンテナを張って、過去を更新する努力を怠らないようにすることで、最終的には日本から世界水準のものづくりをどんどん発信できる国にしたいと思っています。また良いお知らせが出来るよう努めて参ります。監督 天野友二朗
『わたしの魔境』サンフランシスコインディペンデント映画祭入選!映画祭入選・受賞の知らせが続々と届いています。・ロサンゼルスアジアンフィルムアワード2022 オフィシャルセレクション入選・ムンバイボリウッド国際映画祭2022 最優秀長編映画賞受賞・サンタモニカ国際映画祭 オフィシャルセレクション入選に続き、また海外映画祭に入選しました。今回のサンフランシスコインディペンデント映画祭は、アメリカのサンダンス映画祭やスラムダンス映画祭に対抗する、サンフランシスコの熱狂的な映画祭との事で、毎年多くのメディア関係者や配給会社が来場して、作品を取り上げるそうです。審査委員長からは、"We love your film!"と熱いメールが直々に届きました。(個人的に、この映画祭に入選したかったので、とても嬉しく思いました)どのくらいの熱気かと言うと…例年の会場は、このくらいハイカロリーに盛り上がっているそうです。日本にはないエネルギーが素晴らしいですね。今年はコロナ禍なので、オンラインを活用して現地上映と両方開催するそうです。今年の映画祭入選のお知らせはこれが最後ではないかと思います。今回の作品のテーマなどは、本来であれば、日本が自分の国にかつて起きた出来事に対して、商業作品として製作するべきテーマだと思います。日本では、自国に起きた出来事を、海外の映画製作者が取り上げ、素晴らしい作品として製作して発表する事が多く、そうした状況を、一映画ファンとしてとても残念に感じていました。今回の作品についても、インディーズ製作という制約の多い状況で製作せざるを得ませんでしたが、例え規模が小さかったとしても、日本の今を生きる者が作る事に意味があると、企画を信じてご出演頂いた皆様や、ご支援者の皆様には改めて深く感謝をお伝えいたします。諸々の情報解禁、来年のリリースをお待ち下さいませ。監督 天野友二朗
ムンバイに続き、今度はアメリカで開催されるSanta Monica International Film Festival入選のお知らせが届きました。 海外では数千万円~数億の予算の作品が当たり前の中、この規模の邦画作品を評価して頂きありがたいです。 過去には、ホアキン・フェニックスなどもゲストで映画祭に参加した事もあり、毎年海外のTV関係者や映画関係者が集うようです。引き続き、続報をお待ち下さい。
映画『わたしの魔境』最優秀長編映画賞受賞ロサンゼルスの映画祭入選に続き、インドで開催される映画祭 ムンバイボリウッド国際映画祭 (Mumbai Bollywood International Film Festival)で最優秀長編映画賞受賞のお知らせが届きました。 まだ告知出来ない事も色々多いのですが、来年の公式ビジュアル解禁・配信・DVDリリースを楽しみにお待ち下さい。また先週より、公式TikTokアカウントが開設されました。貴重な本編映像を公開中なので、是非フォローよろしくお願いします。『わたしの魔境』公式TikTokはコチラ
映画『わたしの魔境』 アメリカ ロサンゼルスの映画祭 Los Angeles Asian Film Awards入選 この映画は、マルチ商法企業内部で見た実体験を元に脚色し、マルチとカルト洗脳の共通項を独自視点で描いています。 正体を隠して人を増やし、他人の不安を踏み台にして搾取し、偽りの幸福を説く集団構造は社会の至る所に存在します。警視庁の調査によると、2021年の自殺者は2万1007人まで登り、20代の自殺者は2611人(前年比90人増)、小中高生の自殺者は473人(2020年に次ぐ過去2番目の多さ)になります。日本社会が、上記のような集団との決別を誓い、多感な思春期を過ごす学校教育の在り方や、社会生活におけるメンタルケアの在り方・働き方を見直す事で、心の問題を抱える者が周囲に相談出来ず正常な判断力を失った状態で、上記のような集団に救いを求めるような事のない社会になればと私個人は願っております。特報は129万再生突破特報視聴リンクはコチラ他、映画祭その他情報解禁次第順次お知らせします。