【私も応援します|菅原健介さん(株式会社ぐるんとびー 代表取締役/日本医療デザインセンター・デザイン経営会員)】 本来、医療や介護は“人が豊かに暮らすためのツール”でありながら、専門性が高まり専門職が暮らしから離れてしまった現在、それらを暮らしの中から再構築することが必要だと私たちは感じています。私たちは介護事業者に分類されることがありますが、「地域を大きな家族に」を理念に掲げ、介護事業者である前に、“ひとりの住民”として団地の中に介護事業所をつくることからスタートし、同じ団地にスタッフや利用者のみなさんと共に暮らしています。その中で生まれる私たちのケアの実践は、従来の枠組みではおさまりません。凝り固まった枠組み、既成概念をこわし、誰もが人生の最期まで絶望せず、“ほどほど幸せに暮らせる”社会を実現したい。私も講師のひとりとして、ケアの実例を紹介させて頂きますが、時に賛否が分かれる私たちの活動を共有させていただきながら、個人や社会が抱えるメンタルブロックを取り払う機会につながれば幸いです。ぜひ一緒に学び、ディスカッションしましょう!
【私も応援します|中川将吾さん(つくば公園前ファミリークリニック院長/日本医療デザインセンター・デザイン経営会員)】私も、医療デザイン大学の取り組みを応援する医師のひとりです。私は今年5月に「つくば公園前ファミリークリニック」を開業しました。開業準備の時期に考えていたこと、目指していた内容が、医療デザイン大学の中身と合致すると感じていて本当にワクワクしています。 人を「治す」「癒す」「健康にする」ことは医療人でなくても取り組めると、私は考えています。むしろ医療には限界突破が必要です。医療を閉鎖的な閉じこもったものから、親しみやすく、なじみがあって楽しいものにする切り札こそ、デザインではないでしょうか。 私が「クリニックらしくないクリニック」を開業し、地域の皆さんに支えていただいているのもデザイン的な思考があったからだと実感しています。 医療をもっと楽しくしたい、明るくしたいと考える方には最高の環境だと思います。ぜひ一緒に楽しい医療を実現しましょう!
【私も応援します|廣瀬憲一さん(医療法人社団 守成会 理事長/日本医療デザインセンター・デザイン経営会員)】私たちは神奈川県相模原市にある広瀬病院を40年以上、運営してきました。今、感じるのは医療に求められる役割の変化です。私が20年前に医者になったころはまだ「医療とは医師や看護師をはじめとする職人の世界」でした。つまり職人が、正しく「技」を使えば、人々の病気を治し、健康にできる。そんな時代は確かにありました。 ただ現代、患者さんの病気を治しただけでは「健康」「幸せ」にはできなくなってきていると感じます。患者さんの健康、幸せを実現するには職人技とは別の方法が必要です。その答えのひとつが「デザイン」ではないかと、私は思っています。実際に私もデザインを学び、院内のマネジメントや地域患者さんとの関係づくりに生かしてきました。人々の働き方、考え方や行動を変えるデザイン思考を多くの医療人が学んで、身につけたら社会は変わるかもしれません。デザインを学ぶ医療・介護人材と、医療デザイン大学のチャレンジを、心から応援しています。私もデザインを学び、実践し続けます!
【私も応援します|前野 隆司先生(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授/慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長)】「医療デザイン大学」には、医療や介護の現場を献身的に支えるみなさんの「幸せ」を実現するポテンシャルがあると感じています。だから私も講師として、全力で応援します。講演テーマは「医療デザインとウェルビーイング ~医療従事者と患者・利用者の幸せとは!?〜」を予定。常日頃から素晴らしい仕事をしている医療者のみなさんが、自己犠牲的にではなくポジティブな気持ちで働けることを、私は心から願っています。利他の精神と自己犠牲は似ているようで異なります。医療・介護従事者には「いいひと」が多いので、疲れてしまうリスクを負っているというべきでしょう。命や健康にかかわる尊い仕事をしているのに、その喜びよりもクレームや苦情の音調が大きくなってみなさんに届いているとしたら非常にもったいない事です。みなさんが今以上に幸せに働けたら、患者さんや利用者さんもさらに幸せに過ごせることでしょう。医療・介護を支える人たちがさらに「幸せ」に。そこにデザインはどう関わるのかを、一緒に考えていきましょう。みなさんとお会いできることを楽しみにしています。
私は「医療デザイン大学」を応援しています。運営団体の代表である桑畑健さんは、私が主催するGRゼミの卒業生です。桑畑くんがGRゼミの最終発表で宣言した「医療xデザインの学科を作る!」という目標の1ステップでもあります。デザインの力で医療現場の課題を解決していこうという考え方や方法を学ぶ場所が日本にはない!ということで、彼自身の最終目標としては学位の取れる学科を作りたいという思いがあるのです。そのために、批判や批評ではなく、まず提案と実践からスタートする彼の姿勢を心からリスペクトしています。今回私も講義を担当することとなりました。「官と民」・「福祉と医療」の垣根を超えて〜看取りができるまちづくりを進めた横須賀市の事例から〜と題して、 この講義を単発で応援いただく仕組みもあります。 ぜひリターンの内容を確認ください。また拡散のご協力をよろしくお願いします!吉田雄人さん一般社団法人日本GR協会 代表理事元 横須賀市長一般社団法人 日本医療デザインセンター 顧問1975年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、アクセンチュアにて3年弱勤務。退職後、早稲田大学大学院(政治学修士)に通いながら、2003年の横須賀市議会議員選挙に立候補し、初当選。2009年の横須賀市長選挙で初当選し、2013年に再選。2017年7月に退任するまで、完全無所属を貫いた。現在、地域課題解決のためには良質で戦略的な官民連携手法である日本版GR:ガバメント・リレーションズが必要であるという考え方の元、一般社団法人日本GR協会を設立して現在に至る。