いつもパドルブリューを応援いただき、ありがとうございます。12本以上のセットをお選びいただいた皆様にお詫びがございます。パドルブリューの代表の新居ですが、先日、足の指を2本骨折してしまいました。パドルブリューの唯一の職員がしばらく松葉杖での移動となるので、作業に遅れが生じることになりました。返礼の第2段の発送は1月中を予定していましたが、少し遅れてしまいます。大変申し訳ございません。これまでクラフトビールの製造に関する作業はほとんどを一人でやってきました。人に教えたり、お願いしたりする行程を少し億劫に思っていたのです。ですが、自分1人だけで製造という業務をやっていくことは決して簡単ではありませんでした。人にお願いして、頼らせていただくことも覚えないとと実感させられました。これからしばらく、色々な人に仕事をお願いしながら製造を行なっていく予定です。岡本太郎はスキーでの骨折から着想を得て「あし」という作品を制作したといいます。自由に動けなくても、できる作業がたくさんあります。例えば、ネットショップの発送用の箱やショップカードなど、もっとおしゃれにしたいとか、オリジナルグッズを作りたいとか、春から再オープン予定の店舗・剣山観光センターの準備とか、事業を振り返って今後の計画を立てるとか、アイデアにつながりそうな色々な本も積読状態になっているので読むとか、あとビール作り関係の資料を読んで知識を深めるなど、本当にたくさんです。少し、作業は停滞しますが、私もこれから皆さんにもっと大きなものをお返しできるように、この機会を最大限に活かしていきたいと思います。みなさんのご理解と引き続きの応援、よろしくお願いいたします。
いつもパドルブリューを応援いただき、ありがとうございます。本日、ついに販売用ウェブサイト(β版)をオープンいたしました!本当に長くお待たせして申し訳ございませんでした。https://paddlebrew-store.myshopify.com/「こんなサイトにしたい!」「こんなものをラインナップに加えたい!」など、さまざまな理想があり、まだ実現できてないところもたくさんありますが、できる限りは頑張りました。これからもっともっと充実させていきたいと思うので、今後も更新情報にご注目いただけましたら幸いです。今後とも何卒、よろしくお願いいたします。パドルブリュー代表 新居拓也追伸 クラウドファンディングで12本以上のリターンを選択して下さった方の第2段のクラフトビールも1月下旬に発送予定です。お楽しみに!
いつもパドルブリューを応援していただいてありがとうございます。先日、第一陣のクラウドファンディングのリターンの発送を終えました。そして今後のリターンの発送予定は次のようになっております。①6本以上のリターンを選択してくださったみなさんへ次回の発送は1月ごろになります。楽しみにお待ちください!②クラフトビールの割引券を注文していただいたみなさまへ現在、1月10日ごろのオープンを目指して、ネットショップの開設準備を進めています。開設と同時に、割引券をお送りさせていただきます。③パドルに名入れ、およびオリジナルビールを発注の皆様近くご連絡させていただき、名入れの文言や、オリジナルビールのお味の方向性などについてそうだんさせていただければと思います。もうしばらくお待ちください。さて、ここからは、最初の発送の振り返りと発送をさせてください。【反省①】商品を常温で発送してしまった。これが最大の反省であり、失敗です。言い訳をすると、私が一番大好きなベルギーのオルヴァルというビールは15度で貯蔵されていると知り、私たちの保管庫の温度も15度に設定しておりました。それで、秋も深まって気温も下がってきたので、常温の発送も可能かと考えてしまったのです。ですがこれは、致命的な想像力の欠陥でした。輸送中の車内はもっと温度が上がるでしょうし、同じ時期でもまだまだ温かい地域もあったでしょう。今後はすべての商品を冷蔵で発送することにいたします。失礼いたしました。【反省②】一般発売の時期が遅れてしまっている。リターンの発送のために準備しなければならないクラフトビールは1000本以上に及びました。これだけの量を醸造し、品質を保ち、ラベルを貼り、貯蔵するというのは思った以上に大変で、同時に大きな学びとなりました。しかし、それに気を取られていて、発送を終えた時にはクラフトビールの在庫がとどんどなくなってしまい、11月に予定していた一般発売の予定は大きく遅れることとなりました。現在、1月ごろの一般発売を目指して準備しておりますが、これも大きな反省です。【反省③】未だ、あらず作るたびに、アイデアと改善点が見つかり、その道を選ぶべきかの岐路に立たされます。今回、みなさんに2種類の味のセゾンをお送りさせていただきました。また杉のヴァイツェンに関しても、実は2種類の味を作っており、イベントなどに来てくださった方には別のバージョンを味わっていただきました。みなさんの反応は実にさまざまでした。「セゾンの#1が好きだけど、妻は#2が好きだ」と言って出さった方のご意見はまさに様々な好みの存在を象徴していました。少し前まで、頭を悩ませていたのが、杉のヴァイツェンの杉の量でした。「杉が多すぎるとちょっと主張が強すぎる気がする」という意見や「ちゃんととがっていた方がいい」という意見。今後、どうすべきかと悩んでいた時に、支援者のお一人が「新居さんが作りたいやつを作ればいいんです」と言ってくださり、今後の醸造での迷いを断ち切ることができました。みなさんからの多くのご意見が本当に参考になりました。今後とも、忌憚のないご意見をいただけましたら幸いです。
いつもパドルブリューを応援いただきましてありがとうございます。そして大変申し訳ございません。リターンの発送時期についてです。リターンのお届け予定は、多くのコースで「お届け予定:2022年10月」としておりました。そして私たちも「少なくとも10月に『発送』はできるように」(それでも到着は11月になってしまいますが)と思って準備を進めて、ギリギリまで粘っていたのですが、本日中の発送には間に合わなさそうということがわかり、みなさんに一旦、今後の予定についてご連絡させていただくことにしました。リターンの発送についてリターンの発送は、クラフトビール、グラウラー、Tシャツ、お礼の手紙から始めます。数回に分けて発送させていただきますが、早い方は明日発送、それ以外の方にも今週中に発送できるように準備を進めています。【①クラフトビールのリターンについて】クラフトビールの返礼は12本以上を注文してくださっている方もたくさんいらっしゃいます。こちらはまずは6本を発送し、また改めて6本ずつ発送させていただきます。時期は2〜3ヶ月に一度で、様々な種類のものをお届けできればと思っています。【②割引券について】割引券は、ウェブショップのオープンと同時に発送させていただきます。有効期限の3年は、発送のタイミングからスタートさせていただきます。時期は責任を持ってお伝えしたいのでまだ断言はできませんが、サイトは概ね完成しておりますので、そう遠くはない見込みです。【③パドルへの刻印、およびオリジナルビールの醸造について】クラフトビールなどの返礼の第一弾を終えたタイミングで、皆様に個別にご連絡させていただきます。刻印は11月中、オリジナルビールの醸造については、皆様とご相談の上で時期を決めさせていただければと思います。これまでの準備を振り返って 発送までのスケジュール管理と、読みが甘くかったと深く反省しています。 クラフトビールづくりを始めた理由の一つに「生産者になりたかったから」ということがありますが、何かを生産することの大変さを身にしみて感じました。 ラベルや瓶、段ボールの発注やその納期。税務署などへの届出、それらの細かいルール。第一弾として発送する本数は約1000本。それらを同時期に確保することや、どう保存するかというのも、ちゃんと予測できていなかった部分です。 パドルブリューは現在、私(代表の新居)が唯一の専従者で、後はボランティアのみんなが助けてくれているのですが、その仲間が自主的に僕の頭から抜けていたことを補ってくれて、ここまでやってこれました。それでも間に合わなかったのは、私の責任です。 ただ今回、皆様のおかげで製造に必要な全てのプロセスを学ぶことができました。 お約束の時期を守るというのは、企業としての最も大切な姿勢の一つだと考えています。今後は、見通しの立て方も余裕を持った現実的なものにしたり、進行管理を見直したりすることで、みなさんから信頼をいただける企業を目指していきたいと思っています。 今後ともパドルブリューをよろしくお願いいたします。
いつもパドルブリューを応援いただき、ありがとうございます。今回は皆さんにお送りするクラフトビールの仕込みの様子を紹介しながら、ビールができるまでの過程をご紹介させていただきます。ビール作りに興味がある人もいるかと思って、専門用語もおり混ぜてみました。でもできるだけわかりやすく解説しますね。動画で解説まずはこちらの動画をご覧ください。それぞれの過程にどういう意味があるかは、追って文章で説明します。麦芽を粉砕するミルを使って麦芽を半分に砕くことで、水に馴染むようになり、成分が抽出されます。65度のお湯に浸ける65度前後の温度で、麦芽に含まれるアミラーゼが活発に働き、でんぷんを糖に変えます。そう、唾液と一緒です。分解された糖が酵母の食べ物になります。この過程をマッシングと言います。ところで、「麦」と「麦芽」ってどう違うんだろうって思いませんか?麦芽というのは、麦から芽が出た状態のものを言います。製品の麦芽は芽の部分は取り除かれています。なぜ、芽が出ていないといけないのかというと、前述の通り、麦芽にはアミラーゼが含まれているからなのです。人がお米を食べて唾液ででんぷんを分解し、エネルギーにするように、麦も成長が始まるとでんぷんをエネルギーにするためにアミラーゼを出すのです。その力を利用するのです。麦芽と液体を分離する約1時間後、成分が溶け込んだ液体と麦芽のかすを分離します。液体は麦汁と呼ばれます。鍋の底は網状になっています。その構造はファルスボトムと呼ばれます。網の下からポンプで水分を抜き出すことで、液体だけを抽出できます。またその際、麦芽の上からお湯をかけて、麦芽に残った糖分も洗い出します。これをスパージングと言います。ホップを入れて麦汁を煮込む麦汁にホップを入れて、1時間ほど煮込みます。これには2つの意味があります。一つは、麦汁に含まれる変な香り(DMS:硫化ジメチル)を飛ばすこと。もう一つ、こっちが重要ですが、ホップの苦味と香り、味わいを抽出することです。パドルで麦汁をかき混ぜるパドルで精一杯、同じ方向に麦汁をかき混ぜて渦を作ります。鳴門の渦潮と一緒で、吸い込まれたものが底へと沈みます。これによってホップが底に沈み、液体と分離することができるのです。この工程はワールプールと呼ばれます。タンクに移送し、酵母を入れる液体をタンクに移送する際には、ウォートチラーという道具を使って冷却します。酵母は大体、20度くらいで活発に活動するのですが、一気にその温度まで下げないと、空気中にいる別の菌が先に活動してしまい(雑菌汚染)、腐敗したり、変な味のビールになってしまったりするからです。20度に下がった麦汁に酵母を入れると、酵母が糖を食べてアルコールに変えます。約2週間で発酵が完了し、お酒になります。意外とシンプル複雑に感じられたかもしませんが、実は意外とシンプルです。解説をじっくり読んだ後、焚き火でビールづくりを説明した動画をもう一度見てみると、「自分でもできそう!」と感じてもらえるかもしれません。また今度、ビールの味は何で変わるのか?についても説明したいと思います。それでは、良い週末を!