いつもパドルブリューを応援いただきありがとうございます。先日、皆様から支援いただきました資金が無事入金されましたのでご報告させていただきます。皆さんへのリターンの制作状況につきましては、別の投稿でご報告させていただきます。支援金の使途についてみなさんからご支援いただいた3,452,713円ですが、リターンの原価などを差し引くと約170万円を投資に回せる計算となっています。そして入金前ではございましたが、その資金の入金を見越しまして幾つかの設備を購入しましたので、こちらでご報告させていただきます。【購入したものその①】瓶の充填機幾つかの瓶の充填機を検討した結果、アメリカのメーカーのものを購入しました。2000ドルでした。円高が痛かったのと、20万円を超える輸入ということで通関が面倒でしたが、それでも比較的安くて高性能なものだと思います。ヘッダーの画像がその充てん機です。パドルブリューは缶でのビール販売を目指していて、その方針は今でも変わりません。クラウドファンディングのページでは缶にパッケージイメージを載せていていましたし、缶の充填機(170万円)も資金の使用例に載せておりました。しかし、購入を検討していた170万円の設備が現在10ヶ月待ちということが発覚。待つことも考えましたが、この機械、1回に1本しか充てんができないんです。500万円ほど資金が貯まれば、ラインで自動で充てんしてくれる機械が買えます。考えた結果、少なくとも冬の間は瓶のビールの製造と販売を精一杯頑張って、知識技術そして資金を貯め、次のステップとして缶を目指すこととしました。【購入したものその②】冷蔵庫皆様からのご支援のおかげで、本当に醸造にとって有益な、いい買い物ができました!アクアというメーカーの家庭用冷蔵庫を約12万円で購入しました。この冷蔵庫、何が素晴らしいかというと、右半分が冷蔵庫、左半分が冷凍庫という観音開きの形となっているところです。そしてなんと、冷蔵スペースにビール樽が2つ、立てたままで収まります。これによって何ができるかというと、ビールを充てんする際には、液温を0度近くまで下げないといけないのですが、それができる。そして、醸造所を訪れた人に樽のビールを味見していただくこともできるようになります。ホップは冷凍して保存するのですが、種類に分けて収納できるのでとても便利です。「この冷蔵庫はうちのためにデザインしてくれたのかな」と思うほど気に入っています。【購入したものその③】チェンソーhttps://youtube.com/shorts/Lv_giTsie74こちらはクラウドファンディングの告知の時点では候補に入れていませんでしたが、私たちにとってとても意味のある道具なので、みなさんにご報告させていただければと思います。代表の新居、かつてクラウドファンディングの応援メッセージもくれた巣山くんのところで林業に携わっていました。と言っても、一冬の間ですのでかじったくらいなのですが、自分たちの力で森が生き生きした姿に変わっていく満足感は、今までにやった仕事の中で最もやりがいのある仕事の一つでした。それが、パドルブリューとして「木こりのヴァイツエン」を醸造しようと思ったきっかけです。そしてその木は自分たちで調達したいと思って、チェンソー購入したのです。(これまではずっと借りたチェンソーで仕事していました)将来的には、ビールで儲かったお金で山を買って森林を整備したいと思っています。私たちは「良い水が良いビールを作る」と思っていますので、その水源を守るという意味があります。川遊びをルーツとする私たちですが、いろんなところで「昔の川はもっと水が多く、生き物にも溢れていた」と聞いてきました。変わった要因の一つは森にあると考えているということもあります。そのような活動も含めて見守って末長く応援していただけましたら幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。
いつもパドルブリューを応援いただき、ありがとうございます。私たちのクラウドファンディングは昨日、211人の方の計3,452,713円のご支援をいただき、達成率230%という結果で終えることが出来ました。多くの皆様のご支援、本当にありがとうございました。資金が集まったことで、美味しいクラフトビールを流通させる経営基盤ができたのはもちろんですが、211人というたくさんの人が応援して下さったことが本当に嬉しいです。私たちの目指す自然と人との関わりについて、同じ思いを持っている人がたくさんいてくださったのだなと感じました。一昨日まで2日間、阿波踊りの会場にてクラフトビールを試験販売してきました。どきどきしながらの出店でしたが、多くの人から「美味しい」という声をいただき、自信を得ることが出来ました。7、8月は、大きな機材での初めての醸造に四苦八苦したり、かなり前から依頼を受けていたクラフトビールの醸造をしたりして、とても忙しい日々でした。ですが、これからはみなさんにお送りするリターンのクラフトビールの生産に集中させていただきます。7月に作った私たちの本当に最初のクラフトビールは、みなさんにお送りするためにとってあります。どんなクラフトビールを作るのか、どんなふうに作っているのかなど、これからもこの活動報告のページでお伝えしていきたいと思います。今回は取り急ぎ、御礼まで。今後ともよろしくお願いいたします。パドルブリュー代表 新居拓也
いつもパドルブリューを応援いただき、ありがとうございます!みなさまのご支援のおかげで、昨日、ネクストゴールを達成することができました。心からの感謝と、ビールの製造の現状、お盆の間にいくつかパドルブリューのクラフトビールが飲める場所がありますので、そちらのご紹介をさせていただきます。初仕込のクラフトビールは熟成中。みなさんにお届けします。ちょうど1ヶ月前、7月8日に初めてのクラフトビールを仕込みました。種類はセゾン。材料はほとんど麦芽と酵母、砂糖とホップだけというシンプルなクラフトビールです。ネルソンソーヴィン、パシフィックサンライズといったニュージーランド産ホップをたくさん使いました。ニュージーランド産のホップは、同国産のワインと同じように、急速に評価を上げている「新世界」の立ち位置です。私、醸造長ニイは人生の3年弱をニュージーランドで過ごしたので、そんな第2の故郷への敬意を示しました。セゾンは熟成させるほど美味しくなると思っています。このクラフトビールは完成しているのですが、まだ世には出さず、皆さんへの返礼のために剣山で熟成させています。本当はもっとドライに仕上げたかったというのはありますが、それでもチャーミングな仕上がりになっていると思います。これからもっと腕を上げていきますので、パドルブリューのスタート地点をみなさんに味わっていただけたらと思います。阿波おどり期間中に臨時出店します。お世話になったawa新町川Breweryの多田さんから、「阿波踊りの時、うちでビールを売らない?」とお声がけいただいたので、8月13、14両日、新町川ボードウォーク沿いの同店テラスで販売させていただくことになりました。持っていくビールは、ノルウェーの農家で伝えられてきた酵母Kveikを使ったペールエールです。IPAと呼ぶべきかもしれません。このKveikという酵母、30度を超える高温で発酵するので、夏の暑い時期に醸造するのにぴったりなのです。私のビールづくりのテーマに「季節を捉える」ということがあります。その季節の気温をうまく利用することもその一環です。ですがこのKveik、発する香りにレモンのような独特なものがあり、合わせるホップによってはそこが気になってしまう。ここ数ヶ月、どのように仕上げるかかなり悩んで、試行錯誤を重ねてきました。その結果、生まれたのがこの1杯。柑橘系の香りがする一方で、土っぽさも感じさせるコロンバスというホップがマッチしました。また、こちらもいつもパドルブリューを気にかけてくださっている徳島酒商店さんに、上記セゾンの2回目に醸造したものを納入する予定です。できたばかりで若々しい味わいですが、スパイシーでジューシーな夏らしい味わいに仕上がっていると思います。こちら、詳細がわかりましたら、またお知らせさせていただきます。これからの醸造予定についてクラウドファンディングも終了まであと4日!ラストスパート、走れるところまで走りたいと思います。クラウドファンディングが終わると、いよいよ本格的にみなさんにお送りするクラフトビールの製作が始まります。できるだけ、いろいろな種類のビールを皆さんにお届けできるよう、醸造計画を練っています。今後ともパドルブリューをぜひ、よろしくお願いいたします。
いつもパドルブリューを応援いただきありがとうございます。皆様のたくさんのご支援に本当に感謝しております。この度、クラウドファンディングの最初の目標が予想以上に早く達成できたことを受け、さらに何かができないかと考えた結果、リターンにオリジナルボトルを追加することになりました。これは保冷機能がついていて、かつ炭酸ガスが抜けにくいボトルで、クラフトビールの業界ではグラウラーと呼ばれます。グラウラーについてボトルはREVOMAX製。現在、サンプルを仕入れて愛用していますが、今まで使ってきたボトルの中で一番使いやすい1本です。まず、開閉が簡単。3つのボタンを押すだけで蓋が取れ、レバーを引くだけで閉まります。保冷性能も最高レベルで炭酸も保持できます。サイズは16oz (473ml)にしました。バックパックのサイドポケットや車のドリンクホルダーなどにも収まるサイズなので、お水やお茶など入れて水分補給に使えます。このボトルにパドルブリューのマスコットキャラクターのタヌキを刻印します。そもそもなんでタヌキなの?パドルブリューは「クラフトビールを通して人と自然を近づける」という理念を掲げています。タヌキは野生動物ですが、「人に化ける」と言った昔話が各地に存在するように、人間に近い場所にいた存在です。このことから、「人と自然の中間の存在」というイメージでタヌキのマスコットが誕生しました。それに、醸造所がある徳島県は「阿波狸合戦」の昔話があるように、タヌキと関わりの深い地域です。スタジオジブリの「平成狸合戦ぽんぽこ」で、多摩のタヌキを助けるために招聘されたタヌキの1匹が、徳島の6代目金長だったことを、きっと皆さんもご存知でしょう。ちょいやっさ!「たぬきが好き。たぬがいい」という醸造長ニイの要望に対し、デザイナーのフジタは江戸時代後期の絵師・森一鳳の「熊図」にインスパイアされた丸みを帯びたマスコットにしてくれたのでした。剣山観光センターを「山とビールの基地」にしたい!このリターンには、剣山の登山口・見ノ越にある「剣山観光センター」でビールを1回充填してもらえるチケットがついてきます。剣山観光センターは、パドルブリューが運営する施設で、カフェのほか、剣山に関するインフォメーションボードを設置したり、お土産や登山グッズを販売したりしています。この場所を「クラフトビールで山を楽しむための基地」にしたいと考えています。現在、ビールサーバーを組み立て中です。グラウラーがあれば、お気に入りのビールに入れて登山したり、キャンプ地に持って行ったり、山の思い出とともに家に持って帰ったり、といった楽しみ方ができるようになるはずです。また現在こんなことも進行、検討中です。・剣山でしか飲めないオリジナルビール。(開発中。剣山の風土を詰め込んだものになる予定)・見ノ越に車中泊する人向けの夜間営業「車中泊ナイト」の企画。(絶対楽しい!)・ノンアルコールクラフトドリンクの開発、販売。(要望多し!)グラウラーは剣山観光センターでも販売する予定ですが、今回のカラー、サンドベージュはクラウドファンディングの専用カラーにする予定です。※チケットの使用は、当施設が「一般酒類小売業免許」を取得できてからご使用できます。10月の取得を目指して手続きを進めています。ご支援をぜひお願いいたします!剣山観光センターは、狭い道路を1時間以上運転した先にある施設ですので、このリターンは実際に剣山に登山される方に特におすすめです。予定がない方にもこの機会にぜひ剣山に訪れていただきたいです!皆さんのご支援をぜひ、よろしくお願いいたします。
いつもパドルブリューの応援をありがとうございます。みなさんのおかげで、カヌーが沈んでしまいそうなくらい、ご支援をいただいています。でも沈んでしまうことはないのでご安心ください!僕(ニイ)はエスキモーロールができます。リターンに入れさせていただいているTシャツには"Too much beer, my canoe is sinking. (訳:ビールを積み過ぎてカヌーが沈みそう。っていうか沈んでいる。)"と書かれています。2018年、私は北米のユーコン川を源流から海まで、合計3200kmを下るという挑戦をします。その時の様子が記録した動画があります。この旅はアメリカ人の友人が発起人で、番組を制作して収益をあげ、それを自然災害の現場で活動する人たちに寄付するという計画でした。番組の製作は立ち消えてしまったのですが、私は自分の素材を使って細々と編集をしていたのです。まだ動画は2本(それも編集途中)で、いずれ仕上げないとなと思っているところなのですが、最後にリンクを貼っておきますのでご興味がございましたらぜひご覧ください。計画には、アウトドア用品メーカーなど、様々なスポンサーがついていましたが、その一つが地元のビール会社、Yukon Brewingでした。代表の2人がカヌーでの旅の途中で、焚き火を囲みながら開業を考えついたというその醸造所。スポンサーシップの内容は「好きなだけビールを持って行っていいよ」でした。その結果、我々のカヌーは欲張りすぎたビールのせいで過積載となり、苦しいパドリングを余儀なくされます。もう一つ、「ビールを積み過ぎてカヌーが沈みそう」は先日お亡くなりになったカヌーイストの野田知佑さんへのオマージュです。野田さんの本には、荷物を減らすために頑張って酒を飲んだというエピソードが度々出てきます。パドルブリューのメンバーは全員、野田さんにお世話になり、影響を受けてきました。動画を見返したり、野田さんの本を読み返したりしていると、やはり、やり残したユーコン川の残り1600kmをやりとげなければならないという思いが強くなってきました。パドルブリューはいつか「醸造長がユーコンに行っているのでしばらく休業です」というお知らせが出てくるかもしれません。それ以外の期間で頑張って作りますので、どうかその期間だけは、暖かく目をつぶっていただけましたら幸いです。