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移住してゼロから始めた養蜂 農学博士が作る人間にも自然にも優しいハチミツ食べ比べ

千葉県の唯一の村、長生村に移住したご夫婦が作る純粋ハチミツです。動物栄養の専門家として家畜業界で働いていたご主人の経験を活かし、ミツバチの飼育方法やハチミツの販売方法に固定概念を持たずに本当に良いと思うやり方に挑戦しています。採れた時期、取れた場所の風味をそのままお届けします。

現在の支援総額

186,700円

37%

目標金額は500,000円

支援者数

31äşş

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/07/13に募集を開始し、 31人の支援により 186,700円の資金を集め、 2022/09/29に募集を終了しました

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移住してゼロから始めた養蜂 農学博士が作る人間にも自然にも優しいハチミツ食べ比べ

現在の支援総額

186,700円

37%達成

終了

目標金額500,000円

支援者数31人

このプロジェクトは、2022/07/13に募集を開始し、 31人の支援により 186,700円の資金を集め、 2022/09/29に募集を終了しました

千葉県の唯一の村、長生村に移住したご夫婦が作る純粋ハチミツです。動物栄養の専門家として家畜業界で働いていたご主人の経験を活かし、ミツバチの飼育方法やハチミツの販売方法に固定概念を持たずに本当に良いと思うやり方に挑戦しています。採れた時期、取れた場所の風味をそのままお届けします。

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珏4回 ハチミツご購入者配信レポートHANAPの橋澤です。少しずつ日が短くなり、すっかり秋ですね。長生村では綺麗な15夜のお月様が見えましたが、皆様はいかがでしたでしょうか。それでは、今回もHANAPのハチミツ生産の近況をレポートさせて頂きます。【ハチミツの生産レポート】-9月前半-9月に入って今のところ、どの蜂場も採蜜が出来るほどはハチミツがまだ溜まっていません。ハチミツが採れないからといって、ミツバチたちのお世話は手を抜けません。ミツバチたちが暮らしていけるだけのハチミツがちゃんとあるか、ダニが寄生していないか、女王バチはしっかり産卵をしているか、働きバチは十分な数がいるか、などを確認しながら、適切なお世話をしなければいけません。そして、この時期の一番の問題はスズメバチです!スズメバチにも色んな種類がいるのですが、養蜂で一番問題になるのはオオスズメバチという大型のスズメバチです。オオスズメバチの集団に襲われた巣箱の前には、数千匹ものミツバチの死体が山のようになり、最悪の場合、群は壊滅してしまいます。そうならないように、ミツバチを襲いに来たスズメバチを捕らえるトラップを巣箱に取り付けたり、あの手この手でスズメバチから防御するのですが、これさえやれば完璧に防げるという方法はなかなかありません。一番の防御方法は、虫取り網で蜂場に来たオオスズメバチを片っ端から捕まえることです。しかし、一日中巣箱を見張っているわけにも行きません。残念ながら、今年は7つの群がオオスズメバチの集団に襲われてしまいました。全滅は免れましたが、ミツバチの数が半減してしまい、群には深刻なダメージです。養蜂家にとっては厄介者のオオスズメバチですが、自然界でほぼ最強の肉食昆虫であるオオスズメバチがいなくなってしまっては、生態系に大きな影響が出ます。外来種であるセイヨウミツバチが日本では(一部の地域を除き)野生化できないのは、オオスズメバチのお陰でもあります。セイヨウミツバチが野生化できないお陰で、在来種であるニホンミツバチの住処が守られているとも言えます。オオスズメバチの襲撃シーズンが早く納まるのを望みながら、これも豊かな自然の一部で養蜂を出来ている証かなとも思います。トリモチ(ネズミ捕りの粘着シート)に捕まったたくさんのスズメバチ長生村では、名産品でもある「ながいきそば」の蕎麦の花が咲き始めました。「ながいきそば」は乾麺だけでなく、お菓子や焼酎にもなっています。私のオススメはながいきそば焼酎!クセがなくとても飲みやすい美味しい焼酎です。今年も美味しい蕎麦の実がたくさんできるように、そしてたくさん採蜜できるようにミツバチたちに頑張ってもらっています。長生村の蕎麦畑の様子蕎麦は可愛い小さな白い花がたくさん咲きます【ミツバチの生態④】以前ご紹介したようにミツバチたちは何万匹もの働きバチが様々な役割を分担しながら、協力し合って暮らしています。このような高度な社会を築くミツバチたちは、お互いにコミュニケーションをとって様々な情報を伝え合っています。もちろん、人間のように言葉を話したり、文字を書いたりはしません。しかし、ミツバチたちも本当に複雑な情報を、ミツバチたちの「声」で伝え合っています。その主な方法は、音と香り(フェロモン)です。実際に、巣箱を開けるとミツバチたちの様々な「声」を聴きます。警戒心の強い群では、巣箱の蓋を開けただけで、ブンブンと羽を鳴らしながらミツバチが出てきます。しかし、暖かく天気が良い日など、ミツバチの機嫌が良いと、巣箱を開けても静かに大人しくしています。他にもパイピングと言われる独特な羽音を聞くこともあります。パイピングの音は、働きバチと女王バチとで違います。特に産まれた(羽化した)ばかりの女王バチは頻繁にパイピングをして、自分の誕生を伝えます。この新女王バチの「声」を聴くのは、養蜂家としてとても嬉しい瞬間でもあります。女王バチが巣箱の中で元気にしているかは、常に働きバチたちにとって重要な情報です。女王バチが健在化は、女王バチが出すフェロモンを認識していると言われています。働きバチたちは、近くに他の巣箱があっても必ず自分の巣箱に帰ります。それは、正確に巣箱の場所を記憶していることもありますが、仲間の働きバチが出すフェロモンの香りを認識しているためです。実際に、巣箱の入り口には、お尻を高く上げて羽ばたくことで自分たちの香りを知らせている働きバチの姿をよく目にします。お尻を外に向けて羽ばたき匂いを飛ばしている働きバチ本当に様々な方法で情報を伝え合っていますが、中でも一番有名なミツバチのコミュニケーションと言えば、ハチの字ダンスだと思います。これは、カール・フォン・フリッシュ博士というオーストリアの動物行動学者が発見し、1973年にノーベル賞を受賞しました。カール・フォン・フリッシュ博士巣の中のダンス  ă€€ă€€ă€€ĺˇŁçŽąăŽĺ¤–ăŽĺ¤Şé™˝ă¨čœœćşăŽä˝ç˝Žé–˘äż‚  čœœăŒä¸€ćŻĺ–ă‚Œă‚‹č‰Żă„čœœćşă‚’čŚ‹ă¤ă‘ăŸĺƒăăƒăƒăŻă€ăăŽĺ ´ć‰€ă‚’ĺˇŁăŤĺ¸°ăŁăŚäť˛é–“ăŤć•™ăˆăžă™ă€‚ăƒŸăƒ„ăƒăƒăŽĺˇŁăŻĺž‚ç›´ăŤĺŠă‚Šä¸‹ăŒăŁăŸćżçŠśăŤăŞăŁăŚă„ăžă™ă€‚ă“ăŽĺˇŁăŽĺž‚ç›´ć–šĺ‘ăŤĺŻžă—ăŚaの角度で羽音を鳴らしお尻を振りながら進みます。一定の尻振りをした後、円を描きながら回り、またaの角度に尻振りして進み、今度は逆方向に円を描きながら回り、またaの角度に尻振りを繰り返します。これがハチの字ダンスというものです。aの方向は、太陽と蜜源の位置関係を意味し、太陽からaの角度の方角に蜜源があることを意味しています。さらに、尻振りの時間によって、蜜源までの距離を教えています。1.5秒だとニホンミツバチでは700m、セイヨウミツバチでは1,250mの距離を意味します。この時間が長くなるほど、蜜源の場所は遠くなります。ミツバチが持つ非常に正確な感覚があってこその情報伝達方法ですね。ミツバチは良く観察すると本当に様々な「声」で話し合っているのが分かります。私たちがまだ知らない彼女たちの「声」がいっぱいあるんだろうなって思います。次回レポートもお楽しみに!


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第3回 ハチミツご購入者配信レポートHANAPの橋澤です。お盆を過ぎて、養蜂作業も気持ちよく出来る涼しい日が増えてきました。最近は、虫の声もセミなどの夏の声からコオロギや鈴虫などの秋の声に変わって、秋が近くなってきたなと思います。秋は、養蜂家にとって最も大切な季節だと思っています。なぜなら、秋にミツバチを元気に増やせるかどうかで、冬越しが上手くいくか否かが決まります。冬越しが上手くいけば、来春を良い状態で迎えられて、春にたくさんのハチミツを採れるようになります。そのために、秋に増えてくる天敵のスズメバチから守ってあげたり、ミツバチに寄生するダニをしっかりコントロールしたりすることが必須になります。来年のために、今から手を抜かずにしっかりとミツバチのお世話をしていきます。もう一つ、ご報告があります。実は先日、初めてのTV取材を受けさせて頂きました。千葉テレビの「てくてく散歩」という15分番組に少し出演させて頂きます。放送は、9月2日22:00~22:15です。河邑ミクさんと森本サイダーさんという芸人さんに、少しだけ養蜂体験とHANAPのハチミツを試食して頂きました。千葉県外の方も、YouTube「チバテレ公式チャンネル」で約1か月間は見れるそうですので、良かったらご覧ください。それでは、今回もHANAPのハチミツ生産の近況をレポートさせて頂きます。また、ハチミツって体に良いと聞いたことがある人は多いと思いますが、学術的にどんな効果が知られているか、少しご紹介したいと思います。そして、ミツバチの生態は、女王バチの一生についてお話したいと思います。巣箱の上でミツバチを狙っているカマキリ【ハチミツの生産レポート】-8月-8月に入って大多喜町にある蜂場では、たくさんのハチミツが採れました。大多喜町の蜂場は、里山の中にあります。雑木林の中には、「カラスザンショウ」というミカン科の木が自生しています。海辺の長生村や一宮町ではあまり見かけないのですが、夏の花が少ない時期の貴重な蜜源になってくれる植物です。カラスザンショウのハチミツは、コクのあるとても濃厚な柑橘系の風味と山椒のピリピリする後味が特徴で、とっても美味しいハチミツです。カラスザンショウは、地域によっては「アオバラ」とも呼ばれ、アオバラハチミツとして売られていることもあります。この時期の大多喜町の蜜源は、カラスザンショウ以外には殆どないので、8月のOTAKI HONEYは、ほぼカラスザンショウのハチミツだと思います。風味がとてもしっかりしているので、カクテルなどに入れても面白いかなと思います。ぜひ、食べ比べセットにも入れてお楽しみ頂きたい逸品です。千葉県の外房という数十キロ圏内の環境でも、場所によってハチミツが採れる量も違いますし、風味も全く違うハチミツが採れます。だからこそ、ハチミツはその土地の自然環境をそのまま表す食材として、地域の特産品になりやすいと思います。蜜源の花の種類で販売されることが多いですが、その土地と季節のハチミツという楽しみ方がもっと増えると面白いなと思っています。カラスザンショウの木8月11日に採ったOTAKI HONEYもう一つ、8月に素敵な出会いがありました。長生村には、遊休農地を活用して、無農薬でひまわりを栽培し、ひまわり油を作っている方たちがいらっしゃいます。そんなひまわり畑の一角にも、私たちのミツバチの巣箱を置かせて頂くことになりました。ひまわりのハチミツがどれだけ採れるかはまだ分かりませんが、ひまわりの受粉のお手伝いは多少できると思います。こうやって地域の方との繋がりが自然と増えるのも、養蜂を始めて本当に良かったと思います。長生村のひまわり畑に飛ぶミツバチ長生村のひまわり油は、ふるさと納税の返礼品にもなっています。https://www.furusato-tax.jp/product/detail/12423/5333704【ハチミツの健康機能について】ハチミツは、お砂糖よりも体に良いと聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?実際に、民間療法として、風邪のひき始めには、ハチミツを舐めるとか、大根のハチミツ浸けを食べて乗り切るなど、今でも実践されている方も多いようです。民間療法としてだけでなく、厚生労働省の定める「日本薬局方」でもハチミツは医薬品として登録されています。東洋医学の世界でも、ハチミツは生薬の一つとして扱われてきました。日本だけでなく世界中でハチミツは、民間療法として、または、お医者さんに処方される薬として現在も利用されています。ハチミツの歴史は古く、スペインにある人類最古の洞窟壁画(約8,000年前)の一つにも、人がハチの巣からハチミツを採る様子が描かれています。古代文明では、ハチミツは神々の食べ物であったり、万能薬として登場したりすることもあります。『旧約聖書』では、兵士がハチミツを食べて疲労回復する話が出ており、中国の最古の薬学書である『神農本草経』では、痛み止め、解毒効果など多くの効用が書かれています。もちろん現代の医学において、ハチミツは万能薬ではありません。それでも、ハチミツには素晴らしい健康機能が、学術的にもたくさん臨床報告があります。その一例を少し、簡単にご紹介させて頂きます。創傷の治癒剤P・モラン博士(ニュージーランド)は、ハチミツが創傷治癒効果を有する天然の抗菌剤であることを示しています。その主なメカニズムは、ハチミツが体の液体と反応して過酸化水素を作り、細菌にとって不快な環境を作るためです。天然の咳止めWHOでもハチミツを効果的な咳止めとして活用することを推奨しています。特に、急性の小児喘息に80%以上の改善が認められています。腸内環境を整え便秘解消ハチミツに含まれるオリゴ糖が乳酸菌やビフィズス菌の成長を促進します。口腔ケアハチミツの抗菌力の高さは唾液と混ざることで効果が高まるという研究があります。二日酔いの軽減ハチミツ中の果糖は、肝臓のアルコール分解作用を促して血液中のアルコール濃度を下げます。また、ナイアシンは、二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドを分解する作用があります。睡眠障害の改善就寝前にハチミツを摂取することで、肝臓のグリコーゲン供給を補充し、脳が燃料の危機探索を誘発するのを防ぎます。また、脳内メラトニンの放出を促すため安眠効果が高まります。他にも多岐にわたる効果が報告されています。ハチミツで、不治の病が治るわけではありませんし、体の不調が何でも治るわけではありません。過大評価してはいけませんが、「美味しい良薬」として、もっと多くの方に、日常の体調管理に天然のハチミツを活用してもらえたら嬉しいです。【ミツバチの生態③】今回の主人公は、女王バチです。女王という言葉から、何万匹もの働きバチを従えて、生まれながらの権力者として君臨しているように思われているかもしれませんね。しかし、女王バチは、決して楽な暮らしをしているわけではない、といより、働きバチたちよりも過酷な一生を送っているのではないかと思います。女王バチは、生まれながらにして女王バチとなるのではなく、王台と呼ばれる特別な部屋に産み付けれられた卵が、ローヤルゼリーを大量に与えられることで、女王バチになります。女王バチが育つ王台5月~6月、ミツバチの繫殖シーズンには、一つの群にたくさんの王台が作られます。この王台から新たな女王バチが誕生してくる前に、この群にいる女王バチは、半分の働きバチと共に、新たな巣を作りに出かけていきます。これを「分蜂」といいます。つまり、母親は、住み慣れた家と財産の半分を娘のために残し、自分は新天地へと旅立ちます。人間の場合、子供が成長すると子供が家から出て独立していくことが多いと思いますが、ミツバチは反対ですね。働きバチの仕事もそうですが、ミツバチの場合、年長者がより危険やリスクを冒すことで、若い世代を守っていくようです。さて、新しく産まれた(羽化した)女王バチは、のんびりとはしていられません。ミツバチは、一つの群に女王バチは一匹だけという鉄の掟があるからです。王台がいくつもあるということは、自分の後にも他の女王バチが産まれてきます。そのため、産まれたばかりの女王バチの仕事は、他の王台を壊して回り、ライバルを産まれる前に殺していくことです。横から壊された王台しかし、産まれる前の王台を壊す前に、別の女王バチが産まれてきてしまうことがあります。その場合には、どちらかが死ぬまで戦うことになります。こうして、勝ち残った1匹だけがこの群を引き継ぐ新たな女王バチになることができるのです。産まれてから約1週間、こうして無事に群を引き継いだ女王バチは、性成熟を迎えます。産まれたばかりの女王バチは、まだ交尾をしていない処女の女王バチです。働きバチや次の女王バチとなる娘たちを産むためには、オスバチと交尾をしなければいけません。巣の中には、オスバチもいますが、同じ巣の中のオスバチとは交尾をしません。同じ母親の遺伝子を持つオスバチと近親交配を避けるためです。そのため、交尾飛行という、女王バチの人生で一度きりの大仕事に出かけます。産まれて初めて巣の外に出た処女の女王バチ。勇気を出して、空に飛び立ちます。外に出ても、オスバチと出会えなければ意味がありません。そのため、オスバチとの出会いの確立を上げるため、オスバチと女王バチは、一日の中で同じ時間帯に交尾に出かけていきます。交尾飛行に出かける時間は、遺伝子に刻まれていて、セイヨウミツバチの場合、午後2時頃にピークを迎えます。このように約束の時間に飛び立つと、上空にオスバチが何匹も集まって女王バチが来るのを待っています。そこに、近づいていくと、若い女王バチに気づいたオスバチたちは、我先に女王バチに交尾をしようと飛んできます。見事、競争に勝って女王バチに追いついたオスバチは女王バチと交尾をします。空中で交尾をする女王バチとオスバチ(画像出典:Irish Examiner)交尾を終えたオスバチは役目を終え、その場で死んでしまいます。こうして、十数匹のオスバチと交尾をして、一生分の精子をお腹に貯えた女王バチは、自分の巣に戻ります。もちろん、巣の外には肉食の昆虫やクモ、鳥など、捕食者がいっぱいいるので、全ての女王バチが無事に交尾を終えて巣に帰ってこれるわけではありません。だから、ミツバチのお世話をしていて、無事に交尾を終えて巣に帰り産卵を開始した女王バチを見ると、嬉しくなって、「心配してたよ!よく頑張ったね!」と、いつも声をかけてしまいます。交尾を終えて無事に帰ってきたばかりの女王バチ(お尻に交尾の跡がある)無事に巣に帰ってこれた女王バチは、その後、分蜂する以外は、自ら巣から出ることはありません。巣の中にこもって、卵を産み続けるのが役割になります。働きバチの寿命は短いので、群を維持し、発展させるためには、たくさんの働きバチを産み育てる必要があります。多い時期には、一日に2,000個もの卵を産みます。自分の体重以上の量の卵を一日に産むことになるのです。こうして、群が大きく成長し、巣が手狭になってくると、また王台を作り、娘のために巣を残して、自分は新天地に旅立ちます。こうした生活を、2~3年繰り返します。群にとって、とても重要で重労働な仕事を1匹だけで担っている女王バチ。だから、働きバチたちから大事にされていることは間違いありませんが、年を取るなど何らかの要因で産卵する能力が低いと働きバチに判断されると、巣から追い出され、新たな女王バチを作り出そうとすることもあります。巣から追い出された女王バチは、一人では生きていけないので、その一生を終えることになります。だから、ミツバチの世界は、女王バチの独裁政権では決してなく、民衆(働きバチ)の意見で全てが決まる民主主義政治なのです。次回は、高度な社会を築くミツバチがどうやってコミュニケーションを取っているのかを話したいと思います。


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第2回 ハチミツご購入者配信レポートHANAPの橋澤です。夏らしい暑い日が続いていますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか?長袖、長ズボンの養蜂着を着て屋外で作業する養蜂家の夏はホントに大変で、熱中症にならないようにこまめに水分補給をしながら、出来るだけ早朝の内に作業しています。今回もHANAPのハチミツ生産の近況をレポートさせて頂きます。「養蜂家って普段どんな仕事してるの?」っていう質問をたまに頂きます。今回は養蜂家としての私たちの仕事もご紹介したいと思います。そして、ミツバチの生態については、働きバチの仕事のことをご説明したいと思います。巣箱の上で休んでいるニホンアマガエル【ハチミツの生産レポート】-7月-7月に入って採蜜量は一気に減りました。ミツバチが夏バテして働いてくれなかったということではなく、蜜源植物の開花が減ったためです。少しだけ採蜜できた長生村では、アカメガシワやヒマワリの他、我が家の庭ではイワダレソウやミント、タイム、モナルダといったハーブが花を咲かせていました。イワダレソウの蜜を吸うミツバチ長生村で7月21日に採蜜したハチミツは、爽やかな酸味の後にコクのあるとても濃厚な風味で喉にピリピリした刺激が残ります。喉の調子が悪い時にはとっても効きそうな感じがします。まろやかで優しい風味だった同じ長生村で6月13日に採蜜したハチミツとは全く違い、力強い風味のハチミツになりました。長生村で採蜜したハチミツ(左が6月13日、右が7月21日)採蜜量は少なかったですが、ミツバチたちは元気に群を維持しています。次の流蜜期(花から蜜がたくさん出る時期)に備えて、体力を温存しているのでしょう。少しでもミツバチに快適に過ごしてもらうため、暑さ対策として、巣箱に葦簀(よしず)をかけたり、巣箱の窓を開けて換気し易くしたりしてあげています。しかし、ミツバチたちの暑さ対策はもっと効果的で、近くの水場から水を運んできて巣箱の周りに打ち水をして温度を下げるそうです!実際に暑い日には、ミツバチたちは水場にたくさん集まってきます。葦簀をかけた蜂場の様子【養蜂の仕事について】養蜂には様々なやり方があって、どんなスタイルの養蜂をするかによって仕事の仕方も大きく変わります。養蜂のスタイルは、大きく2つのタイプに分けられます。一つは、「転飼(転地)養蜂」といって、蜜源を求めて季節によって移動していく養蜂です。南北に長い日本の土地を活かして、桜前線が移動して行くように、目的の花の開花に合わせて巣箱を移動しながら、採蜜していきます。日本では、伝統的に多く行われてきた養蜂のスタイルで、現在も多くの養蜂家さんが巣箱を移動しながら目的の花のハチミツを取っています。「単花蜜」と言われる特定の花の名前がついたハチミツをたくさん採るために、合理的な方法です。しかし、たくさんの重たい巣箱をトラックに乗せて移動し、春から秋まで家族と離れて暮らすなど、とても大変な仕事です。もう一つは、「定飼(定地)養蜂」といって、一年中巣箱を移動せずに行う養蜂です。花に合わせて移動しないため、一群当たりの採蜜量は少なくなる可能性が高いと思います。また、採蜜の仕方や環境にもよりますが、採れるハチミツは、様々な種類の花の蜜からできた「百花蜜」となりやすいです。一般的に百花蜜は、単花蜜よりも価値が低く扱われるという欠点もあります。しかし、定飼養蜂だと、その土地ならではの複雑な味わいの百花蜜が楽しめると思います。HANAPでは、一年中巣箱を移動しない定飼養蜂を行っています。その理由は、その土地でできた自然のままの風味を楽しんでもらいたいという想いがあるからです。そして、巣箱を移動することは、移動する人間だけでなく、移動されるミツバチたちにとってもストレスのかかる大変な作業になります。野生のミツバチは、花の開花に合わせて巣を移動することはなく、一度気に入った場所に巣を作ったら、問題が起きない限り、その巣を維持します。そのため、定飼養蜂の方が、元々のミツバチの生活スタイルに近いと思っており、できるだけミツバチにストレスをかけないで飼育したいという私たちの考え方からも定飼養蜂をしています。転飼にしろ定飼にしろ、日々の作業内容としては、「内検」といって巣箱の中の状態を確認する作業を、大体週に1回全ての巣箱で行います。ハチミツがどれだけ溜まっているかだけでなく、女王バチが元気に産卵しているか、病気などの異常がないか、蜜や花粉は十分に蓄えられているか、ミツバチの数(密度)は十分か、産卵や貯蜜に必要なスペースが十分にあるかなどを確認し、必要な作業を行います。ミツバチの数や必要な作業内容により、1箱の内検に5分で終わるものもあれば、30分近くかかることもあります。冬の間は、暖かい日以外は内検をしません。その代わりに、来年の飼育計画を立てて巣箱や巣枠を準備します。また、1月には都道府県にミツバチ飼育届を提出します。内検作業の様子 ミツバチの健康状態を確認中ミツバチのお世話以外にも、蜂場の草刈りなどの環境整備も必要です。また、養蜂技術の向上のためにも、ミツバチやハチミツに関する勉強も欠かせません。私たちは採蜜からハチミツのビン詰め、ラベル作成、販売まで全て自分たちで行っているので、基本的に休みは殆どありません。でも、好きなことを仕事にしているから、毎日が楽しく、この仕事が出来て良かったと思います。養蜂の作業や技術について詳しく知りたい方は、素晴らしい専門書がたくさんありますので、ぜひそちらを一読頂ければと思います。養蜂に関するオススメの本の一例です。松本文男 著 「養蜂大全」(誠文堂新光社)千場英弘 著 「蜜量倍増 ミツバチの飼い方」(農文協)角田公次 著 「新特産シリーズ ミツバチ-飼育・生産の実際と蜜源植物-」(農文協)佐々木正巳 著 「養蜂の科学」(サイエンスハウス)また、一般社団法人日本養蜂協会のホームぺージからも養蜂に関するマニュアルや手引書がダウンロードできます。https://www.beekeeping.or.jp/technology【ミツバチの生態②】ミツバチと言えば、何と言っても主役は働きバチたちです。単純に数が多いからだけではなく、ミツバチの群が健康に維持できるのは、働きバチたちが元気に仕事をしているからこそです。働きバチの仕事と言えば、花々に飛び回って蜜を集めてくることってイメージがありますよね?でも、働きバチの仕事は、蜜集めだけではないんです。様々な仕事を分担して行っています。働きバチの中に、部長や係長などリーダーはいません。一匹一匹は、命令されるわけではなく、役割を果たしていきます。誰が何の仕事を分担するかどうやって決めるのか不思議だと思いませんか?実は、羽化してからの日齢によって、つまり成長にともなって役割が決まってきます。これを「日齢分業制」と呼びます。羽化~5日目:掃除係まず、羽化したばかりの働きバチは、掃除係をします。巣の中にゴミが溜まっていると、病気になって最悪の場合、全滅してしまうかもしれません。だから、ミツバチはとってもきれい好きです。働きバチの最初の仕事は、巣の中をきれいに保つことです。3~12日目:育児係このころの若い働きバチだけが、体の中でローヤルゼリーを作ることが出来ます。ローヤルゼリーは、女王バチと生まれて3日目までの全ての幼虫に与えられます。8~16日目:巣作り係、空調係この頃の働きバチは、お腹にあるロウ腺からミツロウを分泌します。このミツロウを使ってハニカム構造と呼ばれる六角形の穴(巣房)が並んだ巣を増設したり、壊れている場所があれば修復したりします。また、ミツバチの巣の中は、常に約35℃に保っています。この温度調節に失敗すると育児がうまく出来なくなってしまいます。温度が低い時には、働きバチが集まって筋肉を使って発熱します。温度が高い時には、羽ばたいて換気をします。さらに温度が高い時には、水を吸ってきて、打ち水のように水分を蒸発させて気化熱によって温度を下げます。12~18日目:食料貯蔵係外で花蜜を集めてきた働きバチから口移しで蜜を受け取り、巣の中に貯えます。足や体に付けて持ち帰った花粉も、巣の中に貯蔵します。16~24日目:門番係この頃になると、巣の出入口から外に出て、外敵がいないか見守ります。また、少しずつ飛ぶ練習も始めます。20日目以降:食料調達係人間でいえば中高年になって、初めて外勤バチとして巣の外で働き始めます。巣から半径2~4kmも飛んで、花の蜜や花粉を集めます。ミツバチの体重は約0.1g(1円玉の1/10)です。人間の体重(約60kg)の60万分の1ですから、人間の大きさに換算すると、約200万km(月までの約5倍の距離)もの距離を往復していることになります!これを1日に10回以上も繰り返し、しかも、帰り道は体重の半分近くの花蜜をお腹に入れて持ち帰ります。こうして1匹のミツバチが集めた花蜜から出来るハチミツの量は、約ティースプーン1杯程だと言われています。外で働き始めて約10日頃、働き疲れた働きバチは、ひとり巣箱から出て草むらの中でそっと寿命を迎えます。若い働きバチは巣の中で安全な仕事から始め、過酷で危険な仕事ほどベテランの働きバチが担当します。効率良く生き残るための生存戦略だと思いますが、詳しく知れば知るほど良くできたシステムだと感心させられます。巣門(出入口)にいる働きバチ巣箱の中を見なくても、巣門(巣の出入口)にいる働きバチを見ているだけでも、色んな役割があるのが分かります。食料調達に勢い良く飛び立って行く子、花粉を両脚につけて帰ってきた子、蜜を口移しで受け取っている子、換気のために巣の中に羽で風を送っている子、家族に巣の場所を教えるため外に向かって匂い(フェロモン)を飛ばしている子、異常がないかウロウロしている子など、ついつい作業中に手を止めて眺めてしまいます。次回は女王バチのドラマチックな一生についてお話したいと思います。


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こんにちはクラウドファーミングチームです。多くのご支援をいただき誠にありがとうございます。今回は、クラウドファーミングの収益の一部を寄付している団体についてご紹介します。【子供地球基金(Kids Earth Fund)について】子供地球基金とは、「Kids Helping Kids~子どもたちの絵で地球を塗り替えよう」をスローガンに掲げ、病気、戦争、災害などで心に傷を負った世界中の子どもたちへ画材と必要な物資を寄付する活動をしている団体です。物やお金だけでなく、ぬくもりや希望を届けたいという思いから、クロアチア、ベトナム、カンボジアなどに精神的なよりどころとなり夢を語れる場所として、キッズ・アース・ホームを設置する活動もしています。子どもたちが子どもたちを救う活動に共感し、クラウドファーミングの売上の一部を寄付させていただきます。旬の食材を楽しむことが世界中の子供たちの笑顔に繋がります。より詳しい情報については以下サイトをご覧ください。▷▷▷子供地球基金ホームーページ(https://www.kidsearthfund.jp/)


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第1回 ハチミツご購入者配信レポートはじめまして。HANAPの橋澤です。HANAPのハチミツのご購入、誠にありがとうございます!今回は初めてのレポートということで、自己紹介として社名やロゴの由来などを含めて私たちの養蜂について報告させていただきます。また、養蜂をするためにミツバチの生態について色々と勉強してきたのですが、それがとっても面白いんです。ぜひ、皆様にもミツバチのことを知って頂きたいので、ミツバチがどのように暮らしているか毎回少しずつ紹介していきたいと思っています!【HANAPの由来】HANAP(ハナップ)は“Honey and Nature's Ability Products” の略で、“ハチミツと自然が持つ能力を活かした製品”という意味です。蜂産品であるハチミツやミツロウは、昔から薬としても利用されてきました。古くから薬草として使われているハーブなどの植物には、様々な栄養素や天然の抗菌作用など身体に良い機能を多く持っています。そうした自然の恵みを生活に取り入れることで、楽しく健康的な暮らしのお手伝いをしたいと思っています。そして、人間にも動植物などの自然環境にも優しいサスティナブルなものづくりを心がけています。【ロゴのイラストについて】・身体にも良く、子どもたちにも安心して食べたり、使ったりできるものを作りたいという想い・今後、子どもから大人まで楽しく学べるイベントやワークショップを開催していきたいという想い・持続可能な社会への想いといったブランドへの想いや今後の展望などを踏まえ、「自然の中でミツバチやハーブを丁寧に育てている優しい女の子」のイメージをイラストレーターさんとお話しを重ねる中で、完成しました。これからも養蜂を通して、多くの方との繋がりを大切にしていきたいと思っています。【ハチミツの生産レポート】-3~4月-暖かくなってきて、ミツバチの産卵が盛んになり、一気に巣箱の中のハチの数が増えてきます。いよいよ今年も養蜂のシーズンのスタートです!昨年は、長生村の一か所だけで養蜂をしていましたが、とても良いご縁に恵まれ、大多喜町でハーブを育てている日髙農園さん、一宮町で無農薬の野菜を育てているミナモトファームさん、そして長生村内のグランピング施設であるBUB RESORTさんでもミツバチの巣箱を置かせて頂くことになりました。新たな土地でどんなハチミツが採れるのかとっても楽しみです!新たに設置した大多喜町の蜂場の様子-5月- 初めに今年初めての採蜜をしました。昨年は、アカシアの蜜が最も入る時期なんですが、長生村のハチミツは去年と味が全く異なり驚きました。アカシアはあまり入らず、菜の花や野ばら、キイチゴが多かったのかな?と思います。樹木は毎年同じように蜜を出すわけではなく、中には数年に一度だけ蜜を出す木も結構あるようです。大多喜はヤマザクラとクローバーが多い印象でした。一宮町のミナモトファームさんの畑では、ズッキーニがたくさん花をたくさん咲かせていました。ほぼ同じ日に長生村、一宮町、大多喜町で採蜜しましたが、蜂場によって味が全然違って面白いです!でも、どこの蜂場のハチミツも春らしく、クセがなくて食べやすく華やかな風味で、どなたにも好まれやすいと思います。昨年は、5月に最も採蜜量が多くほぼ毎週採蜜できていました。今年も気合い入れて毎週採蜜する気持ちでいたのですが、ゴールデンウイーク以降は雨が多かったせいか全く採蜜できず、自然相手の仕事は思った通りに行かないなと痛感しました。野ばらの花とミツバチ-6月- 梅雨入りしたと思ったら天気も良く、たくさんのハチミツが採れました。蜜源植物は、正確には分からないんですが、カナメモチ、ネズミモチ、ヤブニッケイ、スイカズラ、イワダレソウなどが多く花を咲かせ、ミツバチが集まっていました。昨年の長生村の蜂場では、この頃に蕎麦の花の蜜が多く入りました。しかし蜂場近くの蕎麦畑は、昨年より早く5月の中旬から咲き始めていましたが、蕎麦畑の花にもミツバチの訪花は昨年ほど確認できず、採れたハチミツも昨年ほど蕎麦の蜜は入っていませんでした。(蕎麦の蜜は色と風味が特徴的なので、入るとすぐに分かります)まだ養蜂を始めて2年目の私たちは、ハチミツを採ることと同時に、ミツバチの群を増やすことも大事な仕事です。5~6月は、ミツバチにとっての繫殖シーズンで、たくさんの新しい女王バチを作ります。それを上手く管理しながら、新しい群として育てて行きます。今年の初めに20群(20個の巣箱)でスタートしましたが、ほぼ倍の42群に増やしました。養蜂家としてはまだまだ小規模です。巣箱の数が増えると管理はそれだけ大変になりますが、ミツバチが元気に暮らせるように、一つずつしっかりと丁寧に管理するように心がけています。開花したカナメモチの木【ミツバチの生態①】ご存知の方も多いと思いますが、ミツバチは巣を作って群で暮らしています。みなさんは、ミツバチの巣を見たことありますか?一つの巣には、季節などによっても違いますが大体2~4万匹のミツバチが助け合いながら暮らしています。一つの巣箱に暮らしているミツバチは、全員家族です。外に飛んでいるミツバチは、近くに別の巣箱があっても自分の家族がいる巣箱に必ず間違えずに帰ります。よく見ると、巣箱の中には3つのタイプのミツバチがいるのが分かります。一つ目は、女王バチ。女王バチは一つの巣に一匹だけしかいません。そして、巣にいる全てのハチのお母さんです。基本的に巣から出ることはなく、卵を沢山産むのが仕事です。毎日たくさんの卵を産むため、他のハチよりもお腹が大きいのが特徴です。寿命はだいたい3-4年と言われています。二つ目は、働きバチです。巣にいるハチの殆どは働きバチです。お互いに協力して色んな仕事をしているとっても働き者のハチさんです。ハチミツを沢山集める春から秋は、特に忙しく家族のために一生懸命に働き、寿命は1か月程しかありません。蜜集めをしない冬の間でも、寿命は数か月です。そして三つ目は、オスバチです。ミツバチの繫殖シーズンである春には、沢山のオスバチが生まれます。働きバチよりもズングリした体形で目が大きく意外と可愛い顔をしています。毒針を持っていないので刺されることはありません。オスバチは、巣の中で仕事をすることはありません。唯一の役割は、他の巣から生まれた若い女王バチと交尾をすること。交尾を終えたオスバチはその場で役割を終え、天国へ行きます。繁殖シーズンを終えると残っているオスバチは、巣から追い出されてしまいます。追い出されたオスバチは、自分でエサを採れないので、生き永らえることはありません。働きバチは、オスかメスか、もしくはどちらでもないか、ご存知ですか?働きバチは、全員メスです。実は、卵の時には、女王バチになるか、働きバチになるか、決まっていません。つまり、女王バチと働きバチは同じ遺伝子を持っているんです。それなのに、体のつくりや大きさも、生活の仕方も、寿命も全く違います。なぜ女王バチは女王バチになるかというと、食べ物が違います。働きバチは、幼虫の時に主に「ハチミツ」と「花粉」をお姉さんの働きバチに貰って育ちます。しかし、女王バチになる卵は、「王台」と呼ばれる大きな部屋に産み付けられ、「ローヤルゼリー」と呼ばれる栄養たっぷりの栄養食を大量に貰って育ちます。それによって、羽化した時には立派な女王バチになります。その後も、女王バチは一生ローヤルゼリーだけを食べて生きていきます。女王バチが育つ王台ミツバチの場合、無精卵はオスになり、受精卵はメス、つまり働きバチか女王バチになります。なんと女王バチは、この受精卵と無精卵を産み分けることが出来るので、働きバチとオスバチを産み分けることが出来ます次回は、働きバチの仕事について、お話させてもらいます!