「続きが気になる~!」「読んでるよ~!」とご報告をいただいてるこの連載ですが、今日はいよいよ【ねんねトレーニング】の回。
(ねんねトレーニングって、赤ちゃんと泣かせるものだとか
泣かせたまま放っておくイメージを持たれている方が、まだまだ少なくないと感じています。
でも、もうスリープコンサルタント界隈では、「科学的根拠に基づいた介入」であることは、もう聞き飽きて耳にたこができているし、いい飽きて口に口内炎ができるほど。笑
ネントレとはなんぞや、という話はまた別の機会に。プロジェクトページにも少し記載があるので、ご覧になってくださいね。
Aくんのお話に戻りますね。)
ネントレ開始前の約1週間、Aくんのご両親とご相談しながら、取り組んでいただいたこと。
①寝室の環境について
・ホワイトノイズを適正使用。それまで音量が小さすぎて効果がなかった?
・暗さを確認。起床時間まではしっかり暗く保っていただきました。
・ベビーベッドの中の寝具を見直し!安全第一の環境ができました。
②1日のスケジュールについて
・起床時間は一定に。夜泣きがあったときも、お寝坊していると体内時計が整いません。
・夜の睡眠時間を10~12時間確保できるように、就寝時刻を調整。
・朝・夕方・夜を「光」でお子さんに教えていく工夫。
・お昼寝は寝たらなんでもいいから、眠そうにしたら寝かしつけ、の基本ルールで。
・昼寝と授乳のリズムの作り方はワンポイントアドバイスをしました。
③ねんねルーティーンについて
・お風呂からねんねまでのルーティーンの流れを確認しました。
・ルーティーン中の声のかけ方・触れ合い方もアドバイス♩
①~③をしたら、ネントレ開始日までにけっこう1日のリズムがつき、
就寝後からすぐの時間帯に、まとまって眠れるように・・・!
夜半過ぎからはやっぱり何度か起きてしまうので、やっぱりネントレやりたいよね!ということでいざネントレ決行!!!
ネントレっていくつかのメソッドがあります。
・「ひとりでねんね」…おやすみ、でお布団にお子さんを置いたら、すぐお部屋を出る方法。すぐに眠れなければ、あらかじめ決めた時間に入室して声掛けをして、お部屋の外で寝付くのを待ちます。
・「離れてねんね」…おやすみ、でお布団にお子さんを置いたら、見守る位置をどんどん離していく方法。
・「見守りねんね」…おやすみ、でお布団にお子さんを置いたら、そばにいるけど抱っこはしないで、トントンなどでねかしつけたり、トントンもしないようにして寝付くまで待つ方法。
どのメソッドを選択されるかは、寝室の環境や、ご両親のお考えをしっかり確認しながら、それぞれのメソッドで、どういう経過をたどりやすいか(泣いちゃう時間・期間・定着までの日数のおおよその予測)を説明したうえで、決定していきます。
それぞれのケースで、向き/不向きのメソッドがあると思います。
Aくんのご両親は、「ひとりでねんね」メソッドをご選択!
ベビーベッドであれば、そばを離れても安心安全なのです。
ひとりでねんねのルールを共有していきます。
①就寝時
・ルーティーンからベッドに置いて、退室までの流れ
・すぐに眠れなかったとき、お部屋に入るタイムスケジュール
・お部屋に入った時、どうやって声をかけて、どうやってまた退室してくるか
・表情やしぐさなど細やかなアドバイスも。
②夜間
・授乳時間(Aくんは6ヶ月なので、1回の授乳を残します)
・授乳するときとしないときの対応
やはりここでも、「ネントレ」は単一ではありません。
細やかな部分にはなりますが、ご家庭に応じた「ぴったりの方法」を一緒に考えて、しっかりイメージを共有していきます。
コンサルティングは、手順の説明だけではありません。
せっかく取り組んでいただくのだから、しっかりと成功に導きます。
いかに不安なく、やりきれるか。
一貫性を持った対応ができるか。
そのためには、不安なお気持ちはなるべくすべて聞いて、共感したり、勇気づけたり、より細やかなアドバイスをしながら、1つ1つ解消していきます。
睡眠コンサルタントは、ママのメンタルコーチの側面も併せ持っています。
次回!Aくんのネントレ結果はいかに!?♡