３１日夕方の静岡朝日テレビ「とっびきり静岡」で弊社の水害とクラウドファンディングが紹介されました。https://look.satv.co.jp/_ct/17581413この↑リンクで「見逃し配信」をしています。宜しければ、ぜひご覧ください。僕が撮影した真夜中の水害当時の映像も収録されていますが、今振り返っても異様な光景です。取材して頂いた静岡朝日テレビの方々、そして皆さまのご支援、ご声援、本当に感謝しています。番組の中でも申しましたが、少しづつこのご恩をお返しできればと思っています。このクラウドファンディングは、１１月３０日まで継続しています。シェア、拡散のほど、引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。

今日は富士山山麓で、アルピニスト・野口健さんと静岡県内企業との合同で清掃活動が行われました。その後午後３時半から野口さんは、静岡駅の近くでトークイベント。今回の清掃では、なんと３トンものごみを回収してきたとのことでした。その疲れを見せず、野口さんはいつものマシンガントーク。最後に私も壇上にあげて頂き、清水の水害と当クラウドファンディングについて、野口さんと対談をさせて頂きました。野口さんは、水害直後にアップした私のＳＮＳの動画を見てくれていて、今回のクラウドファンディングの立ち上げの際にもすぐに協力してくれました。野口さんのお声がけから、ご寄付をして頂いた方も少なくなくありません。本当に感謝しています。壇上で、クラウドファンディングのこと以外は、いつもの私と野口さんとの会話を反映したような、とりとめのない流れに。ＭＣの方に「もうそろそろ……」と言われるまで、話し続けました。本当の最後に、野口さんは、「大石は山でもっと辛い目にあっているから、こういう災害の後も明るいんですよ」というようなことを言ってくれましたが、確かに、まあ、まあ、災害前も含めて今年は凄まじい年だったような気がします。そのあたりのこともトーク終了後に話したいところでしたが、野口さんはフットワーク軽く、次の会合に出かけていきました。その後ろ姿を見て、自分が楽観的な人間になったのは、山のおかげだけでなく、この嵐のような野口さんをずっと見続け、時にその風圧をもろに受けてきたからなのではないか、とも思いました。

リターン（お返し）のpatagoniaの手ぬぐい１００枚が完売。本当にありがとうございました。異例かもしれませんが、同じ商品を新たに５０枚追加させて頂きました。patagoniaは、環境に配慮した製品を作るアウトドア・ブランドだとご存じの方は多いと思います。しかしこの「パタゴニア」という名前が、地名だということを知っていましたか？それは南アメリカ大陸の南緯40度付近の地域。「地の果て」と称されることもある遥か彼方の世界です。patagoniaのロゴマークは、その地域に聳えるフィッツ・ロイ山群をモチーフにしています。いつか、その山群の一つに登ることができれば。私はそう夢見ています。今回のリターンは、そのpatagoniaが作った「富士山と海」がデザインされた手ぬぐい。今は富士山と海に挟まれたこの地で再建に尽力をつくし、いつか将来、パタゴニアを目指したい。そんな想いを込めてリターンにさせて頂いております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

台風１５号で水に浸かってしまった車は、すべて近くの車修理工場に引き上げて頂きました。トラックは大手のガス屋さんからお借りしていましたが、作業用兼営業車が１台足りていませんでした。そんなとき異業種交流会の仲間で、車屋さん「エスワンコミュニケーション」の望月昭久さんから「車はお困りではないですか？」とメールがありました。新車を購入できる目途もないので返事を濁していると、そうではなかったようです。「一台でも車があれば助かるっていう事なら、スズキの軽バンを半年間無償でお使い頂けたらと思いますが、いかがでしょうか？」と追伸がきたのです。非常に助かるお話でしたが、エスワンさんは１００台以上の水害車両を引き上げたそうで、弊社に代車を貸す余裕はないはずです。遠慮するべきところですが、やはり軽バンはほしいところ。「やはり、お貸してして頂ければ……」と電話を入れてからエスワンさんに行ってみると、目立つ場所にその車は置かれていました。なんと「新車」です。昭久さんは、淡々とこう言いました。「大石さんのことをスズキのブロック長に話したら、一台手配してくれたんですよ」その時点で感動していましたが、車の後方の側面を見て、言葉を失いました。そこには、Oishi Fuel　大石燃料Disaster recovery がんばろう！　Support from S1 Communicationsと美しい文字が入っていたのです。あまりの嬉しさに、どうリアクションをとって良いかわかりませんでした。「なかなか良いでしょ」などと、昭久さんは言いますが、「良い」なんてものではありません。すさまじいエネルギーを頂きました。「がんばろう！」というこの文字を背負って走り、本当に頑張っていきたいと思いました。早速、その車に乗って会社に帰りました。その時唐突に、１年以上前に昭久さんが異業種交流会で言った言葉が思い出されました。「No attack No chance」もともとはレーサーの佐藤琢磨さんが言った言葉ですが、昭久さんはその言葉が好きだと言っていました。レーサーにとっての「アタック」は、昭久さんにとっては「サービス」なのかもしれません。今回は、「がんばろう！」という文字の入った、捻りのきいたサービス。僕は今、復興で忙しい日々を送っていますが、落ち着いたら、仲間や周りの人々に役にたつことを与え続けていきたいと思いました。そうすれば、チャンスはきっと自然と巡ってくる気がします。

みなさまの温かい応援のおかげで、クラウドファンディング公開から９日間で、４００万円を超えることができました。多大なるご支援、心温まる応援メッセージ、たくさんの拡散投稿、本当に、本当に、ありがとうございます！洪水が発生したのは、ちょうど１か月前の９月２３日。この写真の時計をみると、午前３時ごろ、水位が急上昇していたようです。（この時は、時間を気にとめる余裕もありませんでした）翌日は午前８時ぐらいから水が引きはじめ、同時に大量の泥の掃除がはじまりました。そこから１か月間……。本当にあっという間でした。今も、復旧作業と同時にお客様対応が立て込み、週末もなく作業が続いていますが、皆様から頂いたご支援を、行動し続けることでお返ししていければと考えております。以前の投稿の繰り返しになってしまいますが、久しぶりにメッセージを頂いた方々と再び繋がりが持てたこと、身近な方々とはより繋がりを濃くできたこと、そしてその繋がりを通じて、新たな繋がりを持てたことが、金額の数字以上に嬉しく感じています。本当に感謝しています。このクラウドファンディングの終了は、１１月３０日です。それまで、もうしばらくの間、SNSでのシェアや拡散にも協力いただければ幸いです。どうぞ宜しくお願い申し上げます。